第1話 まずは材料集め
文字数 2,480文字
ハーバリウム。
ガラスの瓶に入った花がオイルのなかでユラユラ。
繊細で透明感があって、キレイですね。贈り物にも喜ばれる。
花好きなら一度は思ったことないですか?
自宅で咲く花を長く楽しみたいと。
毎年けなげに咲いてくれるけど、花の寿命は数日から数ヶ月(期間中、くりかえし咲く花)ていど。
うちにもミニ薔薇とマーガレットとキンギアナムっていう小粒の蘭があるんですが、咲いてるときはすごく美しいけど、すぐ枯れちゃうんですね。ハーバリウムにしてみたい……と、ずっと思ってました。
でも、材料がそろわないんじゃ? キット買って作るしかないのか?
ところが、ネットで調べてみると、意外と百均で全部そろうんですね。
材料は大きく三つにわけて、ボトル、オイル、なかに入れる花材です。
ハーバリウム専用オイルっていうのがあって、代用品としてベビーオイルとか洗濯糊なんてのも調べると出てくるけど、百均でかんたんに専用オイルが手に入る。ダイソーではプラスチックのボトル入り、セリアではビニール袋入り。どちらも50ml百円税別。両方使ってみたけど、ボトル入りのほうが初心者には使いやすい気がするなぁ。
専用オイルのほうがベビーオイルより安全(火事になりにくい)らしいので、絶対に専用オイルがおすすめ。透明度も専用オイルのほうが高い。
ハーバリウムオイルはミネラルオイル。シリコン、流動パラフィンなどあるらしいけど、くわしくはネットで調べてね。素人は百均で買ってくれば充分。手芸コーナーに売れている。
百均よりさらにコスパを高めようと思えば、ネット通販で大量に入ったやつを買うといい。1リットル千円ていどから1500円ほどで売ってる。送料無料と書かれてるものもある。百均は50ml百円なので、くらべたら半額から25%オフにはなる。
1リットルも使うかなって? それが使うんですよ。ハーバリウム作りにハマると、とにかく一番よく使うのがオイルです。
ボトルを買うとき、内容量が何mlか書かれてることも多いので、注意して見ておこう。140〜240くらいのボトルが多い。
なかに花や飾りを入れるとしても、あんまり、かさ増しにはならない。たとえば、215mlと書かれたボトルに花を入れてから使ったオイルは三本半だった。つまり、175mlのオイルを使用。花材はいっぱい詰めてるつもりでも、ほんの40mlぶんの容量しかないんですね。
ボトルは百均でシャレたのがいくらでも売ってる。食器コーナーに置いてあるものでもいいし、ハーバリウム専用で売られてることもある。ただ、ハーバリウム専用のやつは口が小さくて、なかに花材が入らないものがあった。花を入れるときのことを考えて買おう。もちろん、自宅にあるジャムの瓶の再利用も可。
(写真の左の丸いのがハーバリウム用ボトル。フタを外すと口が一センチくらいしかないんですよ。これはせまい。ちなみに真ん中のが僕が初めて作ったお試しのやつ。まだヘタですね)
ボトルは食器用洗剤で洗い、きれいに乾燥させる。煮沸消毒をすすめる人もいたが、自宅で楽しむていどなら、洗剤でいい。瓶に菌がついてると、そこから花材にカビがつくからってことらしい。しっかり乾燥させたあと、アルコール消毒をすすめる人もいた。僕はそこまでしてないけど、もし今のやりかたでカビが生えたら、そのときは考えよう。ただ、売ることを考えてるなら、煮沸消毒もアルコール消毒も、できることはすべてやったほうがいい。クレーム来たらイヤだしねぇ。
さて、花材。
なかに入れるのは、ドライフラワーかプリザーブドフラワーです。生花を入れると、腐ったりカビたりするらしいので要注意。生のままのほうがキレイなんですけどね……。
プリザーブドフラワーはそれじたい高いし、自分で作るにはハードルが高い。ドライフラワーのほうが容易ですよね。そのぶん生花に近い質感や鮮やかな色あいで、仕上がりはプリザーブドフラワーのほうが高級感あるでしょう。長持ちするのもプリザーブドフラワー。三〜五年。ドライフラワーは三ヶ月〜一年ていど。
ネットで作りかた調べてるときに、プリザーブドフラワーは染色されてるので、まれにオイルに色がつくと書かれてたので、使うならそこは注意ですね。
さて、ほとんどの人はハーバリウム手作りするとしたら、ドライフラワーを選ぶのでは?
