第1話

文字数 7,758文字

 もう、何日学校に行っていないのだろうか。
床には服が脱ぎ捨てられ、ゴミが散乱する8畳間の部屋。部屋の窓のシャッターは降ろされていて、押しつけがましい太陽の光は一切入ってこない。
本棚には、昔読んだ本が並べられている。児童文学から、文芸、哲学書まで。読む本は大概図書館で調達していたため、本棚に並べられている本は、わずかではある。
高校にあがって勉強の難易度があがり、生徒会に入り、さらに吹奏楽部にも入ったため、本を読む余裕もなくなり、新しい本が本棚に追加されることはなくなった。
鏡台の鏡に映る自分を見ると、髪はぼさぼさ、肌は荒れている。昼夜は逆転し、曜日感覚はない。
学校に行っても、行かなくても、未来なんてない。

時計を見ると、13時半を過ぎたところ。起きたばかりだが、眠ったような眠っていないような曖昧な感覚。でも、夢を見たのは覚えているから、たぶん少しは眠れたのだろう。
睡眠薬も飲んでいる。けれど、飲む量を増やしたところで睡眠の質は上がらない。

***

「すごいな、谷崎。今回も100点だ」
そう言いながら、物理兼担任の先生が私にテスト用紙を手渡す。私は少し照れながら、
「先生の教え方が上手いんです」
と言って、会釈をしながら受けとる。
「上手いこというなあ」
先生はまんざらでもないようで、にこやかに微笑む。
「おっ。成瀬も100点か。いつものことだよな」
先生は喜びを隠さない。私の次に待機していた成瀬も、テスト用紙を受けとる。
先生はテスト用紙を配り終わると、教壇に立ち、生徒に向かって言う。
「今回の最高得点は、谷崎と成瀬の100点だ。他のやつらも頑張れよ」
途端に、生徒の間からブーイングが起こる。
「みんなが100点取れるように難易度下げてくれよ」
先生は笑い、私は微笑む。私には、輝かしい未来が約束されてる。そんな気がしてたのに。

「今日は良い知らせと悪い知らせがある」
ホームルームの時間。いつになく、担任の先生が真面目な面持ちで、教壇に立つ。
「今月末で成瀬はこの高校を卒業することになった」
生徒たちがどよめき、生徒たちの視線が成瀬に集中する。
「成瀬、どうしたんですか?」
1番前に座っている男子生徒が尋ねる。
「成瀬はな、アメリカの大学の博士課程に通うことになった」
先生は続ける。
「成瀬は、勉学の興味が高じて、大学の教授とやりとりしていたらしい。それで教授に気に入られて、研究室に来ないかと誘われたのだと」
教室は静まり返る。
「先生、悪い知らせはなんですか?」
さっきの男子生徒が沈黙を破る。
「私たちが、成瀬とお別れしなければならないことだよ」
先生は微笑む。
「成瀬すげーな」
男子生徒が思わずつぶやくと、生徒たちから拍手喝采が起こる。
「おめでとう!」
生徒たちは口々にお祝いの言葉を述べる。私もそれに乗っかるが、内心穏やかではなかった。成瀬と同じ場所に立っていると思っていたのに、実は成瀬は遥か上にいたのだと悟り、テストで満点をとる程度で奢っていた自分が恥ずかしくなったのだ。

 その日家へ帰るや否や、私は自分の部屋のPCを起動し、論文を検索して読んでみることにした。物理学の教科書にでてきた単語を英語で検索し、ヒットしたものを片っ端から読んでみる計画だ。
「難しすぎる」
検索結果ページトップにでてきた論文をクリックし目を通すが、私はめげそうになる。が、ひょっとしてと1案を思いつき、別のキーワードを検索する。
『論文 読み方』
またもやトップにでてきた記事をクリックして、読む。
「なるほど。abstract(論旨)とconclusion(結論)から読めばいいのか」
論文の読み方の記事は、論文を書くというアウトプットをすることを前提としているが、私は研究をしたいわけではない。とりあえず、授業ででてきた中で一番好きだった分野に絞ることにする。
「別に好きな分野とかないし」
物理学で嬉しかったのは、課題を褒められたり、テストの点数で満点をとったりしたこと。勉強が楽しいとかつまらないとか、考えたこともない。生徒としての義務をこなしているだけ。
「私は何をやりたいんだろうか」
理系が得意だったので、漠然と医者か研究者の道を考えていた。父親は文系サラリーマン、母親は専業主婦である。誰に何をどう相談すればいいのかも分からずに、私は途方に暮れる。
「とりあえず論文読めば、いいのかな」

