第1話

文字数 1,003文字

 またあのこのゆめをみました。きょうこちゃん。

 ぼくはおかあさんのしごとのつごうでまちのようちえんにかよっています。そこにきょうこちゃんもかよっててはじめてあったときからすきです。

 だけどきょうこちゃんはおかねもちっぽいみうらくんといつもいっしょにいてたのしそうだからはなしかけられません。

 ぼくはなかよしのはじめくんといつもいっしょにいます。しょうがっこうになったらどうせべつべつになってしまうけどぼくはきょうこちゃんをみるとどきどきしてへんなきもちになります。

 いつもきょうこちゃんをみてるからたまにきょうこちゃんがこっちみたときにめがあってそのとききょうこちゃんはふんわりとわらってるみたいにみえます。

 まるでぼくときょうこちゃんいがいのせかいがしろいもやのなかみたいになってじかんがとまったみたいになります。ぼくははなれたきょうこちゃんとふたりだけのせかいのなかでたちつくすだけでそれからがやがやとおとがもどってきてまたせかいがうごきだすともうきょうこちゃんはあっちをむいてます。

 ぼくにはなしかけてくるのはいちばんちっちゃいりえちゃんとまっくろなあきこちゃんです。はじめくんふくめたよにんでぐるーぷみたいになることもあります。せのたかいのぐちくんもときどきあそびます。あきこちゃんはきゅうしょくのじかんにぱんとぎゅうにゅうをいっしょにたべるんだよといってくちをひらいてみせてくるのであんまりすきになれません。そのせいでいろぐろなおんなとぱんとぎゅうにゅうがきらいになってしまいました。

 おおむねたのしいようちえんせいかつですがうんどうかいでくろいごみぶくろかぶってふぉーくだんすをおどったときはきょうこちゃんにはみうらくんがぼくにはあきこちゃんがずっとてをつないでました。

 おんがくかいでくろいたいつをはいてくろねこのたんごをうたったときははずかしくてきょうこちゃんをふとみるとくろいふくからうかんだみたいなしろいかおをまっかにしていっしょうけんめいうたってたのでぼくもおおきなこえでうたいました。うたがおわらなければいいとおもいました。

 まちはずれのうちへかえるときょうこちゃんとははなればなれでさみしいからぼくはよるきょうこちゃんのゆめをみました。ゆうべはけっこんするゆめをみました。でもそれはあくまでゆめでげんじつにはらなないとおもいます。

 だからぼくはいつまでもきょうこちゃんがすきです。
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