第1話 プロット

文字数 1,354文字

起)元気一杯イケメン中学生の健太はゲーム大好き勉強大嫌い。理由は「勉強が何の役に立つのか判らない」から。親友の冷静沈着イケメンの秀人は成績学年トップの秀才。理由は「ただ、学問を極めたいだけ」。二人は学校帰り公園でアイスを食べる。ふと見ると木から降りられなくなってしまった負傷した子猫を発見。手当をする為、健太は木によじ登り子猫を救出。ところが子猫は逃げ出す。二人は子猫を追い掛け小道に入る。すると見知らぬ空き地へと出た。そこには『わくわく未来堂』なるゲームショップがあった。

承)ゲーム好きの健太は秀人を誘い店内へ。エプロン姿の二人組じーちゃんが「ようこそ未来堂へ」と大歓迎。開店記念でじーちゃん達が開発した「未来型最新ゲーム」を無料体験できるらしい。さっそく二人はチャレンジ!手渡された未来型リストバンドのスイッチを押す。一瞬にして「異世界辺境ホログラム映像」が目の前に広がる!衣装や武器まで自動装填!「勇者になり本当の異世界に迷い込んでしまったようだ!」。手にした剣の重さまで感じる!モンスターなどまるで本物!息づかいまで聞こえてくる!もうワクワクが止まらない!「こんなゲーム見たことない!」大興奮の二人!驚愕の「未来型VRゲーム」だった!

転)ゲームを終えた健太は興奮冷めやらぬ様子で「どうすればこんな凄いゲーム作れるの?」と尋ねる。じーちゃんたちは勉強が必要と答えた。プログラミングには『英語や数学の知識』、ストーリー作成には『歴史、政治、国語、文学、神話の知識』、キャラを動かすには『物理や数学の演算』、世界観を作るには『歴史、美術、地理、経済、文化、科学、音楽の知識』が必要だと話した。大の勉強嫌いの健太はショックを受けた。自分の大好きなゲーム製作に「勉強がこんなにも役立ち必要だった」とは思ってもみなかった。

結)翌日、健太と秀人は友人たちを誘い『わくわく未来堂』へと向かう。ところが、そこには空き地が広がるばかり。わくわく未来堂は忽然と姿を消していた。「あれ?おかしいなぁ」友人たちは「夢でも見てたんじゃないの?」と。友人たちと別れ、健太と秀人は公園のベンチに座った。気落ちした健太を心配した秀人が「大丈夫か?」と声を掛けると、健太はスッと立ち上がり炎の灯った目で言った。「なぁ、秀人!一緒にゲームクリエイターを目指さないか!俺、勉強がんばるよ!」「おぉ!健太!そうだよな!俺もあんな凄い『世界一のゲーム』を作りたい!」秀人も立ち上がった。こうして二人は『世界一のゲームクリエイター』を目指すこととなった。未来堂のじーちゃん二人は、「ネコ型遠隔ヴィジョン」から健太と秀人のその様子を伺い嬉しそうに目を細め微笑み合っていた。

(未来堂の二人組のじーちゃんは未来からやって来た健太と秀人自身です)

あらすじ

勉強嫌いの健太と学年トップの秀人。二人は負傷した子猫を追い掛け、二人組じーちゃんが営む「わくわく未来堂」なるゲームショップを見つける。健太達はそこで本当の異世界に入り込んだような驚くべきゲームを体験する。大興奮の健太がじーちゃんに「どうすれば凄いゲームが作れるの」と尋ねた。じーちゃんは学校の勉強がゲーム製作に全て役立つと言った。健太と秀人は「世界一のゲーム」を作るゲームクリエイターを目指すことに。


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