第1話

文字数 1,716文字

「天国探偵」

コンセプトとあらすじ
「天才的な推理力の少年と、活発な少女が、天国で事件の謎を解くコメディ風ミステリー」

小5の彬は無口でいつも推理小説ばかり読んでいる。ある日同級生の聖子は、彬が車にひかれそうになったところに助けに入るが、二人とも死んでしまう。気がつくと天国にいた。イケメン少年のエジソンにパーティーに誘われるが、宝石盗難事件が発生。取り戻してくれたら生き返らせてくれるという。三人は会場にいた容疑者の偉人達の中から犯人を捜し出し、犯人を罠にかける作戦で捕まえ、見事生き返る。

起・事件
小5の彬と聖子は車にひかれて、死んでしまう。目覚めると、エジソンと名乗るイケメンの少年がいた。ここは天国で、二人は歴史上の偉人達が集まるお屋敷のパーティーに招待された。そこで、仮面をつけた何者かが宝石を持って逃げるが、彬は犯人がこの会場の中にいると断言する。

承・捜査
盗まれた宝石は「賢者の石」と呼ばれており、持つ者の願いを叶えてくれる。お屋敷の主人は、もし取り戻してくれたら、二人を生き返らせてくれるという。容疑者は会場に残っていた偉人達八人。彬と聖子は話を聞きにいく。全員動機はあるが、犯行を裏付ける証拠が見つからない。

転・難航する捜査
エジソンも自ら発明したウソ発見器などを使うが、犯人特定には至らず。時々仮面をつけた犯人が姿を現す。彬は犯人が出現するとき、エジソンがいないことに気づく。エジソンを疑う彬と、信じる聖子。聖子はエジソンの後を追いかけるが見失い、突然口をふさがれ監禁されてしまう。

結・解決
彬は容疑者全員を集めて、推理を披露。エジソンを追い詰めるが、それは三人の作戦。彬は真犯人をクレオパトラだと指摘。そのとき消えたふりをした聖子が「賢者の石」を持って登場。事件は解決。聖子はエジソンに「一緒にこない?」と誘うが、エジソンは断り二人は生き返った。


キャラクター

彬 小5 メガネをかけていて、おとなしい性格。推理小説が大好き。
学校では休み時間もずっと小説を読んでいて、ボールがぶつかっても「今のショックで犯人がわかったぞ!」と喜ぶくらい。天国にいって事件が起きると、急にいきいきしだして、見事な推理を披露し始める。本人いわく「これまで自分でも推理をしてみたくてしかたなかったけど、学校じゃ事件なんて起きないから」。慎重で思慮深いが、少し臆病なところも。
ドラマ『相棒』の杉下右京的ポジション。

聖子 小5 活発な性格。背は彬より高い。運動神経抜群でバレーボール部のキャプテン。彬のことをなんとなく気にしている。正義感が強いが、ときどき暴走しがち。国語も算数も苦手で、漢字やことわざ、暗算をよく間違える。思ったことをすぐ口に出し、考えるよりまず行動タイプ。情に厚い江戸っ子のような性格で、彬がエジソンのことを疑っても、最後まで信じようとする。
『相棒』の亀山薫的ポジション。

エジソン 天国にきて、中学生の姿に戻った発明王エジソン。大体の人は亡くなったあと、大人の姿でいるが、エジソンは「子どもの方が木登りしやすい」という理由で今の姿になった。聖子が思わずぼーっとするほどのイケメンで、天国にきた二人を何かと面倒みてくれる。天国にきてから作った発明品で、捜査をサポートする。

(仮)容疑者の偉人たち(全員に動機があって、あやしく見える。ちなみに天国では言葉の壁はないため、言葉は通じる)

ベートーヴェン 髪型にも性格にも癖がある。耳が聞こえるようになって作曲がしたい。

野口英世 天国には病気がないのでヒマ。借金まみれだったという黒歴史を抹消したい。

アンデルセン 避難ばしごを用意しないと眠れないほど臆病。自分の性格を直したい。

織田信長 武芸オタク。徳川家康や豊臣秀吉に比べ、自分をまつる神社が少ないのが不満。

ナポレオン しゃべりだすと止まらない。自分は毒殺されたと思っており、犯人を捜したい。

クレオパトラ 美に対する熱意がすごく、あらゆる美容法を試す。もっと美しくなりたい。

アンネ・フランク 恋バナ好きの少女。日記が読まれるのが恥ずかしいので、やめさせたい。

人見絹江 日本初の女性メダリスト。自分の名前が日本で全然有名じゃないことに、ご立腹。



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