青天の島

文字数 7,087文字

 暖かい、緩やかな風が吹いていた。
 太陽は明るく、真っ青な海を照らし、波の音が、静かに白い砂浜に響いていた。
 石畳の道の両側には、椰子の木が並んでおり、深い緑の大きな葉っぱが、さらさらと風に揺れている。
 フィンは、たった今この小さな島に着いたばかりだった。
 白銀の髪に碧の目、そして背中には大きな剣――フィンの姿は、どこへ行っても風変わりで、目立っていた。しかし、彼の佇まいは静けさに満ちており、外見上は二十歳前後の若者にしか見えないが、まるで何千年と生き続けてきた樹木のような、超然とした印象を与えるのだった。
(待って。)
 フィンの心に話しかけてくる者があった。振り返ったフィンの後ろには、一匹の大きな猫がいた。琥珀色の目をしていて、毛色はクリーム色だが、日の光を受けてきらきらと輝き、金色にも見える。美しい猫だった。
(フィン。ここは、あたしには、厳しい所だわ。)
 猫は、訴えるようにしてフィンを見上げた。
(だって、暑いんだもの。あたしたちバンパイアは、暑さが苦手なのよ。知らなかったの?)
「でも、いい所じゃないか。」
 フィンは、猫に向かって微笑んで見せた。
(確かに、海は綺麗だし、素敵な所かもしれないけど…。)
「仕方ないだろう。確かめもしないでいきなり乗った船だったんだからな。あのときは、とにかく町を出ることしか考えてなかった。」
(そうね…。フィンのおかげで、あたしは今こうして生きてるのよね。そのことには、本当に感謝してる。)
 猫は、フィンの足に顔を摺り寄せた。
「やめろよ。何回同じこと言ってんだ。あんまり感謝されても、かえって気持ち悪いぞ。」
(だって…。)
 甘えるように喉を鳴らして、猫はフィンを見上げた。しかしフィンの視線は、既に遠くにあった。穏やかだった表情が、にわかに険しくなり、何か考え始めたようだった。それを見て、猫は寂しそうな様子になり、つい先日のことを思い出した。
 猫の名は、ウォッカといった。ウォッカは、人間の血を吸って生きるバンパイアであった。それ故に、人間に捕まり、残酷な方法で処刑されそうになっていた所を、フィンによって助けられたのだった。
 フィンは、人間でありながら、バンパイアのような不幸な魔物や、呪われた魔獣たちを浄化しているというのであった。
(ここにもいるのね。魔獣が。)
「ああ。」
(あたしもついて行っていい?”浄化”ってどういうものなのか、見たいわ。)
「見世物じゃないぞ。」
(お願い。フィンのことを知りたいのよ。だって、何にも話してくれないんだもの。)
「別に話すことなんかない。」
(…話したくないことがあるのね。それが何かは聞かない。でも、ある意味、あたしたちは旧世界のことを知ってるってことで、今の世界の奴らが知らない秘密を共有してるんじゃないかしら。)
「……。」
(あたしには、使命とか、生きる目的なんてないわ。でもフィンは、魔物を浄化することが使命だって言ってたでしょ。実際、あたしはフィンに救われたわ。だから、今度はあたしも助けになりたいのよ。フィンの助けにも、魔物たちの助けにも。)
「それじゃまるで何かの宗教みたいだな…。」
 フィンは、呆れたように言った。
(あたしは本気よ。今までのあたしは、獣と同じだった。でもこれからは…。フィンと一緒なら、人として生きていける気がするの。)
 ウォッカは猫の姿だったが、ニコッと笑っているように見えた。
 港からずっと歩いていくと、広い街の中に入った。
 遠くから見ると灰色の石畳の道は、近くで見ると、赤や青の不揃いな形の石で出来ていた。その上に立っている石造りの建物は、白や黄色に塗られており、街の至る所に植えられた、熱帯植物の緑色が自然と調和して、色とりどりの街の景色を一段と美しく見せていた。
 今は、何かの祭りでも開いているのか、街には露店がずらりとにぎやかにひしめき合い、赤い提灯が街中に飾り付けられ、中央の広場では、笛や太鼓の音に合わせて、人々が歌ったり踊ったり、楽しそうな表情に溢れていた。女たちは、赤い花輪を首にかけ、綺麗なドレスを着て優雅に舞い踊っていた。
 それらの街の様子を、ウォッカは猫の姿で物珍しそうに眺めていた。
「ウォッカ。」
 フィンの声で、はっと我に返ったウォッカは、急いでフィンの方へ走っていった。
「綺麗な猫だねえ。あんたの猫かい?」
 通りかかった露店の女店主に声を掛けられ、フィンは足を止めた。ウォッカは隠れるようにして、フィンの足元で身構えたが、フィンは気にせず店を眺めた。店先の棚には、色とりどりの美しい織物や、細かな刺繍の施された布が綺麗に並べられていた。
「この布をスカーフにして、猫につけたらかわいいよ。」
 店主にそう言われ、フィンはちらりとウォッカを見ると、緑色の無地の布を一枚買い、ウォッカの首に巻き付けた。
「なかなか似合うな。これなら、野良猫とは思われないだろう。」
 フィンは笑ってウォッカの頭を撫でた。
(言っとくけど、これは仮の姿なのよ。)
 ウォッカは、少し苛立った様子だった。
(あたしだって…。)
 遠くの方で踊っている女たちをちらりと見て、ウォッカは悲し気な顔をした。
「何かの祭りでもやってるんですか?」
 さりげなくフィンは店主に聞いた。
「ああ、今は春祭りの時季だからね。この島を昔から守ってくれている神様たちのために、ああして歌や踊りを披露して、春の陽気(エーテル)を神様たちから頂くんだ。夜には花火も打ち上げるんだよ。」
(ハナビ…?)
