第2話 H高校 ②
文字数 700文字
H高校 ②
太閤豊臣秀吉
太閤殿下に妻を献上つかまつる
はい
安井道頓です。
秀吉に仕えた道頓は功を認められ城南の地を賜りました。
その地を豊かにするため木津川と東横堀川を繋ぐ開削工事を行いました。
かなりの私財を投げ打ったと言われています。
道頓は大坂夏の陣で戦死しましたが、従弟の道トが意志を引継ぎ工事を完成させました
教師コココにDKリャリャと
ミナア課長とヨメの娘JKシャヤ
-SPARTA-
安井道頓は秀吉に仕えてる時分、妻を見初められ差し出した。天下人が欲しがれば選択肢などない。
妻の生涯を秀吉に預ける。けろり。
無類の好色の太閤は、一度抱いたという。
一度、たったの。
一夜のために配下の妻を我が物に。
・・・・
偉人、ひいては英雄とは。
人類の歴史。あれ殺戮か。
殺戮の限りを尽くした人物は真の偉人ですの。
英雄・・
天下に手をかけたあの男か、天下をかすめ取ったサルか、天下の元に我が名を刻んだタスキを繋いだ駅伝タヌキか。
豊かさを追い求め道頓堀を築いた男か。
人を殺めぬ覚悟を胸に、戦場で秒殺された勇気だけのエキストラか。
・・・・
道頓はケロリとしきれずにいた
※参考
司馬遼太郎「ケロリの道頓」