誕生日パーティー

今日は明花の誕生日、ミケはハッチとドンとチャチャときなこもちとシロタマとクロネコとジェロを野原に集合させた。

「大事な話ってなんだよ」

急いでやって来たジェロが近づきながら声をかけるとミケが口を開いた。

「今日は明花の誕生日だろ」

「そうだったな」

「今日の夜、ここで誕生日パーティーをしないか？」

「それ良いかも」

「料理はそれぞれ作るっていうのはどうだ」

「良いかも」

クロネコの提案にミケが賛成するとジェロが口を開いた。

「俺、料理、できないんだけど」

「物をプレゼントしたら？」

「それ良いかもな」

「皆、夜7時にここに集合、料理を持って来てね」

その後、ミケとハッチとドンとチャチャときなこもちとシロタマとクロネコとジェロは野原を離れていった。

それから時間が過ぎ夜、7時になった。

そしてミケとハッチとドンとチャチャときなこもちとシロタマとクロネコとジェロが野原に集合した。

「皆、料理、何作ってきたの？」

「俺とドン、一緒に作ったんだ」

「ちょっと待ってレジャーシート広げるから」

ミケが大きなレジャーシートを広げるとハッチとドンがリュックから皿をレジャーシートに置き料理を皿に置いた。

「カニカマを海苔で巻いた料理」

「カニカマピザです」

「俺ときなこもちは1品を一緒に作った」

「ほうれん草とベーコンのキッシュを作りました」

「美味しそうだね……シロタマは何を作ったの？」

ミケが問いかけるとシロタマは焼きそばを皿に置いた。

「イカと海老の焼きそばだ」

「俺はベリーチーズケーキを作ってきた」

クロネコが料理を皿に置くとクロネコ以外、同時に声を出した。

「おー」

「おー」

「おー」

「おー」

「おー」

「おー」

「おー」

「ミケは何を作ったんだ？」

クロネコが問いかけるとミケが料理を皿に置いた。

「煮干しとしめじと小松菜パスタ」

「チーズはないの？」

「チーズは食べるときにかけるよ」

「俺は料理ができないからプレゼントを買ってきた」

小さな箱にリボンが結ばれた箱を見せた。

「明花に知らせたのか？」

「もうすぐ来ると思うよ」

ジェロの問いにミケが答えたその時、明花が現れた。

「皆、集まってどうしたの？」

「今からパーティーを始めます」

「パーティーって何のパーティー？」

「せ〜の」

ミケの合図で皆、同時に口を開いた。

「明花、誕生日おめでとう」

「明花、誕生日おめでとう」

「明花、誕生日おめでとう」

「明花、誕生日おめでとう」

「明花さん、誕生日おめでとうございます」

「明花、誕生日おめでとう」

「明花、誕生日おめでとう」

「明花、誕生日おめでとう」

「……」

皆の言葉に嬉しい気持ちになり目から涙を流した。

「何で泣いてるの？」

「初めてだから嬉しくて」

明花が涙を拭うとジェロが口を開いた。

「明花、誕生日プレゼント」

ジェロが箱を差し出すと明花は受け取った。

「ありがとう、開けて良い？」

「あぁ」

「……」

箱を開き中からダイアモンドのネックレスを掴み驚いた。

「ダイアモンド！、高かったでしょう」

「人間に知り合いがいて安くしてもらった」

「ジェロ、ありがとう」

明花は嬉しそうな顔でダイアモンドのネックレスを首に身に着けた。

「明花、俺達が作った料理、皆で食べようぜ」

「そうね」

こうして誕生日パーティーが始まり明花にとって忘れられない思い出になった。