私に誘惑されなさい
文字数 2,001文字
「ふふ、今日はこの男達を誘惑してみせるわ」
レミーは今日も男を誘惑する。その美貌を用いれば、男は皆彼女の虜となる。
「今日のターゲットはこの2人ね」
レミーは右手に今日のターゲットとなる男のリストを持っていた。
ターゲットは、イツキ、ミナトの2人である。
「私に掛かればこんな男達、いちころね。今日も私は男あさりに勤しむとしようかしら」
リストを顔に近づけ、今日のターゲットである男2人の名前を脳に刻む。
「さて、まずはイツキ君を私の虜にしてあげようかしら」
レミーは現在夜の街を徘徊している。ターゲットの居場所は2人の「助っ人」から随時連絡が入るようになっており、彼女はイツキの居場所をその「助っ人」の1人に尋ねる。
「さて、イツキ君の居場所は掴めたかしら?」
「はい、レミーさん。イツキ君は今、○○街の○○店の近くを歩いています」
「あらそう。ここから近いわね、今から向かうとするかしら」
そのレミーの「助っ人」の情報より、ターゲットの男であるイツキの居場所を突き止めた。
「こんばんは」
「ど、どなたですか?」
レミーは発見したイツキに話しかける。
「実はちょっと、1人寂しくて」
彼女はそのベタな物言いでイツキの気を引きながら、その女性らしい女性の身体をその男に近づけ男を魅了する。
「ちょ、ちょっと、身体が近いですよ……」
イツキは頬が赤くなった。
「ちょっと私と1時間程度だけど一緒に遊ばない?いろいろと……」
イツキはどうもいちころのようであった。頬を赤くしたまま彼女にうっとりとし、レミーの言葉に誘われるまま、夜の街へと消えて言った。
「ふふ、まずは1人目」
レミーはイツキと1時間程度いろいろな「お遊び」をして、彼の心を射止めた。連絡先を交換し、さらには彼女の美貌に虜になったイツキはレミーとキスまでしてしまった。
「さて、今度は2人目のミナト君を魅了してあげるわ」
レミーはまたも「助っ人」の1人よりミナト君の居場所を聞く。
「ミナト君の居場所だけど、突き止められたかしら?」
「はい、レミー様。ミナト君ですが、いま○○街の通りを歩いているようです」
「ふふ、分かったわ。ありがとう」
「助っ人」よりミナト君の居場所を聞かされたレミーは彼の元へと向かう。
「こんばんは、お兄さん」
「こ、こんばんは……一体何のようで」
レミーはミナトとの接触に成功した。
「今日ちょっと1人で寂しくて……」
レミーはその自慢の身体をミナトに近づけ、彼の首元に手を差し伸べる。
「ちょっと1時間程度、私に付き合ってくれないかしら……。いろいろなサービスもするわよ」
ミナトは彼女の顔を見つめて一言……
「困ります。僕、大切な彼女がいるんで。やめて下さい」
ミナトはレミーの誘惑をはねのけて、スタスタと道なりに歩き去ってしまった。
「あら、2人目は失敗したかしら」
どうもレミーはミナトの誘惑に失敗してしまったようだった。
「ふふ、いい男の子じゃない」
レミーは誘惑に失敗したのにも関わらず、何故かミナトを賞賛するような言葉を投げかけた。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
次の日、レミーは「助っ人」である2人の女性と合流した。
「ご苦労様。昨日はイツキ君とミナト君の居場所を教えてくれてありがとう」
「いえ、電話でただイツキに今どこいるのか聞いただけなので」
「いえ、電話でミナトに今どこを歩いているのか聞いただけなので」
「助っ人」である2人の女性は、それぞれ片方はイツキに、もう片方はミナトに電話を掛けて、その居場所を聞いただけのようであった。
「さて、結果から報告するわ」
レミーはあるレポートをその「助っ人」達に差し出した。
そのレポートの題には、「浮気度診断結果」と書いてあった。
「あなたの恋人であるイツキ君は、私にまんまと誘惑されてしまったわよ。途中なんか、キスまでしようとしてきて……」
「やっぱりあの男、浮気性だったんだ!最低!!」
「助っ人」の1人であるイツキの彼女は、やはりあの男は浮気性だったのだと激怒し、その場で彼とはもう別れると宣言した。
「続いて、今度はミナト君だけれど、彼はとても誠実で彼女想いの男の子のようね。私が彼を誘惑した時も、彼女がいるからときっぱりと断ったわ」
「やっぱりミナトは私にとって理想の彼氏なのね」
もう1人の「助っ人」であるミナトの彼女は、彼の誠実さを今回の件で再確認した。
「まいどあり」
レミーは彼女達から10万円ずつ代金を貰い、仕事を無事完了した。
「さて、今日も男を誘惑するかしら」
浮気度診断---
依頼につき10万円を費用として頂く代わりに、その男が浮気しやすいかどうかを評価してくれるサービス。