百均でもそれなりに売ってるので、試しに一本だけ作ってみるなら、お店でそろえるのもアリです。
そのさいは、比重の軽い花、重い花、中くらいの花があるので、そのへんも考えてコーディネートすると、作るときラクですね。比重の軽い花ばかりで作ると浮いてくる。
ほかにも、これは必須というのが、ハーバリウム専用ピンセット。手芸用ピンセット。手芸用はハーバリウム用より小型で、先端が細いため、細かい作業にむいてる。初心者はまっすぐなのさえあれば、なんとかなる。竹串もあったほうが便利。
必須ではないけど、あると嬉しいのが、各種ビーズ、ハーバリウム用シール、スパンコールなどの装飾品。ビー玉なんかもキレイだろうな。僕はウッドボタンも使ってみた。
手書きのメッセージとか、イラストとかも入れられるという……にじみには気をつけて。
やりかたによっては、接着剤、プラ板、レジンコートなども。あと、シリカゲル、フライパンですね。
※注 使っちゃいけない材料
金属はさびるので使わないほうがいいそう。針金もやめたほうがいい。針金のかわりはリボンや糸などで代用。麻紐とかね。
染料の色落ちするもの。ドライフラワー、プリザーブドフラワーのなかには色落ちするものがあるらしい。紙や布でも、オイルに色がにじむものはやめる。プリザーブドフラワーの場合、水溶性の染料で染められてるものなら色落ちしないらしい。水と油だから。
それ以外は何を使うのもオッケー。カラーサンドなんかも使える。
さて、材料がそろったら、いよいよ……ん?
まだ花材がそろってない?
自宅の花をドライフラワーにしたいって?
じゃ、次はドライフラワー作りだ!
ガラスの瓶に入った花がオイルのなかでユラユラ。
繊細で透明感があって、キレイですね。贈り物にも喜ばれる。
花好きなら一度は思ったことないですか?
自宅で咲く花を長く楽しみたいと。
毎年けなげに咲いてくれるけど、花の寿命は数日から数ヶ月(期間中、くりかえし咲く花)ていど。
うちにもミニ薔薇とマーガレットとキンギアナムっていう小粒の蘭があるんですが、咲いてるときはすごく美しいけど、すぐ枯れちゃうんですね。ハーバリウムにしてみたい……と、ずっと思ってました。
でも、材料がそろわないんじゃ? キット買って作るしかないのか?
ところが、ネットで調べてみると、意外と百均で全部そろうんですね。
材料は大きく三つにわけて、ボトル、オイル、なかに入れる花材です。
ハーバリウム専用オイルっていうのがあって、代用品としてベビーオイルとか洗濯糊なんてのも調べると出てくるけど、百均でかんたんに専用オイルが手に入る。ダイソーではプラスチックのボトル入り、セリアではビニール袋入り。どちらも50ml百円税別。両方使ってみたけど、ボトル入りのほうが初心者には使いやすい気がするなぁ。
専用オイルのほうがベビーオイルより安全(火事になりにくい)らしいので、絶対に専用オイルがおすすめ。透明度も専用オイルのほうが高い。
ハーバリウムオイルはミネラルオイル。シリコン、流動パラフィンなどあるらしいけど、くわしくはネットで調べてね。素人は百均で買ってくれば充分。手芸コーナーに売れている。
百均よりさらにコスパを高めようと思えば、ネット通販で大量に入ったやつを買うといい。1リットル千円ていどから1500円ほどで売ってる。送料無料と書かれてるものもある。百均は50ml百円なので、くらべたら半額から25%オフにはなる。
1リットルも使うかなって? それが使うんですよ。ハーバリウム作りにハマると、とにかく一番よく使うのがオイルです。
ボトルを買うとき、内容量が何mlか書かれてることも多いので、注意して見ておこう。140〜240くらいのボトルが多い。
