第１話

　不倫への正義…1


　最近では芸能人の不倫が多く取り上げられていますね。
　皆さんぱっと思いつく方が誰かしらはいらっしゃるのではないでしょうか。

　今回はそんな不倫にまつわるお話をしたいと思います。









　妻
　 最近、夫の帰りが遅いのを不信に思い調査をした。結果が今日届いた。恐る恐る見たが、もちろん結果は真っ黒。
　会社の部下と関係を持ったようだ。私はすぐさま弁護士を立てて離婚をする決心もつかず悩んでいた。 夫の事は不倫が分かった今でも愛している。それにまだ2歳と4歳の幼い子供もいる。父親がいなくなったら子供たちは悲しむだろう。そんな事ばかり考えている。

　どうしたらいいのか分からない。思い悩んでいると大学時代からの親友であるユカから連絡が来た。
　「やっほー！約束通り今から息子連れて家に遊びにいくねー！」
　そうだった。調査結果が出る以前そんな約束をしていた。ユカに相談してみよう。1人で抱えきれない。
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　「え！？旦那さんが！？」
　息子を抱えながらユカは驚いたように言う。
　「うん…。そうなの。でも、どうしたらいいのか分からなくて…子供たちが可哀想だし…。それに私に至らない所があったのかも…。」
　するとユカは勢いよくこう言った。
　「だめだよ！裏切られたんだよ！？ねぇ再構築しても旦那さんの事信じていけるの！？あんたは絶対悪くないよ！旦那さんが悪いの！」
　「そう…なのかな…。」
　「そうだよ！絶対だれが聞いてもそういうよ！ちょっとまってて！」
　そう言ってユカはスマホを取り出し一心不乱に何かをしていた。

　「ユカ…？なにしてるの？」
　「皆にきいてるの！あんたが悪くないってことを証明するために！」
　「え…？」