 ウォッカは、不思議そうにフィンを見た。
「お前は見たことがないのか?」
(知らないわ。それって何なの?)
「空に咲く花みたいなもんだ。」
(空に…?星みたいに光ったりするの?)
「ああ。」
(ふうん…。なんだか、すごそうね。ねえフィン、夜になったら、そのハナビを見たいわ。)
「それよりも、俺は、魔獣のことを聞きたかったんだが…。どうも、ここは暢気すぎる。魔獣の気配があるのは確かなんだがな。」
(魔獣が人を襲ってないってことじゃない?それならいいじゃない。みんなすごく楽しそうだし、明るい街だわ。)
「しかし、魔獣は苦しんでいる。人が楽しければそれでいいってことじゃない。」
(でも…。)
 不満げなウォッカの呟きを聞き流して、フィンはまた歩き出した。その後を追うウォッカは、もどかしそうに空を見上げた。太陽は、まだ上の方で光っている。太陽が沈んで夜になるまで、まだまだ長くかかりそうだった。
(早く夜になればいいのに…。)
「腹が減ったのか?」
(そうじゃないわ!早く元の姿に戻りたいってこと!)
 ウォッカは怒っていた。そんなウォッカの気も知らずに、フィンは悠々として、景色を眺めながら歩いていた。
 街を離れてしばらく行くと、見渡す限り青い海の広がる浜辺に出た。
 フィンは、岩場に生えていた赤い花をむしりとって、ムシャムシャと食べ始めた。
(本当に、フィンは変わっているのね。花を食べるなんて。)
 ウォッカは、赤い花に顔を寄せて、花の甘い香りをかいだ。
「お前は人の血を吸う。それと同じだろ。」
(そうかもね。)
 少しの間を置いて、ウォッカは、ふとフィンを見て言った。
(…フィン。あんたは、旧世界の人間だって言ってたよね。もしそれが本当なら、フィンもあたしと同じくらい長く生きていることになるでしょう?…何百歳も。あたしは、十八かそれくらいのときにバンパイアにされたの。きっと、フィンもそれくらいの歳から、変わっていないんでしょう?)
「そうだな…。しかしまあ、それは外見上のことで、精神は年寄りと同じなんじゃないかな。」
 フィンは軽く笑った。
(ふうん…。あたしは、何百年と生きてきたけど、年寄りって思ったことはないわ。十八のときとほとんど変わってないと思う。そりゃあ、バンパイアになって変わった所もあるけど、やっぱり本当の部分は、人間だったときと同じなんだと思うわ。…そうか。だからフィンは…あたしが猫だろうと、女の子だろうと…、どうでもいいってわけなのね。)
 ウォッカは、少しすねたように言った。
「ウォッカ。変な言い方かもしれないが、俺は、動物や植物や、自然のあるがままの姿を見ているのが好きだ。人間も、お前みたいなバンパイアも同じだ。外見の問題じゃない。お前の本性は猫でもバンパイアでもない。今あるがままの姿や心だろう。」
(あるがままのあたしでいいってこと?)
「うん。」
(でも…、やっぱりあたしは…人の姿でいたいわ。いくら”綺麗な猫”なんて言われても、ちっとも嬉しくないもの。)
「そういうものなのか?俺には分からんが。」
(フィンって…、本当に変わってるわ!)
