(二)-13

文字数 257文字

 私はいても立ってもいられなくて、立木君にメッセージを送った。「今から会えないか」と。一応連絡網代わりにメッセージアプリにアドレスを全員分入れてある。だから彼の連絡先も知っていた。
 すると彼からは比較的早く連絡が来た。彼からの返事は「OK」だけだった。だから私は「今から行くね」と送って、普段着に着替えて家を飛び出した。
 立木君とは中学の同級生で、しかも彼の家は、中学時代に私が恋していた先輩の家の隣だった。だから場所もわかる。先輩の後をつけたこともたびたびあったからだ。だから私は走って彼の家まで行った。

(続く)
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