第1話 おおさか なおみ

文字数 1,357文字

おおさか なおみは、アメリカじんのおとうさんと にほんじんのおかあさんのもとに、にほんでうまれました。
おとうさんは、フランスのテニスたいかいで じょしダブルスにゆうしょうした ビーナス・セリーナのウィリアムズしまいのかつやくに かんどうしました。
おとうさんは、テニスのコーチではなかったのですが、おねえさんのまりに テニスをおしえるようになりました。
そして、いもうとのなおみも さんさいでテニスをはじめました。
いつもなかよく いっしょうけんめい れんしゅうしました。
なおみは、おねえさんにれんしゅうでまけても、あきらめることはありませんでした。
「あなたがなにかをやろうとするときは、ぜったいそのためのやりかたをみつけだす。」と、おねえさんはいいました。
おとうさんとおかあさんは、ふたりをおうえんしました。

なおみがよんさいのとき、かぞくはアメリカにひっこしをしました。
そこでも、テニスをつづけました。
ぜんべいオープンがおこなわれるナショナル・テニス・センターなどで、まいにちろくじかんちかくれんしゅうしました。

にせんななねんはちがつ、しまいはぜんべいこうきょうこうえん テニスきょうかいせんしゅけんにて、じゅうよんさいいか じょしダブルスでゆうしょうしました。
「いったことは、かならずやる。」
なおみは、ますますテニスをするようになりました。
「セリーナ・ウィリアムズのようなせんしゅになりたい。」
なおみにとって、セリーナはもくひょうでだいすきなせんしゅでした。

そして、なおみはじゅうよんさいでプロのテニスせんしゅになりました。
プロのせかいはきびしく、プレーがうまくいかないときは、かなしくてなきそうになることがありました。
しかし、サーシャ・バインがコーチになり、サーブやスマッシュなどテニスのちからがつよくなるばかりではなく、しあいちゅうドキドキするきもちにもまけない こころのつよいせんしゅになりました。

にせんじゅうはちねん、なおみがはたちのとき、ぜんべいオープンで、あこがれていたセリーナ・ウィリアムズと けっしょうでたたかうことになりました。
ゆめのようでした。そして、ちからいっぱいがんばり、かつことができました。
なおみにとって、グランドスラムはつゆうしょうとなり、しあいのあとスピーチでよろこびをかくすことができませんでした。
おおぜいのひとびとのはくしゅが、かいじょういっぱいにひろがりました。
またよくとし、ぜんごうオープンでゆうしょうし、せかいランキングいちいになりました。

しかしそのあと、しあいにかてないことにくるしみました。
でも、おとうさんがコーチにつき、うまれこきょうのおおさかでゆうしょうすることができました。

にせんにじゅうねん、しんがたコロナウィルスかんせんしょうのため、れんしゅうがじゅうぶんにできなかったり、しあいのちゅうしや しあいがかんきゃくなしでおこなわれたり、せかいのようすがかわりました。

にせんにじゅういちねん、にねんぶりになおみは、にかいめのぜんごうオープンゆうしょうをきめました。
そこには、どうどうとゆうしょうのスピーチをする せいちょうしたなおみのすがたがありました。
なおみは、こどものころからのゆめをかなえたいまも あたらしいもくひょうにむけて、あきらめずにがんばっています。

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