サンマ定食

文字数 1,993文字

ここではサンマ定食さんが執筆するぜー!他のタンパク源はここで書き込みをしちゃいけないんだぜー!
…………
緑色の少女が一人、無言で歩く。行先は近くのたこ焼き屋だろうか。無機質な表情をそのままに無言で歩いていく

sanmateisyoku

…きーめた、今日はあの子にしよう♪

【誘い欺く童話の語り手】、あの緑の子を誘って?

黒い少女はその無表情な少女を誘うために能力を使うが…

sanmateisyoku

あれ?ちょっと、どこにいくの?ちょ、待って【誘い欺く童話の語り手】!
媒体となる本は緑の少女の来た道を戻るように進み、そのまま一直線に進みだす

sanmateisyoku

今までこんなことなかったのに…まさか反抗期?能力に反抗期なんて聞いたことないけど…
そしてたどり着くのは全くベつの建物。本はそこに容赦なく入り込む

sanmateisyoku

ここかな?入ってみなきゃ…
なんだお前は!

あれ?さっきと同じ子?まあいいや、一緒にアソビましょ?

本は大きくなり、二人を飲み込む。ここから先は童話のお話…

sanmateisyoku

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なんだここは…な、声が違う?体も…ここはなんだ!
ここは本の世界、こんにちは、私はナビゲーター。貴女をサポートするものです
ここはなんだ!今すぐここから出して自宅に帰らせろ!
ここで貴女には『キャラを演じて』いただきます。この勝負に決着がついた時には帰れますので、ご安心ください
どういうことだ!今すぐ帰らせろ!
残念ながらそれはできません。ここはすでに有栖様の能力の中。この能力から脱出するためにはこの勝負に勝たなければなりません

簡単にルールをご説明させていただきます。ここで行うことはかくれんぼのようなものでございます。ただし、見た目はここに来る前と全く違うものとなっておりますので、行動で怪しいさを考えることとなります。

この世界において、人は寿命で死ぬことはありません。一部の例外を除いて、ですが

やるしかないらしいな…

例外というのはどういうことだ?

それは…あちらの少女でございます
赤い実のパイ、おいしいくできました!だれか買ってください!
あの少女が…?どういうことだ

呪われているからでございます。赤い実を食べた人は呪われ、寿命が作られてしまい、やがて老いて死ぬこととなります

呪われている、か…まあ私は関係ないな!
それでは、本拠地となる場所まで案内させていただきます。同時に、生活に必要なものを買うための商店の場所も一緒に。
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sanmateisyoku

赤い実のパイ、おいしくできました!だれか買っていただけませんか!
(最初に能力を使ったとき、今までにない挙動を起こした…これはどういうこと?何かがおかしい、確かに人形には発動できなかったけど今回は生身の人間、にもかかわらず別の人間が選ばれた…)
赤い実のパイ?そんなの売れるわけないじゃないか!それを食べたら呪われるのだろう?そんなものを買う人間なんかここにはいないさ!
そんなことないわ!自信作なの!とてもおいしくできたもの!だれか買ってくれるはずよ!
(まずはこの罵倒になれるところから、かな…変な役に入っちゃったな…)
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sanmateisyoku

しばらく過ごして、わかったことを整理するか…

ここはおよそ中世ヨーロッパ程度の文化、今回は運がいいのかモブに入れたらしい。役割といえる役割は特定の場所をたまに歩くだけだ
そして、この世界でも私は能力を使うことができる、これは大きいな。一切外に出なくて済む!と言いたいところだが、役割を果たすときには私自身が行かないとダメらしい…
あと、見つけた時には、いすかーち?と言わなければならないらしいな…どんな意味かさっぱりだ
そして最後に、時計塔の近くではいつも赤い実のパイを売っている少女がいるな…毎回そこを歩かされるから見ることになるが…物語の主人公か?まったくわからないな…
コンコン、コンコン

sanmateisyoku

ん?だれだ?私に知り合いなんていなかったはずだが…

まあいい、スケープゴートに行かせれば帰るだろう
こんにちは!赤い実のパイを売りに来ました!買っていただけませんか?
いらないから帰ってくれ
まあ、そういわずに!せめて中に入れてくださいよ!
(こいつ、赤い実のパイ売りか?ならこれは役割に仕組まれたものなのか?仕方ない、いいれてやるか…)わかったよ、入ってくれ
同じ人が、二人!?え?どういうこと?

(失敗したな…)

私たちは双子なんだ、気にしないでくれ

そうなんだ…それじゃあね、『イスカーチ』
な!?なんでわかった!
そっちの子は無表情すぎるもの、私の能力で誘えなかった子も同じく無表情。そしてそっくりな見た目。それが私の推理、どう?なかなかのものだと思うけど
それじゃあね。またアソビましょう?
二度とごめ…
そして世界は崩れる。元の世界に戻ったのは有栖だけだった

sanmateisyoku

執筆終了なのだよ!!

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