第1話 窓外の枯葉
文字数 1,055文字
○昭和三十年霜月、高田馬場
(まだ、終わらないのかしら)
千夜子は、夫の達夫に乳房を揉みしだれながら漫然と窓の外から見える枯葉を見ていた。
二階の窓からは、神田川も寒々と流れているのが見える。
「なっ、いいだろう」
夫は、千夜子の了承を得るまでも無く、ブラをむしりとると問答無用で乳首を口に含んだ。
以前は、濡れた。しかし、今は何も感じない。それは、経済の為、米櫃の為、自問自答してもしかとした答えは見つからない。
ただ、身体をこうして夫にまかせることが唯一の夫婦の絆だとぼんやり認識しているから、今日も昼間からこうして夫にいいようにさせているだけ。
.....
ー小一時間前
「うーむ。君はなかなか才能があるね。スジがいいよ。今度小説も書いてみたら、女流の歌人が小説の道に進むのもありだと思うんだ」
千夜子が通う短歌の会「高田の歌人会」を主宰する原田は当世のインテリT大学の文学部を出ており、高等女子師範出の弟子千夜子を特に可愛がった。
「いやですわ先生って、そんなにお褒めになっては...」
千夜子が女の本能でシナをつくると原田はグイッと千夜子の手をとって引き寄せ千夜子の目を見つめた。
「今度キミの原稿を新宿のG社に推薦しよう。あそこの編集者には私の同窓生がいてね」と言うが、千夜子の胸を揉みしだくと唇を吸った。
原田は、千夜子の乳房をひとしきり揉みしだくと秘所に手を伸ばし愛撫した。千夜子は、激しく濡れた。
......
現実に戻るとやはり千夜子は、高田馬場の四畳半でストーブもない薄寒い中で達夫に抱かれている。
これが現実なのだ。厳しい人生の。
「ねえ、私デビュー出来そうなのよ。原田先生の推薦でね。あなたは、どうなの?」
達夫は熱心に千夜子の乳房を吸っていたが、ふいに動きを止めると荒々しく千夜子のスカートの中に手を突っ込みパンティを剥ぎ取った。
「俺は、駄目だ。俺の書いた脚本は誰も見てくれない」
達夫は、パンティのクロッチ部分が汚れているのを確認するとスカートが捲れ上がって秘所が露わになった千夜子の茂みを怒ったように凝視した。
「教員の職まで捨てて入った物書きの路だったが、今の俺にあるのは、お前との絆だけさ」
達夫が、怒り狂った男根を千夜子の秘裂に捩じ込んだ。
千夜子は濡れていなかったので、膣に痛みしか感じなかった。
(早く終わってくれないかしら)
子宮の奥で、達夫の乾いたピストン振動を感じながら千夜子は窓の外をぼんやり眺めていた。
街路樹の葉が、霜月の雨を受けて虚しく散っていた。
(まだ、終わらないのかしら)
千夜子は、夫の達夫に乳房を揉みしだれながら漫然と窓の外から見える枯葉を見ていた。
二階の窓からは、神田川も寒々と流れているのが見える。
「なっ、いいだろう」
夫は、千夜子の了承を得るまでも無く、ブラをむしりとると問答無用で乳首を口に含んだ。
以前は、濡れた。しかし、今は何も感じない。それは、経済の為、米櫃の為、自問自答してもしかとした答えは見つからない。
ただ、身体をこうして夫にまかせることが唯一の夫婦の絆だとぼんやり認識しているから、今日も昼間からこうして夫にいいようにさせているだけ。
.....
ー小一時間前
「うーむ。君はなかなか才能があるね。スジがいいよ。今度小説も書いてみたら、女流の歌人が小説の道に進むのもありだと思うんだ」
千夜子が通う短歌の会「高田の歌人会」を主宰する原田は当世のインテリT大学の文学部を出ており、高等女子師範出の弟子千夜子を特に可愛がった。
「いやですわ先生って、そんなにお褒めになっては...」
千夜子が女の本能でシナをつくると原田はグイッと千夜子の手をとって引き寄せ千夜子の目を見つめた。
「今度キミの原稿を新宿のG社に推薦しよう。あそこの編集者には私の同窓生がいてね」と言うが、千夜子の胸を揉みしだくと唇を吸った。
原田は、千夜子の乳房をひとしきり揉みしだくと秘所に手を伸ばし愛撫した。千夜子は、激しく濡れた。
......
現実に戻るとやはり千夜子は、高田馬場の四畳半でストーブもない薄寒い中で達夫に抱かれている。
これが現実なのだ。厳しい人生の。
「ねえ、私デビュー出来そうなのよ。原田先生の推薦でね。あなたは、どうなの?」
達夫は熱心に千夜子の乳房を吸っていたが、ふいに動きを止めると荒々しく千夜子のスカートの中に手を突っ込みパンティを剥ぎ取った。
「俺は、駄目だ。俺の書いた脚本は誰も見てくれない」
達夫は、パンティのクロッチ部分が汚れているのを確認するとスカートが捲れ上がって秘所が露わになった千夜子の茂みを怒ったように凝視した。
「教員の職まで捨てて入った物書きの路だったが、今の俺にあるのは、お前との絆だけさ」
達夫が、怒り狂った男根を千夜子の秘裂に捩じ込んだ。
千夜子は濡れていなかったので、膣に痛みしか感じなかった。
(早く終わってくれないかしら)
子宮の奥で、達夫の乾いたピストン振動を感じながら千夜子は窓の外をぼんやり眺めていた。
街路樹の葉が、霜月の雨を受けて虚しく散っていた。