第1話

文字数 1,033文字

「妖怪レスキュー999」

コンセプトとあらすじ
「妖怪の心の声が聞こえる女の子が、災害から妖怪を救助する妖怪レスキューとして活躍する」

小6の桃花は自分の思いがうまく表現できず、他人と距離をとっている。ある日、頭の中に「助けて」という響きを聞く。探してみると、木の上で猫が動けなくなっているのを発見。そこへ鬼の角を生やした少年がきて助けた。猫は妖怪・猫又だった。桃花は「妖怪レスキュー」に誘われ、個性的な仲間と一緒に妖怪を救助していく。桃花を助けて力丸が重傷を負うが、妖怪の心の声が聞こえる理由を知り自分を受け入れて、再び行動を起こす。

起・
小6の桃花は自分の思いがうまく表現できず、他人と距離をとる。ある日神社で「助けて」という声が頭の中に響いた。気になって探してみると、高い木の上で猫が動けなくなっているのを発見する。そこへ鬼の角を生やした少年・力丸がきて、見事に救助。猫は妖怪・猫又だった。

承・
力丸から「なぜわかった?」と詰め寄られ、桃花はつい正直に答える。すると、妖怪がピンチに陥ったとき救助する「妖怪レスキュー」に加わるようお願いされる。桃花は「君の力が役に立つ」といわれて、思わず力丸についていき、個性的なメンバーたちと妖怪を救助することに。

転・
人間をよく思わないメンバー・ハーピィが、川に流された子供の河童を救助しようとして流されてしまい、桃花は能力を使って探し出す。自信を得た桃花は電線に引っかかった妖怪を救助しようとして、助けに入った力丸が重症を負ってしまい「自分がいると迷惑がかかる」と落ちこむ。

結・
ハーピィが「昔、妖怪の友達が女の子を口でくわえて助け命を落とした」と教える。それが桃花で、そのため桃花は特殊能力を得たようだ。ハーピィから「うまく言えないなら、行動で示しなさい」といわれる。桃花は電線事故から起こった山火事で逃げ遅れた妖怪の救助を成功させる。


キャラクター

桃花 小6 自分の気持ちがうまく表現できないのが悩みだが、妖怪のレスキューの活動を通して「うまくいえなくても、思いがあるなら行動で表現することが大事」だと学ぶ。

力丸 鬼の少年。桃花を「妖怪レスキュー」に誘う。大人300人分の腕力があり、風と同じ速度で走れる。優しくて前向きな性格。ただしお腹がすくと力が出ず、すぐ眠ってしまう。

ハーピィ 大きな翼をもつ美少女の妖怪。はじめは人間の桃花が「妖怪レスキュー」に加わることをよく思っていなかったが、命を助けられてから、徐々に認めるようになる。
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