 気分転換に、お菓子と飲み物でも買って食べようと、学校のカバンから財布を取り出し、歩いて10分ほどのコンビニへ向かうことにする。
「お母さん、コンビニ行ってくる」
階段をトントントンと降りていき、階段すぐそばの玄関から出るときに、リビングルームにいるであろう母親に声をかける。
外に出ると、心地よい風が吹きつける。残暑の合間の、冷たい風が程よく熱せられた風。ここのところ涼しかったので長袖ででてきたが、さっさと歩くと、長袖ではちょっと汗ばむ陽気だ。

「いらっしゃいませ」
コンビニに入ると、やけくそで絞りだされたような声に迎い入れられ、思わず声の主の店員に目をやる。すると、店長らしき人がでてきて、その店員に向かって厳しい顔つきで話しはじめる。
大変そうだなあと店員に同情するが、私の父親も大変そうである。たまにスマホにかかってくる仕事の電話に父親が受け答えしているが、ペコペコとお辞儀をしながら無理矢理声を張って話しているのを見ると、ああはなりたくない、と思うのであった。医者や研究者だったら、あのようにならずに済むのであろうか。
私は陳列棚からコンソメ味のポテトチップスとコーラを手にとると、レジに並ぶ。
先ほど店長に咎められていた店員が、ちんたらとレジ対応をしている。コンビニのため行列とまではいかないが、1人、また1人と列に並ぶ人が増えていく。店員はそれでも平然としていて、焦る様子もない。そこへ店長がでてきて、もう1つのレジをあける。次から次へと店長が会計をさばいていく。
きっとこの店員は近いうちにいなくなるな、となんとなくそんなことを思った。今はどこも少子化で人手不足だという話だが、仕事が遅かったり、態度の悪い人を雇い入れておく余裕はコンビニにはないだろう。単純作業ほど低賃金なのに、職場環境やノルマ、求められる仕事のクオリティはかえって厳しい。
つまらない単調な仕事、ノルマがきつい仕事は、誰もやりたがらないから高賃金でもよいと思うのだが、スキルを持っていない人材が世に溢れかえっているため、そういう人たちが、嫌々ながらこういった仕事に集まる。結果、低賃金かつ、つまらなくてきついだけの仕事がなくならない。
コンビニのバイトはしたことがないので、つまらないかは知らないが、ただきついことはSNSで読んで知っている。仕事の内容はレジ打ち、商品の補充、棚卸、発注などなど、それらも立派なスキルではあると思うが、コンビニのバイトで身についたスキルは、世にスキルと認知されていないのである。
コンビニバイト含む様々なバイトをこなせば、世の仕組みも見えてくる。その知見を使えば、会社や政府の運営等する際、バイトもせず東大をでただけの人材よりよっぽど役に立つ仕事ができると思うのだが、既得権益を握っている人間がそれをさせないのが大きな問題である。
もちろん、コンビニバイトで身につけたスキルを組織運営に生かせるかどうかは人によるが、そういったスキルを問答無用で軽視しているのが現在である。失われた10年が20年、30年と続きそうな今の日本で、起爆剤となるのは、そういった数多の現場を経験した人材をトップへ招へいすることではないだろうか。
トップに必要なのは想像力である。部下からあがってくる報告を見聞きしただけで、現場の状況を正確に把握し、具体的で適切な指示をだす。そういったことができないトップは、さして優秀でもない現場リーダーに現場の状況を聞き、現場リーダーの提案をそのまま受け入れる。トップというか、ただの御用聞きである。御用聞きすらできないトップは問題外であるが。
想像力を養うには、様々な現場経験が必要である。どういう人が現場にいて、どういう状況の時に、どういう報告があがるものなのかという真理を掴みとれば、報告書だけで現場や現場の課題をイメージできるようになる。しかし、これだけ教育動画が動画サイトで隆盛していても、真理は教えてもらえない。自分で現場を経験し、掴みとるしかないものである。
何にせよ、私はこんなブラックな環境では働きたくない。安い賃金で、スキル扱いされない作業を与えられ、ノルマを積まれ、監視され、ちょっとした手違いやささいな態度の悪さで叱責されるのは勘弁である。そんな世界は私には無縁だとずっと思ってきた。
でも、やりたいこともできることもないのであるから、この先どうなるかは分からない。

「谷崎。一体どうしたんだ?」
物理兼担任の先生が、私に答案用紙を手渡しながらいう。点数は、62点である。
「すみません」
なんと言葉を返してよいか分からず、謝罪の言葉をのべる。
「最近勉強に集中できてるのか? 家族とは上手くやれてるか?」
「はい」
私は曖昧に返事をすると、それ以上突っ込まれないように、即座に自席に戻る。