今日もレミーは男を誘惑するため、浮気し易いかを診断しに夜の街へと消えて行く。
レミーは今日も男を誘惑する。その美貌を用いれば、男は皆彼女の虜となる。
「今日のターゲットはこの2人ね」
レミーは右手に今日のターゲットとなる男のリストを持っていた。
ターゲットは、イツキ、ミナトの2人である。
「私に掛かればこんな男達、いちころね。今日も私は男あさりに勤しむとしようかしら」
リストを顔に近づけ、今日のターゲットである男2人の名前を脳に刻む。
「さて、まずはイツキ君を私の虜にしてあげようかしら」
レミーは現在夜の街を徘徊している。ターゲットの居場所は2人の「助っ人」から随時連絡が入るようになっており、彼女はイツキの居場所をその「助っ人」の1人に尋ねる。
「さて、イツキ君の居場所は掴めたかしら?」
「はい、レミーさん。イツキ君は今、○○街の○○店の近くを歩いています」
「あらそう。ここから近いわね、今から向かうとするかしら」
そのレミーの「助っ人」の情報より、ターゲットの男であるイツキの居場所を突き止めた。
「こんばんは」
「ど、どなたですか?」
レミーは発見したイツキに話しかける。
「実はちょっと、1人寂しくて」
彼女はそのベタな物言いでイツキの気を引きながら、その女性らしい女性の身体をその男に近づけ男を魅了する。
「ちょ、ちょっと、身体が近いですよ……」
イツキは頬が赤くなった。
「ちょっと私と1時間程度だけど一緒に遊ばない?いろいろと……」
イツキはどうもいちころのようであった。頬を赤くしたまま彼女にうっとりとし、レミーの言葉に誘われるまま、夜の街へと消えて言った。
「ふふ、まずは1人目」
レミーはイツキと1時間程度いろいろな「お遊び」をして、彼の心を射止めた。連絡先を交換し、さらには彼女の美貌に虜になったイツキはレミーとキスまでしてしまった。
「さて、今度は2人目のミナト君を魅了してあげるわ」
レミーはまたも「助っ人」の1人よりミナト君の居場所を聞く。
「ミナト君の居場所だけど、突き止められたかしら?」
「はい、レミー様。ミナト君ですが、いま○○街の通りを歩いているようです」
「ふふ、分かったわ。ありがとう」
「助っ人」よりミナト君の居場所を聞かされたレミーは彼の元へと向かう。
「こんばんは、お兄さん」
「こ、こんばんは……一体何のようで」
レミーはミナトとの接触に成功した。
「今日ちょっと1人で寂しくて……」
レミーはその自慢の身体をミナトに近づけ、彼の首元に手を差し伸べる。
「ちょっと1時間程度、私に付き合ってくれないかしら……。いろいろなサービスもするわよ」
ミナトは彼女の顔を見つめて一言……
「困ります。僕、大切な彼女がいるんで。やめて下さい」
ミナトはレミーの誘惑をはねのけて、スタスタと道なりに歩き去ってしまった。
「あら、2人目は失敗したかしら」
どうもレミーはミナトの誘惑に失敗してしまったようだった。
「ふふ、いい男の子じゃない」
レミーは誘惑に失敗したのにも関わらず、何故かミナトを賞賛するような言葉を投げかけた。
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次の日、レミーは「助っ人」である2人の女性と合流した。
「ご苦労様。昨日はイツキ君とミナト君の居場所を教えてくれてありがとう」
「いえ、電話でただイツキに今どこいるのか聞いただけなので」
「いえ、電話でミナトに今どこを歩いているのか聞いただけなので」
「助っ人」である2人の女性は、それぞれ片方はイツキに、もう片方はミナトに電話を掛けて、その居場所を聞いただけのようであった。
「さて、結果から報告するわ」
レミーはあるレポートをその「助っ人」達に差し出した。
そのレポートの題には、「浮気度診断結果」と書いてあった。
「あなたの恋人であるイツキ君は、私にまんまと誘惑されてしまったわよ。途中なんか、キスまでしようとしてきて……」
「やっぱりあの男、浮気性だったんだ!最低!!」
「助っ人」の1人であるイツキの彼女は、やはりあの男は浮気性だったのだと激怒し、その場で彼とはもう別れると宣言した。
「続いて、今度はミナト君だけれど、彼はとても誠実で彼女想いの男の子のようね。私が彼を誘惑した時も、彼女がいるからときっぱりと断ったわ」
「やっぱりミナトは私にとって理想の彼氏なのね」
もう1人の「助っ人」であるミナトの彼女は、彼の誠実さを今回の件で再確認した。
「まいどあり」
レミーは彼女達から10万円ずつ代金を貰い、仕事を無事完了した。
「さて、今日も男を誘惑するかしら」
浮気度診断---
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今日もレミーは男を誘惑するため、浮気し易いかを診断しに夜の街へと消えて行く。