第2話 健忘症?

文字数 938文字

張り切って、日記のように書いていけたらとか
能書き書いてましたが、この日記を立ち上げたのが娘のお受験の前でして。
デリケートな娘とは言わないけど、やはりそこは嫌われたくない父は少し気遣いをしながら生活をするようにし、受験が終わり、卒業式があり、お受験合格し、手続きの手伝いやら買い物やらしてたら、すっかり日記から離れてまして(笑)
ここですでに2つの健忘症事項
娘のお受験 日記立ち上げ
ほんとに大丈夫か?と思いながら二日前の晩御飯を思い出そうとしたら、しっかりと生姜焼きと思い出せたのでまだ大丈夫と思うことにしておきます。

でもこの健忘症症候群ってのかな?
兆候はしっかりと出てきてる。
とりあえず夫婦の会話が『あれやろ?あれ!そうそうこれ。あれやんな〜 あははは〜』みたいな日常を毎日繰り返してるような気がする。
これはいかん!と思いしっかりと主語述語をつけ、文章として脳内で立ち上げ会話しなければ!と意気込んではいるものの、いざ食事の時間ともなると
『あれあれ』と会話し意気込みすら忘れてる状態になってる。
まぁ通じてるならええやん
って声は聞こえてきそうなんですが、もしかしたらこの歳になると
健忘症=癖
になってるのかなと錯覚すら覚えてしまう。
とりあえず『あれあれ』と言っておけばその場の間は少しは繋がってる状況にはなるという、卑怯な手段なのかもしれない。
魔法の言葉『あれあれ』
『あれあれ』を使って会話している時、相手の視線は必ずや私の方に何かしらの期待やボケやオチを期待した目で見てきてやがる。
これが失敗しようもんなら、今まで見たことのない冷たい横顔で意志のない返事を絡め去っていく。
こっちは何かしたか?って気持ちになりながら失敗したと思い、少し考えたりもする(笑)
毎日こんな輪廻に巻き込まれながら生きてるにも関わらず、老いは背中まで寄ってきて健忘症を発症させようと躍起になってやがる。
これ老いに飲み込まれたら、飲み込まれた事すらも忘れるのが健忘症なんかな?
と深みに嵌って抜けきれなくなる(笑)
まぁ、そこまで行けばもう痴呆症なんでしょうけどね。

もしかしたら『あれあれ』を使うたびに寿命がジリジリ縮んでいってるんかな〜
まぁこの先考えても良いことが出てきそうではないのでこの辺でやめとくとしよう。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

筆者 56歳おっさんと初老の間

実父が55歳で早逝し、自分が56歳を迎えた事により、この先は親父でも知らない事柄かと思い、日記を徒然書いてみようかと。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み