登場人物紹介 (階級、状況はエピソード「囚われの姫たち」の始まり時点です)

文字数 2,671文字

真田勇気少尉
 日本国陸軍から特殊部隊入隊試験に二番の成績で合格。共に特殊入隊時の相棒の綾瀬浩二が女性だけの部隊のエンゼルソードに行ってしまい、彼?の事を常に気にかけながら今日も任務を続けるエリート兵士。一応本物語の主人公及び語り手。

綾瀬浩二(留美)少尉
 陸軍時代からの真田少尉の相棒で真田少尉と共に特殊部隊入隊試験をトップで合格。直後、殉職が絶えない女性だけの特殊第九十一部隊(クノイチ)に助っ人として入隊。次第に女性化していく体にも関わらず本人はいたって平気で女性として危ない任務までもこなしている。

鎌田少尉
 特殊豚、もとい特殊部隊
入隊試験に真田、綾瀬と共に合格。エンゼルソードとお近づきになりたいその為だけに入隊試験を十年受け続けた変り者でバック転もこなす巨漢。エンゼル達からは髭豚とか髭達磨と呼ばれて親しまれている。

大村少尉
 特殊部隊入隊試験に真田、綾瀬と共に合格。体力はそれほど無いが、優秀な頭脳と記憶分析力でそれをカバーしている。船が苦手。女ながら軍神の女神の様なエンゼルソードの栗原中尉に片思い中。

木桜大尉
 特殊入隊後最初に配属される特殊第四十二部隊(シニガミ)の部隊長。齢五十近くもナイフの腕は周防准将の手ほどきをした程であり、格闘では鎌田少尉もぶっ飛ばす程の熟練老兵。

真下技術少佐
 エンゼルソード垂直離着陸母艦「セイレンコール」号のエンジン設計者。偶然とはいえ、発進時に人魚の歌声みたいな音を出すこのエンジンを作ってしまった事により。榛名中佐に惚れられ、今はエンゼルソード部隊選任の兵器開発責任者となっている。腕はいいが俗世間ぽい言動が目立つ。

周防大悟准将
 日本国軍特殊部隊長官兼特殊第十一部隊司令官。
頭脳明晰でサンボとナイフと格闘術の達人。優秀すぎる故上部より煙たがられ、未だに階級は准将止まりだが、本人は今の地位に満足。エンゼルソード創設者の榛名冴子中佐の元夫。

榛名冴子中佐
 特殊第九十一部隊、通称「エンゼルソード」の創設者であり司令官。周防准将の元嫁。
一介の女性SWATからエンゼルソードを作り上げた功労者。

以下「エンゼルソード」隊員

秋元麗華大尉
 エンゼルソード創設時からのメンバー。同期は全員殉職。実質エンゼルソードの行動指揮官。

奄美まどか少尉
 秋元大尉直属。双子の姉。元海女。たとえるなら日本の妖怪座敷童みたいな容姿。あまり笑わない。海上における軍事・救助・偵察全てに長ける。但し天然性格で扱いが難しい。

奄美ひみか少尉
 秋元大尉直属。双子の妹。容姿・能力・性格共に姉のひみかと瓜二つだが、姉に甘える傾向有り。

浜夕日少尉
 秋元大尉直属。唯一民間組織より榛名中佐のスカウトにて着任。年齢は榛名中佐の次の年長組。元は軍食堂の調理係。毒、薬品、生物等の知識はには目を見張るものあり。任務は主に後方支援。エンゼルソードの付属機関ピクシーアローの事実上指揮官も兼ねる。フェンシングで国体チャンピオンの経験あり。性格は明るく破天荒。

リリー・シェルファユ少尉
 秋元大尉直属。エンゼルソードが持つ多目的母艦「セイレーン・コール号」のメインパイロット。エンゼルソードの二人の外国人の一人。元ユーロ圏某国戦術航空部隊の唯一の女性パイロット。天才的な操縦感覚で航空機のみならずあらゆる物を乗りこなす。日本で食べた鶏のから揚げに魅かれ、榛名中佐に招かれてエンゼルソードの一員に。

法橋(ホウキョウ)恵美少尉
 秋元大尉直属。エンゼルソードで使用する機器全般のメカニック担当。通常の任務もこなすが、真下技術少佐の研究所にいる事が多い。多目的母艦「セイレーン・コール号」の予備パイロット。性格や容姿はおっとりで、とても特殊部隊メンバーには見えないが、若い頃は半グレ軍団にいたとの噂。どこで覚えたのかナイフの腕は達人級。某軍高官の娘。

木暮桜花中尉
 第一班班長。エンゼルソードでは古参の士官。得意の変装・擬態術は人間以外にも擬態する事が出来る。周防准将直伝の暗殺術は男性の特殊部隊からも一目置かれていて、連光寺・霧雨と三人で工作を行う事が多い。綾瀬留美(浩二)の女性化トレーナー。

愛原美奈子少尉
 第一班木暮中尉配下。元は木暮の行き着けの美容院の美容師だが、木暮中尉がそのメイクの才能を見込んで日本軍技術科入り、後にエンゼルソードに移籍。木暮を師と仰いでいる。

矢吹絵里少尉
 第一班木暮中尉配下。元ヤンキーギャルでストリートファイター。街中で木暮中尉をカツアゲしようとして逆に締め上げられ、それが縁となり木暮中尉の計らいでピクシーアロー入隊。後にエンゼルソード入隊試験に合格。時折昔の不良女子っぽい言動が出る。メイド服みたいな衣装が好きで普段着もそれっぽいのが多い。ヤンキー時代から爆薬とナイフ等小型刃物の名手。

栗原霞中尉
 第二班班長。良家のお嬢様でありながら、少林寺拳法女子日本チャンピオンでかつバレエも嗜む。元々ギャル的な明るい性格だが、事故で左腕と左足首を失ってからは氷の美女と言われる冷徹で孤独な女戦士に。

森井沙弥香少尉
 第二班栗原中尉配下。童顔に眼鏡はとても特殊部隊に似つかわしくない風貌だが、ターゲットを目の前にすると鬼人の表情に変わる。格闘技オタクでアニメ漫画オタクでもある。栗原霞中尉を師と仰いでいるが、彼女の冷徹な性格には疑問を抱いている。綾瀬浩二(留美)の良き理解者。

綾瀬浩二(留美)少尉
 第二班栗原中尉配下。前述。

アンジェラ・井上中尉第三班班長。
 父は日本人武道家、母は日本国に帰化したフランス人。長身金髪の西洋美人だが、大阪生まれの大阪育ちでコテコテの大阪弁で喋る。父の影響で剣道、合気道、居合道の有段者。常に日本刀を所持。ある意味天才的な戦略眼を持ち、行き当たりばったりの作戦指示も何故か上手く行ってしまう。かなりの自信家であるが、禁止されている単独行動時に何故か失態ばかり犯す。

連光寺御世少尉
 第三班井上中尉配下。ある寺の住職の娘。アンジェラとは正反対で、日本人でありながら、常にテンガロンハット着用で西部劇のガンマンかぶれのいで立ち。射撃の腕前はエンゼルソード随一。エンゼルソードに選ばれたのが嬉しいのか、事あるごとに恰好つけたがる。

霧雨理恵少尉
 第三班井上中尉配下。密かに続いた雑賀隠密の末裔。代々受け継いだ忍術を偵察術に生かしている。武器等も忍術かぶれの独特なものを持ち歩く。

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