「好きな人でもできたの?」
父親不在の夕食中、母親がテレビを見ながら尋ねてくる。父親は残業で忙しく、帰ってくるのは0時を過ぎることもしばしばである。
「は?」
突然の母親の意味不明な問いかけに、困惑する。
「成績下がってるじゃない? 先生からも連絡があって心配してる様子だった」
「それと好きな人になんの関係が」
「そうじゃないならいいの。ひょっとしたらと思ったんだけど、違ったみたいね」
それ以上母親は何も言わず、バラエティを見て笑いながら食事を続ける。
好きな人と言われて、なんとなく成瀬を思い浮かべる。そんなんじゃないし、ライバルだし、と思うが。
タイミング的に、そう邪推されても仕方ないのかもしれない。成績が落ちだしたのは、成瀬がアメリカへ発った後の最初の試験からである。それに、ライバルかも怪しく、成瀬から見たら私はただの雑魚なのかもしれない。

***

 顔を洗って準備された朝ごはんを済ませると、動画サイトのおすすめ欄を眺める。学校に行かない毎日は、ここから始まる。
この動画サイトは無法地帯で有名で、つまらない質の低い動画も多く、違法アップロードも散見されるが、そのカオスさに安心感を覚えるためよく見ている。大手の、綺麗に舗装された動画も見るが、時間を潰すのは、主に無法地帯のほうである。
『はじめましてメンヘラです!』
そんなタイトルの動画がおすすめのトップにあがっていて、2万回弱の再生数を記録している。チャンネル登録者数は4000人くらいだ。動画のサムネイルではかわいらしい顔立ちの女の子が舌をだしている。釣られてクリックする。
10分ほどの尺の動画で、飲んでいる薬と、なぜ薬を飲むようになったのかの経緯が語られている。主に母親からの言葉による虐待が原因であろうとのことである。「生まなきゃよかった」「ブス」「あばずれ」そんな言葉が日常的に投げかけられ、勉強しようとすれば「お前は馬鹿だから勉強しても無駄」などといわれる。それでもある程度の点数をとってこようものなら、答案用紙が破られる。
彼女は、1度リストカットをして病院に運ばれ、そこで鬱と診断された。しかし、母親が付き添いできていたため、本当のことは言えず、学校がストレスなのでしょうと片付けられてしまった。大元の原因がとりのぞかれないまま、薬で病状は抑えられても、完治はせず、薬の量は増え続ける。
私も、彼女のように鬱なのかは分からない。死にたいとは思っていなくもないが、リストカットをしたいかと問われれば、怖さのほうが勝つ。そういった常識的な判断ができる時点で、鬱とは違うか、仮に鬱だとしても軽度なんだと思う。やる気はないが、ただ、希望がないだけな気もする。精神科にいって診断してもらうべきなのかもしれない。けれど、仮に鬱と診断されたとして、精神科医にできるのは症状を緩和するためだけの薬の投与であり、結局自ら希望を見出さなければ、根本的な治療にはならないのではないかと考える。
鬱病患者に最も効くのは安定収入であるとはよく言ったものである。もちろん、薬を投与して症状を抑えながら安定収入を確保することに成功すれば、鬱の根本治療になるケースもあるだろう。ただ、ストレスフルな現代社会で、安定収入の維持もストレスであるから、結局騙し騙しやるしかないのかもしれない。

 次にいくサイトは小説投稿サイトだ。お金もかからず小説が読めるので重宝している。といってもライトノベルが大半であり、文芸ものもないことはないが、なかなかこれといったクオリティのものは見当たらないのが正直なところではある。
『勇者様は変態だけど一途で頼もしい』
流行りを通り越し、すでに定番となっているラノベの長文タイトルをクリックして、1話目を眺める。テンプレな勇者のキャラ設定、テンプレな勇者の言動。勇者とその恋人の会話からは、書いている人が楽しんでいるのはよく伝わってくるが、そっ閉じする。
「ちょっとこの小説はいまいちかな」
別のサイトにいき、『文芸』と検索する。このサイトでは雑多な文章が投稿されていて、ビジネス系の文章が大半だが、文芸小説を投稿している人もちらほらいる。
『愛の果て』
タイトルから想像した通り、耽美主義的な、不倫ものである。1話目では不倫前、ヒロインとその旦那との暮らしぶりが綴られている。高収入・高学歴・ハンサム、と何の落ち度もない旦那の描写で、これで不倫されるなら気の毒すぎると、むしろ旦那のほうに感情移入してしまうのだった。愛には、収入や学歴や美醜は関係ないという趣旨なら、不倫にしなくてもいいと思うが、分かりやすくするためにテンプレを使う都合だったり、設定の需要と供給の問題もあるのだと思われる。
文章は、なかなかの手練れという印象で、ストーリーラインはテンプレながらも読ませる。最後まで読むことにする。

