サカヒナファイブ【概要】
文字数 2,156文字
【グループ名】
サカヒナファイブ
【キャッチコピー】
「坂比南よいとこ何度もおいで~」
【グループ概要】
日本の南の方にある架空の町・坂日向町(さかひな)の役場に勤める職員で構成されたバンド。
「君たち全員音楽やってたみたいだしバンドでも組んだら」という町長の鶴の一声で結成された。
目立った観光地がない同町を歌った自嘲気味の楽曲がじわじわくると動画投稿サイトを中心に人気を集め、イベントやフェスに呼ばれるように。
普段の練習は終業後に町内の公民館で行われている。イベントが平日に開催される時は有給を取って参加することも……!
【メンバー構成】
本名:重浦新(しげうら あらた)。
高卒で入職した最年少メンバー。元軽音楽部。
生まれ育った坂比南町が大好きで、仕事へのやる気が認められて念願だった観光課に異動することになった。
典型的な愛されキャラで、町のおじいちゃんおばあちゃんに可愛がられている。
本名:坪井春(つぼい はる)。
東京の音楽大学を卒業した後、地元に帰って来たアラサー女子。
グループのツッコミ役になることが多く、マイペースなメンバーにいつも振り回されている。
プライベートの時間を削らなければならないサカヒナファイブの活動にぶつぶつ文句を言いつつも、実際は他のメンバーに負けず劣らずグループに愛着がある様子。
本名:白波瀬衣織(はなせ いおり)。
坂比南町の地主の息子。
ベーシストに憧れ、学生時代にデビューを目指すものの挫折。父親のコネで町役場に入職した。
典型的なハイスペックイケメンでモテなかった時期がない。町内にも(年齢問わず)女性ファンが多く、フェス会場でうちわを持ったおばちゃんを見かけたら恐らく彼のファン。
挫折の経験から当初はグループに加入することを嫌がっていたが、新に口説き落とされてメンバーとなる。
本名:西脇(にしわき)ジェシカ。
アメリカにある坂比南町の友好都市出身の母を持つハーフ。父親は県内の大学教授で、ロマンチックな二人の結婚は地方紙に載ったらしい。
生まれも育ちも坂比南町で、アメリカの大学を卒業した後に役場に入職した隠れたインテリ。
イラストや漫画を描くことが得意で、薄い本を携え地方のイベントに(一人で)出展することも多い。締切に追われながらも遠征で培った行動力をグループ活動でも発揮している。
年下のメンバーを優しく見守る観光課の課長。
おっとりしており断れない性格のため、町長の言いなりになっていることもしばしば。
最年長メンバーだが、年齢にそぐわないお茶目さからコアなファンが付いている。
若い頃はヘビメタにハマっており、今の姿からは想像できないようなルックスでバンド活動をしていた……らしい。
坂比南町のご当地キャラ。サカヒナファイブがステージに立つ際は町のPRを兼ねて大体一緒にいる。
町の特産品である柑橘系の果物『ぽんぽこかん』をモチーフにしているが、毎年エントリーするゆるキャラ選手権の結果はいまいちパッとしない。
中には経理課の杉崎洸汰(すぎさき こうた)(23)が入っている。
「サカヒナブルース~なんにもないけどそれがいい~」(作曲:衣織/作詞:シゲちゃん)
坂比南町あるあるを集めた歌詞がシュールな、どこか哀愁漂う一曲。
町の景色と共にメンバーが登場するPVは動画投稿サイトの坂比南町公式チャンネルで公開されている。
元々は町長の気まぐれに付き合うような形で制作されたものだったが「じわじわくる」とネットで話題を集め、再生数を伸ばす結果に。
ポコンタくんのテーマソング。
坂比南町では幼稚園や小学校の体育の時間に使用されている。
子供から年配の方まで踊れる簡単な振り付けが特徴。
【グッズ案】
・ラバーバンド
グループのテーマカラーであるオレンジ色に、グループ名が印字された太めのシリコン製ブレスレット。大量発注しないと経費が安く抑えられなかったため、一応メンバーカラーにメンバーの名前が印字された商品も販売されている。堂園課長は「自分のグッズなんて売れるの……?」と懐疑的。
・ポコンタくんキーホルダー
ご当地キャラ『ポコンタくん』を模したぬいぐるみのマスコット。
縫製によってそれぞれ顔が微妙に違う。
・ハンドクリーム
坂比南町の特産品・ぽんぽこかんを使用したハンドクリーム。
さっぱりした香りで男女関係なく使える優れもの。