第1話 停滞
文字数 843文字
魔物を殺し、経験値を奪い、レベルを上げる。
上げたレベルは当人の価値を底上げする。
レベルをあげたら次に職業クラスを変える。
職業を変えると世界が変わる。
人は魔法を使い、自然を操り超常の肉体を手にいれる。
そしてまたレベルを上げる。
俺もまたその中の一人。
組合 に加入し、一党 に加入し職業も変えた。
戦闘特化の戦士から戦闘と斥候の能力を持つ万能型の冒険者に変えて更に幅広く戦った。
そして冒険者になって5年の月日が流れた。
俺は停滞していた。
そもそも戦士の上限であるLv30までも平均よりも長くかかり、更にその先の冒険者の平均が3年程であることも考えると限界ということを考えてしまう。
冒険者Lv36。
5段階で評価するなら3といったところでまさに中堅。
ここから先は才能のある人たちは簡単に乗り越えていき、才能のない人はこの壁を乗り越えれずに足踏みをする。
まさに俺のように。
冒険者の上限はLv50。残りLv14。
元々冒険者はレベルを上げにくい。
上げる機会は多くとも、特化しきれないので一度に多くの経験値を得ることができない。
もっと前なら職業を変えることもできたが、どうしようと悩んでいる内に今更引き返せないところまで来てしまった。
そしてこのレベルになるとかなり安定した生活を送ることができ、わざわざこの生活を捨てるのかというのも足踏みをさせる。
そして今日もそんな事を悶々と考えながら程々の依頼を受ける。
今組んでいるパーティーの中の何人が上にいき、何人が躓くだろうか。
同じクランで最初に組んだパーティーの人は一人として同じパーティーにいない。
これが俺の冒険の終わりか。
冒険には危険が付き物で多くがこの中堅の壁にたどり着く前に力尽きる。
だからここまでこれたのでも幸運と呼べる。
しかし......。
なんだか思ってたのと違ったな。
そう考えてしまうのである。
上げたレベルは当人の価値を底上げする。
レベルをあげたら次に職業クラスを変える。
職業を変えると世界が変わる。
人は魔法を使い、自然を操り超常の肉体を手にいれる。
そしてまたレベルを上げる。
俺もまたその中の一人。
戦闘特化の戦士から戦闘と斥候の能力を持つ万能型の冒険者に変えて更に幅広く戦った。
そして冒険者になって5年の月日が流れた。
俺は停滞していた。
そもそも戦士の上限であるLv30までも平均よりも長くかかり、更にその先の冒険者の平均が3年程であることも考えると限界ということを考えてしまう。
冒険者Lv36。
5段階で評価するなら3といったところでまさに中堅。
ここから先は才能のある人たちは簡単に乗り越えていき、才能のない人はこの壁を乗り越えれずに足踏みをする。
まさに俺のように。
冒険者の上限はLv50。残りLv14。
元々冒険者はレベルを上げにくい。
上げる機会は多くとも、特化しきれないので一度に多くの経験値を得ることができない。
もっと前なら職業を変えることもできたが、どうしようと悩んでいる内に今更引き返せないところまで来てしまった。
そしてこのレベルになるとかなり安定した生活を送ることができ、わざわざこの生活を捨てるのかというのも足踏みをさせる。
そして今日もそんな事を悶々と考えながら程々の依頼を受ける。
今組んでいるパーティーの中の何人が上にいき、何人が躓くだろうか。
同じクランで最初に組んだパーティーの人は一人として同じパーティーにいない。
これが俺の冒険の終わりか。
冒険には危険が付き物で多くがこの中堅の壁にたどり着く前に力尽きる。
だからここまでこれたのでも幸運と呼べる。
しかし......。
なんだか思ってたのと違ったな。
そう考えてしまうのである。