第1話

文字数 1,394文字

〇エースキラー
別名 異次元超人  身長 40m  体重 4万3000t  出身地 ゴルゴダ星
〇登場エピソード ウルトラマンエース第14話「銀河に散った5つの星」(初回放映日 1972年7月7日)


〇第13話「死刑!ウルトラ5兄弟」に続く、前後編の後編に登場したエースキラー。

〇異次元人ヤプールの策略により、ゴルゴダ星に集められたウルトラ5兄弟。
襲い掛かる冷凍光線の中で、ゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック(当時はまだジャックという正式名称がなく、劇中ではウルトラマン二世と呼ばれていた)からエネルギーを受け取ったエースだけが、辛くもゴルゴダ星を脱出。
地球に表れた超獣バラバを倒すべく舞い戻ったエースだったが、人質に取られた4兄弟の姿に本来の力を発揮できずに敗れてしまった。

〇ゴルゴダ星にて捕らえられたウルトラ4兄弟が、十字架上に磔にされるという、視覚的にも精神的にも非常にショッキングなシーンが。

〇打倒エースに燃えるヤプールは、異次元超人エースキラーを生み出し4兄弟のエネルギーを奪い取らせると、エースと同等の性能を持つエースロボットを相手にさせる。
4兄弟それぞれの必殺技や武器を次々に繰り出したエースキラーは、一方的にエースロボットを粉砕。

〇地球上では放射能の雨に守られたバラバの脅威が、ゴルゴダ星には捕らえられたウルトラ4兄弟とエースキラーが待ち構え、息つく暇もない緊迫感の連続の中、北斗星司と南夕子(ウルトラマンエース)の苦闘と葛藤が続いていく。

〇超獣攻撃隊TAC内では、ゴルゴダ星の4兄弟救出を諦めない北斗と南と、「超高速ミサイルNo.7」を使用してのゴルゴダ星の爆発を指示する高倉司令官との激しい衝突。
北斗を目の敵にして無謀な命令を下し続ける高倉司令官の暴走、完成したミサイルを牽引したロケットの搭乗員に北斗を指名。
ロケットの打ち上げ間近、普段は厳しい山中隊員が自ら北斗に搭乗員の変更を申し出るシーンが胸を打つ。
ロケットの切り離し装置が故障してもなお、北斗にそのままゴルゴダ星への突撃を指示する高倉司令官に対して、竜隊長は北斗に地球への帰還を指示、山中隊員を筆頭にしたTACの隊員たちも一歩も引かずに断固対立する。
それまでのエピソードでは、北斗が孤立したり叱責されることが多く、チームワークが今一つ欠けている印象のTACの隊員たちだったが、無謀で無能な高倉司令官という共通の敵を前にして一つになり、北斗に対する絆がはっきりと描かれたエピソードでもあった。

〇余談ではあるが、筆者は幼少時、贈り物でもらったちょっと高級なクッキーが入っていた大きな長方形の缶を両親から譲り受け、ウルトラ4兄弟のソフビをセロテープで缶の浦底面に固定し、エースキラーのソフビに向き合うように缶を立てかけ、劇中の十字架に磔にされたシーンを再現してみたことがあった。
だがセロテープでぐるぐる巻きにしすぎたため、ソフビにテープのべたべたがかなり残り、これがまたなかなか取れず、すごく怒られた思い出がある。

 今回紹介したエピソードのイラストは、ILLUST DAYSの方でもご覧いただけます。
10年近くかけて趣味で描き続けましたウルトラシリーズのイラストも多数投稿しておりますゆえ、ILLUST DAYSのトップページにて、「本田舟太狼」と検索して、ご覧になっていただけますと幸いです。
 
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