第1話

文字数 294文字

私、今自分は死にかけたラクダみたいな顔してると思う。
笑いたくないのに、たまに無理して笑顔作るとか。そんな時。
どうしてこんなふうになったかというと、
幸せに鈍感で、ありとあらゆる自分の自信や自分に対する信頼を失くしているから。
自分を支えてくれてた友達は今はすぐ会える距離にはいなくて。
私は砂漠を歩いている。

広い砂漠の見渡す限りに、まだ飲める水は見当たらなくて。
ただひたすらに。
今私、こんな顔してるのよって見せる相手がいたのなら、私はこんな顔してないんだと思う。
今はまだ見つからないオアシスを求めて、ただ歩き続けるしかない。  
もう一度自信を取り戻そう。

歩いていたら、いつか辿りつけると信じて。
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