プロローグ~出落ちとはまさにこのことだね!~

文字数 606文字

「しかし、どうしてホテルのロビーなんかで待ち合わせるのかね? 普通こういうことは会社でするんじゃないのかい?」
2017/08/26 18:57
「そのはずなんだけど、指定された場所はここで合ってるし…」
2017/08/30 09:43
「君、騙されてるんじゃないのかい?」
2017/08/30 09:44
「物騒なこと言わないでよ」
2017/08/30 09:45
「そういえば、シロは何しに付いてきたの? 打ち合わせなんて大して面白くもないでしょ?」
2017/08/30 09:46
「そりゃ、僕は君に幸福を与えるのが使命だからね。君に不幸になられては、僕がいる意味がなくなってしまうだろ? それに、君の側にいれば幸福カードに最後のポイントがつくかもしれないしね」
2017/08/30 09:48
「そんなにポイントが欲しいなら、私にかけた呪いを解いてもらいたいんだけど」
2017/08/30 09:51
「それは無理。君はまだまだ神への敬意が足りてないからね。あと呪いじゃなくて魔法だから!」
2017/08/30 09:52

「こんな呪いかけられたら敬意もなにもあったもんじゃないと思うんだけど」

2017/08/30 09:53
「うるさい! 元は君に問題があるんだろ! あと呪いじゃなくて魔法! 魔法だから!」
2017/08/30 09:54
「呪いも魔法も同じでしょ! いちいちうるさいなあ!」
2017/08/30 09:56
「全然違う! 魔法のほうが響きがかわいいだろ! 呪いってなんか年寄り臭いじゃないか!」
2017/08/30 09:57
「あんた100歳なんだから十分年寄りじゃない!」
2017/08/30 11:39
「僕の世界じゃ100歳はまだまだ若いんだよ! こっちの世界では10代くらいだよ!」
2017/08/30 11:50
「あーもう分かったから! 静かにして…ふぁ、くしょん!! あ」
2017/08/30 11:54
「あ」
2017/08/30 11:58
「......」
2017/08/30 11:58
「......」
2017/08/30 11:58
「ああああ!!!! もー最悪!!」
2017/08/30 11:59
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登場人物紹介

名前 シロ 神様見習い
うさぎは死後、月読命のもとで巫女として神様になるための準備をする。
100歳の年に信仰心を集めるために人間の世界に下り、人々を幸福にして周る。
人間の世界に下りるときに、幸福カード(ポイントカード)を渡される。
ポイントの数だけ人々を幸福にしてきたということ。
名前は無し。正式に神様になるときに名前が与えられる。
シロというのは主人公が勝手につけた名前。

オッドアイ…神様見習いのため、両目は赤くならない。正式に神様になって両目が赤くなる。

かわいいものがすき。感性は小学生くらい。ぬいぐるみとか好き。

言葉の響きがかわいいのも好き。呪いのことを魔法と呼ぶ。呪いと言うと怒る。

甘党。好物は主人公の作るフレンチトースト

名前 佐藤 すみれ 年齢 22歳

大学3年生。漫画家になるため日々努力している。

彼氏にフラれて、自暴自棄になりやけ酒してしているところにシロが現れ、「くしゃみをするとうさぎに変わる」呪いをかけられる。

その後、強制的にシロと同居することになり小言を言いつつも一緒に生活していく。

辛党。甘いもの全般は苦手。なのだが辛い料理を作ると必ず失敗してしまい、逆に甘い料理を作ると必ず成功するという残念なジンクスを持っている。

得意料理はフレンチトースト。

目が青いのがコンプレックス。小学生の頃にそれが原因で一時期いじめられていた。


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