第1話

文字数 286文字

友人と道を歩いていると、またパトカーが通り過ぎて行った。最近よくパトカーを見かける。
「なんか最近パトカーがよく通るよな?何か事件でもあったのか?」
友人に尋ねてみる。

「この近辺で連続して爆弾が仕掛けられたんだってさ」
「治安の良い街だと思ってたのに怖えな。怖えから引っ越すわ」
俺の言葉を冗談だと思ったようで、友人が笑った。

☆☆☆☆☆☆☆

まったく勘弁してほしい。こんなにパトカーがたくさん通っていたら仕事がし辛くて仕方がない。捕まりそうで怖いったらありゃしない。そろそろ場所を変えた方が良いのかもしれない。

俺はポケットに手を突っ込んで中の爆弾を触りながら次の拠点について考えた。
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