登場人物一覧

文字数 1,085文字

赤木 小紅《あかぎ こべに》
嘘が大嫌いで、人間嫌いの女子中学生。
理由は、友達に物を盗まれた時に、「私は盗んでないよ」や「〇〇ちゃんに盗んでって言われた」という嘘をたくさん突かれたことから。
性質的には真面目でまっすぐな少女である。なんやかんやで面倒見もいいが、素直になれない性格。
友達を作ることさえ避けていたが、だんだん友達を作ろうと思えるようになる。
元々は弓道部出身で弓道に秀でている。
なお、童話の赤ずきんと、赤ずきんを助けた狩人の子孫だった。
ルーツからか、狩人の射撃の技術と、赤ずきんの誰かを信じることができる技術を持っている。

大神 真《おおかみ まこと》
クラスでは嘘つきとして有名な、顔がいいだけのクラスメイト。
狼男の女性版と、童話の狼少年の子孫。
人を楽しませる嘘をつく。普通では人を馬鹿にしたり、人の人命に関わりそうなところでは嘘をつかない。
穏やかで明るい少年だが、少々お調子者なのが玉に瑕。クラスでは「性格はいいんだけど、嘘をいつもついているから猫かぶってそう」と言われ避けられている。
狼は童話では悪役と扱われているが、本来では真実を見抜く力を持った獣であり、その力のおかげか真実を見ることができてしまう。なお、狼のように牙と爪を発達させることもできる。
狼少年の性質も強く寝付いており、つい嘘をついてしまうことを本人自身も悩んでいる。

玉藻 星来《たまも せいら》
クラスメイトとしては、お淑やかな性格でありながら、友達が多い部類。
狐と人間との間に生まれた半妖の子。
性格的には人をまとめることも得意だが、少々おっちょこちょいで世間知らずである。
狐成分が強く、人間に化けて暮らしている。だからか幻術を使うことも得意とするのだが、存在が伝承、つまり嘘の塊であるため天使に狙われやすい。
先祖がよく人間達にいたづらをしているため、人間として暮らし、人間に償う夢がある。

天使
石像でできた天使に見えるため、天使と呼称されている。
正体は「嘘やファンタジーが存在しない」という言葉が形になった妖怪である。
そもそも、人間は不安や恐怖を、嘘やファンタジーという形で和らげてきた。
だが、時にはその嘘やファンタジーが暴走し、世界を混乱させることがあった。
そのため、「嘘やファンタジーなど存在しない!」と言い、無理矢理嘘を暴いた風に装うことによって、世界の混乱を納めてきた。
ところが、最近ではその世界を守る嘘さえも暴かれることが多くなってきた。
「嘘やファンタジーが存在しない」という言葉だけが一人歩きをし、嘘つきやファンタジーを発見するたび、その存在を消滅するように動くようになってしまった。
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