１日目、第一会場

こら！　貴様らは点呼も取れないフレンズなのか！

だが私は寛大だからなっ。質問に順番に答えてやろう。

一つ。我が部はＧＪ部魂を追求する部である。

二つ。小学生じゃない！　これでも高校三年生だっ！　こんど小学生とか言ったら、噛むぞ！　お兄ちゃんって呼ぶぞ！

三つ。ふっふっふ。ずっとそこに隠れていたことは、じつはとっくにお見通しだったのだ！　誰もこなくって、泣きそうになってなんてことは、まったくこれっぽっちもないからなっ！

ところで、あれだ……。（きょろきょろ）

ば……ばかっ！　ま……まーちゃんだとっ!?

それは禁止ーっ！　ぜったい禁止ーっ！

だって……、かわいすぎるんじゃんよ。

>zin86ha

なーんだ……、い、いるじゃんよー。

いるんだったら、はやく出てこいよなー！

かくれんぼ禁止ー！

ところで、私さ……？

おまえらのこと、「おまえら」って呼んだほーがいいの？　「貴様ら」がいいの？　新兵ども？　そ、それとも……まさかっ!?　お、お兄ちゃん……とかっ？

よし！　おまえら、けっこう、たくさん集まってるな。

いち、にい、さん、よん……たくさんだ！

ところで、あれだっ……。

おまえら、わたしが説明していて、いいのか？

シイにかわったほうがよかったんするんじゃないのか？

すきだろ。天才。

みんな大好きだもんなー。天才。

部活動は、週に何回？

うん？　だいたい毎日、いるんじゃないか？

もちろん日曜はいないけどな。

ＧＪ部魂については、あれは、言語では伝達不能なものなのだ。

考えるな。感じろ。

お？　お？　お？　なんだそりゃ！　カエルの着ぐるみか！

かわえー！

私だってな、ハムスターの着ぐるみなら、持ってるんだぞ！

ええと、どこにしまっておいたかな……。ここだ、ここだ！　あった、あった！

むがーっ！

噛む噛む噛む噛む噛む噛む

よし！　今日はこのへんで勘弁してやるっ！

あと、スーパーハムスタータイムは、おわりなっ！　おわりっ！

誰か帰っていっちゃったぞ？

おーい？　いるぞー、いるよー！　ここにいるよー！　いるのっ！

お？　気づいた？　気づいた？

髪型かえたの、気づいた!?

ここのお兄ちゃんたちは、女子が髪型変えても気づきもしない、だめなフレンズだからなー。

えらいぞー。

爪の垢を煎じて、キョロのやつに飲ませてやりたいくらいだ。

よし、座布団一枚やろう！

森さーん、座布団やってー！

部費？

そりゃ、顧問のセンセイを騙し……げふんげふん。

猫かぶ……、げふんげふん。

ええと、部長であるこの私が、大人の対応をして、顧問のセンセイに対して、部活動についてきちんと説明を行ったうえで、信頼を得た上で、もぎと――げふんげふん。

必要な部費を、調達してきているに、決まってンだろ！

部長の仕事は、大変なんだよ！　タイヘン！

部屋の匂い？

メグの紅茶の匂いなんじゃね？　じゃなったら、キララの肉のほうか？

なんかさっきから、まーちゃん、まーちゃん、ウルセえやつがいるんだけど……。

いいか？　わたしはな？　お子様ランチと引き換えでなければ、プライドは売らんのだ！

わかったら、その口から言葉をたれる前と後ろに、「サー」あるいは「マム」をつけろ。

おほん。hosu01君。

真央学の第一人者として解説するとね。

つまり、「まーちゃんモードを見たければ、お子様ランチを献上せよ」

あー！　シイ！　てめえ！

呼ばれてもないのに、でてくんなー！

言うなー！

あっちいってろ！　しっしっ！

そういや、紅茶、で思い出したケド。

メグが、紅茶いれてくれるってさー。

いまって、何人いんの？　紅茶、いくついんの？

欲しいやつー、手をあげろー。

手をあげたぶんしか、淹れねーかんなー。

よし！　６個だなー！

おーい、メグ、おちゃー！　６こなー！

はーい、皆さん、お茶が入りましたよー。

今日の紅茶はー、ヌワラエリヤでーす。

蜂蜜たっぷりのワッフルもどうぞー。

ハニートラップでぇす。

うちの妹は不憫なやつでな……。

「ハニートラップ」の意味を誤解しているんだ……。

他意ははないんだ。他意は。

生暖かく見守ってやってくれ。たのむ。

なんだ？

それは私が、ちっちゃって意味か？

ちっちゃいって意味かーっ！

おいおいおい！

なんかイケメンきたぞ！

どうしよう？どうする？　おいみんなどうしたらいいと思う？

みんな……、よるー……、

つよいんだなー……

（こっくり。こっくり。うつらうつら）

おおきなー……、お兄ちゃんたちはー……、すごいんだなー……。

……くう。

……すー。……すー。