第1話

文字数 658文字


【起】
 主人公の佐竹道雪は、剣の腕前を買われ、少年ながら帝の住まう都で剣士として鍛錬を重ねる日々を過ごしていた。
 ある日、帝の婚約者として連れてこられた姫に、道雪は恋をする。姫の名はかぐや。絶世の美女であった。
 しかし、ある夜、月の民が都を責め、かぐやは連れ去られてしまう。かぐや救出を願い出る道雪だったが、帝への不敬ととられ死罪を言い渡される。
 投獄された道雪。道雪はそこで、ともに死罪を待つ極悪盗賊団の団長の怒蔵と出会う。怒蔵は、道雪に月へ行く方法を知っていると伝える。二人は脱獄し、盗賊団のメンバーと合流する。

【承】
 かぐやを救うべく月を目指す一行。しかし、その道は険しいものとなった。都の追手を巻きながら、人為らざる者が住まう森の道を行く一行。立ちはだかる魔物を倒しながら、月へと繋がる不思議な扉を目指す。

【転】
 悪戦苦闘しながらも、扉へたどり着いた一行。しかし、扉を開けると途端に一行は離れ離れになってしまう。延々と続く竹林を行く道雪は、夜空に浮かぶ青い星を見て、ここが月であると知る。何とか仲間と合流し、月の王が住まう城へ向かうが、目の前に風神と雷神が立ちはだかる。

【結】
 風神と雷神を倒した一行は、城へ入る。そこで月の民の圧倒的な力に大苦戦するも、何とか最上階へたどり着いた道雪。月の王との一騎打ちに勝利した道雪は、かぐやを連れ帰ろうとする。しかし、かぐやはここに残ると言う。かぐやは元々月の民の一族であり、地球にいてはいけない存在なのだ。道雪は諦めかけるも、自分の想いを伝え、共に地球へと帰路につく。
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