なかに花や飾りを入れるとしても、あんまり、かさ増しにはならない。たとえば、215mlと書かれたボトルに花を入れてから使ったオイルは三本半だった。つまり、175mlのオイルを使用。花材はいっぱい詰めてるつもりでも、ほんの40mlぶんの容量しかないんですね。
ボトルは百均でシャレたのがいくらでも売ってる。食器コーナーに置いてあるものでもいいし、ハーバリウム専用で売られてることもある。ただ、ハーバリウム専用のやつは口が小さくて、なかに花材が入らないものがあった。花を入れるときのことを考えて買おう。もちろん、自宅にあるジャムの瓶の再利用も可。
(写真の左の丸いのがハーバリウム用ボトル。フタを外すと口が一センチくらいしかないんですよ。これはせまい。ちなみに真ん中のが僕が初めて作ったお試しのやつ。まだヘタですね)
ボトルは食器用洗剤で洗い、きれいに乾燥させる。煮沸消毒をすすめる人もいたが、自宅で楽しむていどなら、洗剤でいい。瓶に菌がついてると、そこから花材にカビがつくからってことらしい。しっかり乾燥させたあと、アルコール消毒をすすめる人もいた。僕はそこまでしてないけど、もし今のやりかたでカビが生えたら、そのときは考えよう。ただ、売ることを考えてるなら、煮沸消毒もアルコール消毒も、できることはすべてやったほうがいい。クレーム来たらイヤだしねぇ。
さて、花材。
なかに入れるのは、ドライフラワーかプリザーブドフラワーです。生花を入れると、腐ったりカビたりするらしいので要注意。生のままのほうがキレイなんですけどね……。
プリザーブドフラワーはそれじたい高いし、自分で作るにはハードルが高い。ドライフラワーのほうが容易ですよね。そのぶん生花に近い質感や鮮やかな色あいで、仕上がりはプリザーブドフラワーのほうが高級感あるでしょう。長持ちするのもプリザーブドフラワー。三〜五年。ドライフラワーは三ヶ月〜一年ていど。
ネットで作りかた調べてるときに、プリザーブドフラワーは染色されてるので、まれにオイルに色がつくと書かれてたので、使うならそこは注意ですね。
さて、ほとんどの人はハーバリウム手作りするとしたら、ドライフラワーを選ぶのでは?
百均でもそれなりに売ってるので、試しに一本だけ作ってみるなら、お店でそろえるのもアリです。
そのさいは、比重の軽い花、重い花、中くらいの花があるので、そのへんも考えてコーディネートすると、作るときラクですね。比重の軽い花ばかりで作ると浮いてくる。
ほかにも、これは必須というのが、ハーバリウム専用ピンセット。手芸用ピンセット。手芸用はハーバリウム用より小型で、先端が細いため、細かい作業にむいてる。初心者はまっすぐなのさえあれば、なんとかなる。竹串もあったほうが便利。
必須ではないけど、あると嬉しいのが、各種ビーズ、ハーバリウム用シール、スパンコールなどの装飾品。ビー玉なんかもキレイだろうな。僕はウッドボタンも使ってみた。
手書きのメッセージとか、イラストとかも入れられるという……にじみには気をつけて。
やりかたによっては、接着剤、プラ板、レジンコートなども。あと、シリカゲル、フライパンですね。
※注 使っちゃいけない材料
金属はさびるので使わないほうがいいそう。針金もやめたほうがいい。針金のかわりはリボンや糸などで代用。麻紐とかね。
染料の色落ちするもの。ドライフラワー、プリザーブドフラワーのなかには色落ちするものがあるらしい。紙や布でも、オイルに色がにじむものはやめる。プリザーブドフラワーの場合、水溶性の染料で染められてるものなら色落ちしないらしい。水と油だから。
それ以外は何を使うのもオッケー。カラーサンドなんかも使える。
さて、材料がそろったら、いよいよ……ん?
まだ花材がそろってない?
自宅の花をドライフラワーにしたいって?
じゃ、次はドライフラワー作りだ!