 数時間ほどして『愛の果て』を読み終わると、SNSのページを開き、感想を書きこむ。1投稿140文字の制限があるため、最初に、小説のタイトルとリンク、『感想書きます。ネタばれありです!』とのコメントを投稿する。その後、文章を切り詰め、極力1投稿1趣旨になるように調整しつつ、最初の投稿へのリプライで感想をぶらさげていく。
『まず、タイトルから想像した通りのストーリーと文体で、嘘も釣りもなくてよかったです』
『典型的な不倫ものストーリーですが、読ませる文章のため、とても面白かったです』
『最初の、ヒロインと不倫相手の出会いはインパクトがありよかったですが、なぜヒロインが最終的に彼を選択したのか、微妙に分かりませんでした』
『どちらも魅力的だけど、両方は選べないから、無理矢理選んだ感もしなくはないですが、おそらく話の流れ的に無理矢理選んだのではないのだと思います。選んだ理屈はないが、なんとなくを含めた理由はあるのかもしれません。あと、これは完全に個人的な趣向ですが、どちらかといえば、無理矢理選んだってことで話を進め、その顛末を読みたかったなと思いました』
時計を見ると、18時を回っている。そろそろ夕飯である。
私は椅子から立ちあがり、背伸びをする。このまま引きこもり続けることに不安はある。でも、こうやって時間を使うほうがずっと満たされるし、楽しいし、充実してる気がするのだ。最初は逃げから不登校をはじめたわけだが、引きこもりは引きこもりで楽しめる。

 いつもの父親不在の夕食。
「いつまで不登校続けるの? いじめられてたわけじゃないんでしょ? 先生からも連絡あるし、そろそろ行ったら? もう落ちるとこまで落ちたわけだし、今更顔見せるの恥ずかしいとかないでしょ」
母親が言う。
「うん」
私は言葉を濁す。
「一体どうしたの? 前はあれだけ頑張ってたのにもったいない。まだ大学受験まで時間あるし、今からなら挽回も可能でしょ」
勉強する意味が分からなくなったといってもたぶん、専業主婦の母親には理解できないであろう。トップ・オブ・トップを目指していたのに、同年代で自分より遥かに高みにいる人がいると知ったら、張りつめていたものが破裂してしまった。上には上がいるのである。ナンバーワン以外は、少なくとも自分には無意味にしか思えなかった。いや、それより、順位でしか価値を測れないくらいに、勉強に興味がないことに気づいてしまった。本当に物理が好きなら、上がいたとしても、ここまでショックは受けないものだと思う。結局、やりたいことでも、適性があることでもないことを義務だけで一生懸命やってきたのが敗因なのだ。

 夕食が終わって自分の部屋へ戻ると、SNSの感想投稿にコメントがついている。独り言のためのアカウントなので、いいねもたまに1つ2つつくくらい、コメントはつかないのが普通である。何事かとコメントをクリックして開封する。
『『愛の果て』の作者です。感想ありがとうございました。ポジティブなコメント、とても励みになります。率直な提言も、大変ためになりました。プロフィールを見ましたが、的確な分析、とても高校生とは思えなかったです。今後も小説書いていくので、もしよろしかったら次も読んでいただけると嬉しいです。差し出がましい提案ですが、将来、評論家や編集者になると、成功できるかもしれませんね!』

***

「おう! 谷崎、丁度良かった。ちょっとこっちに来てくれ」
日誌を届けようと、職員室に入ったところだった。大声で自分を呼ぶ声の主を見ると、私が2年生の時の物理兼担任の先生がいる。不登校かまして多大な心配をかけた先生である。
元担任の先生がいる方に向かうと、側に私服の男性が立っているのが見える。卒業生かな?と思いながら近づく。
「久しぶり、谷崎」
「へ? 成瀬? なんでここにいんの?」
「夏休みで日本に戻ってきたんでちょっと挨拶に」
「そうなんだ。研究は順調?」
「順調というか毎日がとても楽しい」
成瀬は顔をほころばせる。笑顔がまぶしい。
「谷崎は文系クラスに鞍替えしたんだって? なんで?」
成瀬が不思議そうに問う。
「うん、ちょっとだけ、将来目指すところが見えてきたんだよね。間接的に成瀬のおかげかな。成瀬がいなかったら、たぶん何も疑わずに理系にいってたと思う」
成瀬はそれ以上突っ込んではこなかったが、表情から察するに、腑に落ちたようだった。
「そういえば、SNSのアカウント作ったんだけど、フォロワー少ないから寂しいんだよね。アカウント持ってるなら教えてくれない? 俺の投稿は物理のことばかりだけど」
成瀬は少し恥ずかしそうに切り出す。
「いいよ。私も小説の感想くらいしか投稿しないのでおあいこかな」
「先生はアカウント持ってますか?」
私は、せっかくだから先生のアカウントも教えてもらおうと尋ねる。
「先生のアカウントは秘密だ」
成瀬と私がブーイングの声をあげると、先生は笑う。
「じゃあ、これからもよろしくね、成瀬。また」
成瀬はああ、とだけ返事する。私は日誌を今の担任の先生に渡すために、その場を離れた。
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