第2話  イエスの誕生

文字数 740文字

目を覚ますと、そこは広い草原だった。
「目を覚ましたか。」知らない人の声が聞こえ、慌てて起きる。「大丈夫か?草原で倒れていたからびっくりしたぞ。」優しそうな白髪の老人だった。白髪の老人の近くには、沢山の羊が寝ていた。「私たち羊飼いは、夜どうし羊の番をしているんだ。大切な家族だから、肉食獣に食べられると大変だからね」おじさんはそう言うと私に布団をかけた。「もう夜は遅い。ゆっくり休みなさい」私は布団の中に入るとすぐに眠りについた。
すると、当たりが突然明るくなった。目を覚ますと、目の前に光り輝く天使が現れた。
「恐れるな。私は民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日タビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは布にくるまって飼い葉桶に寝かされている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなた方への印である。」
すると天使の大軍が神を賛美して言った。
「いと高きことに栄光。神にあれ、地には平和を、御心に適う人であれ」
天使たちはしばらく賛美をすると帰って行った。
すると、おじさんは「ベツレヘムに行こう、主が知らせてくださった私たちの救い主に会いに行こう!」
おじさんは急いでベツレヘムに向かうと、そこは住民登録の為の人で溢れていたが、とある馬小屋の上に光り輝く星があった。「そこに救い主様が居る!」急いで迎うと、馬小屋の飼い葉桶の中に寝かされている赤ちゃんがいた。おじさんはイエス様のお父さんとお母さん、ヨセフとマリアさんに「天使から、この馬小屋に救い主がお生まれになったと聞いて駆けつけました。」と言うと、2人は一瞬驚いた顔をしたが、お母さんのマリアさんは何か分かったような顔だった。
おじさんは外に出ると神を賛美して草原に戻って行った。
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