プロット

文字数 804文字

『あなたの小指の灯を』プロット


起)近所の区立中学校に通う中学二年生の主人公、二葉まこと。まことは顔も勉強も平均的な男子生徒だが、友達想い。友達のためならなんでも自ら取り組み、命を買って出る。

ある日突然現れた魔女!「その小指の灯が消えたらあたなの命も終わる」とまことは言われる。

承)そんなある日、まことの親友、山田一郎がいなくなった。一郎の家に行ったまことは、気を失ってしまう。目を覚ますとそこには一郎ではなく、幼い容貌の魔女が現れ、まことに呪いをかける。「お前の右手の小指に、灯がともるであろう。その灯が消えれば、お前の命も終わる。しかしもし生き残る方法が見つかれば、お前の友達も生きて帰してやろう」。まことはもう一度意識を失い、目を覚ますと魔女の言った通り、指に灯がともっていた。

ある日電車で小指に灯をつけた女の子、楓に出会い、一緒にどうしたら助かるかを考えてくれる。しかも、「誰かに灯を移す」という方法が見つかる。

転)数日後、まことは電車で小指に灯をともした女の子、佐藤楓に出会う。楓は一緒に「どうしたら灯をなくし、前のような生活に戻れるのか」を考えてくれる。そして、「灯を誰かにうつす」という方法が見つかる。

まことの灯が消えかかり始めてしまう。しかも、あの時に出会った魔女が現れる。

結)楓と作戦を練って家に帰るとき、突然目の前が異空間になり、魔女が現れる。そして、まことの灯が消え始める。まさかの事態に、焦るまこと。すると楓が「その灯を、わたしにうつして!」と言う。まことは楓を見て、拒否の意を示すも、最終的に助かる。楓は助からず、二度と現れることはなかった。まことの生活が普段と同じに戻ったとき、まことは母親から話を聞かされ、実は楓と名乗っていた少女はまことが産まれる数ヶ月前に死んでしまった姉だったと分かる。まことは楓の本名である二葉沙織の墓の前で、静かに手を合わせる。「ありがとう、お姉ちゃん」。
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