第3話
文字数 661文字
「あの、佐々木くん。放課後少し話せないかな?」
「ああ、いいよ!どこで話す?マックでも行く?」
「え、え?いいの?行こう!マック行こう!」
なんてね。妄想の会話も語彙力低過ぎて現実的じゃない。わたしは佐々木大樹とはぼ直接話したことがないのだ。だけどあの低くて優しい声は授業中聞いたことあるし、シャープを持つ指先も綺麗なのは知ってる。ずっと見てるから。バレないように!
「あの、山田さん。ちょっといいかな」
振り返るとなんと、なんと。佐々木大樹の友人である小野寺がいた。小野寺は去年同じクラスだったので、多少は話したことがある。しかし、わたしを呼びつけるとは…
「あのさ、山田さん。山田さんって、もしかして大樹に惚れてたりする?」
「は、は、え?何、何突然。小野寺意味わからん」
「いや、違うならごめん。気にしないで。ごめん」
「え、何よ。なんでそんなこと聞くの」
「いや、俺。大樹といっつもいるからさ、なんか視線感じてて。山田さんいつも見てるよね?ね、もしかして、大樹じゃなくて俺を見てるの?」
あー、やばい。小野寺ってそっちのタイプだったかー。全然お前なんて見てないのに、返答に困るやつー。
「俺、実は山田さん結構かわいいなって思ってたん…」
「ごめん、小野寺のことは見てない。佐々木くんのことは見てたかも…」
「だ、だ、だよなー!大樹か。いや、そうなら言えよー。俺、協力してやるよ!あいつ今彼女いないし」
「えぇえ!!?」
わたしは思わぬところで味方をゲット出来た。しかし、これからあんなことに巻き込まれることになるとは思いもしなかったのだ。
「ああ、いいよ!どこで話す?マックでも行く?」
「え、え?いいの?行こう!マック行こう!」
なんてね。妄想の会話も語彙力低過ぎて現実的じゃない。わたしは佐々木大樹とはぼ直接話したことがないのだ。だけどあの低くて優しい声は授業中聞いたことあるし、シャープを持つ指先も綺麗なのは知ってる。ずっと見てるから。バレないように!
「あの、山田さん。ちょっといいかな」
振り返るとなんと、なんと。佐々木大樹の友人である小野寺がいた。小野寺は去年同じクラスだったので、多少は話したことがある。しかし、わたしを呼びつけるとは…
「あのさ、山田さん。山田さんって、もしかして大樹に惚れてたりする?」
「は、は、え?何、何突然。小野寺意味わからん」
「いや、違うならごめん。気にしないで。ごめん」
「え、何よ。なんでそんなこと聞くの」
「いや、俺。大樹といっつもいるからさ、なんか視線感じてて。山田さんいつも見てるよね?ね、もしかして、大樹じゃなくて俺を見てるの?」
あー、やばい。小野寺ってそっちのタイプだったかー。全然お前なんて見てないのに、返答に困るやつー。
「俺、実は山田さん結構かわいいなって思ってたん…」
「ごめん、小野寺のことは見てない。佐々木くんのことは見てたかも…」
「だ、だ、だよなー!大樹か。いや、そうなら言えよー。俺、協力してやるよ!あいつ今彼女いないし」
「えぇえ!!?」
わたしは思わぬところで味方をゲット出来た。しかし、これからあんなことに巻き込まれることになるとは思いもしなかったのだ。