第1話

文字数 731文字

根も葉もあって、身も蓋もない話をしよう。

田舎人ほど現実を見ているものはない。


こんな小話がある。

まず男がいう

「頭の中身なんてどうでもいい。とにかく若くてピチピチで、言うことを聞いてくれる女性なら誰でもいい」

女は言わない。でも、こう思う。女は腹で語るもの。

「頭の中身なんてどうでもいい。とにかく若くてピチピチで、言うことを聞いてくれる男性なら誰でもいい」

どっちが勝つか?
男が強引に迫る。女が嫌なら出来ない。そこで工夫する。
女が求めているものはなんだ? 流行り物を熱心に勉強する。
女に尋ねても仕方がない。女は腹で語るものだから。

歌でもフォークでもなんでもいい。髪の色でもいいし、ファッションから、生き方。
大偽善が流行る。誠実で真面目な人がいい。
そしたら誠実で真面目な人を演じる。

いつの時代も一緒です。
私の風刺したり皮肉ってるものがその辛さであり、実際に現実の要求に応えない以上社会人として認められることは難しい。

中島みゆきや長渕剛。

ああ言った品がなく、都会人が嫌う現実の辛さを歌うものは、常に社会の中でカウンターとして力を持つものです。

ユーモアや知的な要素を嫌う以前に分からない。それが田舎人ですから、私がいる場所は、幼い頃から見つけることが出来なかった。辛い、しんどい。私の作品はその要素が増していく。そこへ行ってやっと田舎人が、認め始める。

どこに妥協点を見つけるべきか? とりあえず、最下層からいうことを聞き続けるしかない。

蓄積もなければお勉強もしない。辛さだけが認められるようでは困りものです。
ネットがあればお勉強が出来るし、本があれば学習出来る。
学習したってお勉強したって、根にあるものは同じ。田舎っぺえかどうかとは本当は地域の問題じゃないと思うのですけどね。
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