第1話
文字数 715文字
起
山中ケンは元気ものでアイディアマンの小学5年生、親友の中西リョウスケはおとなしくて、引っ込み思案だけれど手先が器用。二人は1秒も勉強しないで100点を取る委員会を作ることにする。それは、とにかくありとあらゆる方法でカンニングをして、100点を取るというもの。
承
ケンとリョウスケは、本当に思いつく限りのことはなんでもやる。教室、机、壁、カーテン、天井、鉛筆、消しゴム、メガネ、絆創膏、靴下、上履き、髪の毛、などなど利用できることはなんでも利用する。外からドローンを使う、放送室から信号を送る、煙を焚いて読み取るなど、第三者が必要な時は、ケンのおじいさんが手伝う。じつはおじいさんは校長先生。
転
毎回成功して100点を取っていたが、ある日、地震が起こり、テストの場所が急遽変更になってしまい、準備がダメになってしまう。また、テスト用紙もダメになってしまったので、全部、放送で行うこととなった。ところが、二人とも100点だった。
結
じつはリョウスケは、頭はいいのだが、文字を読めないという障害があった。でも、リョウスケはだれにもそのことを知られたくなかった。だが、それだとテストでいい点数は取れない。本当は頭がいいのにその障害のため苦しんでいたのを知ったケン(と校長先生のおじいさん)が、リョウスケのために、答えではなく、絵などで認識できるようにサインを送っていたのだった。ケンはリョウスケを助けるために自分も勉強をしていたので100点、リョウスケは内容さえわかればできるので二人とも100点なのだった。先生もクラスのみんなもそれを知ったが、知らないことにした。そして、みな1秒も勉強しないで100点を取る委員会に入ることにしたのだった。
山中ケンは元気ものでアイディアマンの小学5年生、親友の中西リョウスケはおとなしくて、引っ込み思案だけれど手先が器用。二人は1秒も勉強しないで100点を取る委員会を作ることにする。それは、とにかくありとあらゆる方法でカンニングをして、100点を取るというもの。
承
ケンとリョウスケは、本当に思いつく限りのことはなんでもやる。教室、机、壁、カーテン、天井、鉛筆、消しゴム、メガネ、絆創膏、靴下、上履き、髪の毛、などなど利用できることはなんでも利用する。外からドローンを使う、放送室から信号を送る、煙を焚いて読み取るなど、第三者が必要な時は、ケンのおじいさんが手伝う。じつはおじいさんは校長先生。
転
毎回成功して100点を取っていたが、ある日、地震が起こり、テストの場所が急遽変更になってしまい、準備がダメになってしまう。また、テスト用紙もダメになってしまったので、全部、放送で行うこととなった。ところが、二人とも100点だった。
結
じつはリョウスケは、頭はいいのだが、文字を読めないという障害があった。でも、リョウスケはだれにもそのことを知られたくなかった。だが、それだとテストでいい点数は取れない。本当は頭がいいのにその障害のため苦しんでいたのを知ったケン(と校長先生のおじいさん)が、リョウスケのために、答えではなく、絵などで認識できるようにサインを送っていたのだった。ケンはリョウスケを助けるために自分も勉強をしていたので100点、リョウスケは内容さえわかればできるので二人とも100点なのだった。先生もクラスのみんなもそれを知ったが、知らないことにした。そして、みな1秒も勉強しないで100点を取る委員会に入ることにしたのだった。