文字数 933文字

ルルルルルルッ…

リンの軍の事務所に1本の電話が入る。その内容を聞いてリンは顔が青ざめた。

「そんな、まさか…」

リンはその報告を聞いて直ちに隊員達をひきつれ現場に向かった。


するとその光景は見るも無惨なミナの死体が転がっておりリンや隊員達を驚かせた。


「…ミナ…夫人」


ミナのかわりはてた姿を見て言葉を失うリン。そして、


「ギャアァー!」

「!?」

リンの背後から隊員達の悲鳴がなり響く声。
リンは恐る恐る後ろを向いた。すると、



ズシャ…ズシャ。

ポトポト…



「!」



くすんだ瞳にかえり血をあびた身体。
そこにはボー然と睨んだシェスタの姿があった。




「シェスタ…総…長」

リンは体が動揺しぐらついた。


その時、


「うっ…」

「あああー!!」

隊員の一人がその光景を見て恐怖のあまり銃を乱射した。

リンはその行為を見て、

「まっ、待ちなさい!ポーム!」


無数の弾がシェスタを襲った。

だがシェスタはポームの行動を見て顔をにやつかせ、そして放った弾をよけポームに向けて剣を身体に振り下ろした。


『ドシュッ!』


「ギャッ!」


「ポーム!」

リンは切られたポームの姿を見て叫んだ。


「うっ…あっ」

「あああぁー!!」

『ドカカカカッー!』

「!」

仲間を目の前で切られ他の隊員達も連動するかのようにパニックが襲う隊員達。

だが一斉に襲う弾を撃ち落とすためにシェスタは手から術を唱え、部屋は爆発した。


『カッ!』

『ドカカカカー!!』


!!…


崩れる建物を見てリンは、


…フォー。



っと心の中で叫びつぶやいた。










…リン。

突然背筋に電撃が走り悪寒が襲うフォー。

フォーはただならぬ嫌な予感に襲われそわそわしていた。


フォーは額に手をあて、
「…なんだ?この、胸騒ぎがする感覚は…」

フォーは顔から一滴の冷汗を流しよろめいた。

その時1人の男がフォーの元にかけつけ名前を呼んだ。それは、



「…フォー、隊…長」


「?」

男は荒々しい声でフォーの元により、

「…リン、副隊長が…」


「!!」



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