 また、ウォッカはむくれた。フィンはただ笑って、花を食べ続けていた。

 夜になっても、フィンは浜辺から動こうとしなかった。
 ウォッカはバンパイアの姿に戻っていたが、街へは行かず、フィンの横でぐったりと寝転んでいた。
「今日は、日に当たりすぎたわ。人を襲いに行く気にもなれない…。」
 フィンは座って、じっと海の方を見ている。もう、何時間もその状態が続いていた。
 辺りは真っ暗で、海は黒い波の影が見えるばかりだった。
 しかし、ウォッカは夜目が利くので、景色をはっきりと見ることが出来た。寝転んだ状態で、ぼんやりと海を眺めていたウォッカは、急に身を起こして、フィンの方を見た。
「フィン…あれ…!」
 フィンは立ち上がって、海の方へ少し近付いた。
 波がざわめき、大きく揺れ動いた。何かが、海の底から上がってきたのだ。海に大きな穴が開き、黒い大きな影が頭を出すと、波は四方八方に流れ落ちて水飛沫が上がった。海中から現れたのは、船ほどの大きさの魔獣だった。魚の鱗がびっしりと全身を覆っていて、頭部も魚のような形をしていたが、どこか人のものと混ざったような、グロテスクな姿だった。
「な…何なの!?あれ…。」
 思わずウォッカは、フィンの後ろに隠れた。
「魔獣だ。」
「こっちに来るわ!」
 魔獣は、魚の鰭と人の手足が混じったような二本の足を動かし、背鰭から繋がって生えている尾鰭を長く引きずって、こちらへ向かってのっそりと歩いてきた。尾鰭の近くに、後ろ足のようなものがあったが、退化しているのか、全く動いていなかった。波の浅瀬まで来ると、魔獣はそこで止まった。
 フィンはいつも通り落ち着いていたが、ウォッカは少し怯えていた。
 魔獣の小さな赤い目が、フィンの方を見ていた。
(わたしに話しかけているのか…?)
 既に、心の中での会話は始まっていたのだ。フィンは目を閉じて、魔獣の心に話しかけていた。
(…そうだ。わたしは昔人間だった。しかし、昔のことなどほとんど忘れてしまった。この体が苦しくて、苦しくてね。いつも、死にたくてたまらなかった。でも、ここへ来て、少しは楽になったんだ。年中お祭りをやっていて、わたしは、あの花火を見るのが楽しみなんだ。何故か、忘れたはずの故郷を思い出すんだ。思い出していると、一時でもこの苦しみを忘れられる…。)
「花火を見に来たのね。」
 魔獣の心の声は、フィンにだけでなく、ウォッカにも聞こえていた。
(ここの人たちは、何故だかとても懐かしい。わたしを見つけた人もいたが、手を合わせてただ立ち去ってくれた。誰も捕まえに来たりしない。わたしを恐れていると同時に、敬ってもいるように見えた。それが、わたしにとってはとても有難いことだ…。)
 突然、空が明るく光った。
 深い闇の中に一瞬、満開の花が咲いたかと思うと、ゆっくりと散っていき、あとには、灰色の煙が夜の雲のように浮かんでいた。その余韻の中に浸っていると、今度はふたつ、みっつと、次々に花が咲いて、静かな夜空はにぎやかな祭りの景色に変わった。
「きれい…。すごいね。」
 ウォッカは、魔獣のことを忘れて、華やかな空の風景に見入っていた。
(さあ…わたしを捕まえるがいい。もう、未練はない。)
 魔獣は目を閉じた。
 白い乾いた砂の上に立っていたフィンは、碧の目を開けて魔獣を見つめた。花火が幾つも上がり、空の上で鳴り響く中、フィンはブーツを脱ぎ捨てて裸足になり、さらさらと波を歩いて魔獣の方へ近付いていった。魔獣は、近付いて見ると、見上げても足りないくらい大きかった。
 フィンは、魔獣の鱗に手を当てた。するとそこが光り出して、魔獣の体が淡い光に包まれていった。
(わたしは…)
 魔獣の姿が、光の中で、人の姿へと変化していく。
 光は、徐々に大きく、強く輝きを増していくようだった。
「フィン!これって…!」
 異変に気付いてウォッカが叫んだ。
 光は、花火より激しく燃えて、夜の闇を食い尽くしていた。花火の音も聞こえなかった。ただ、人間に戻ろうともがく生き物の声だけが、地上に鳴り響いていた。
 ウォッカは、息を呑んで見守るばかりであった。さっき見ていた花火の美しさも感動も、何もかも吹き飛んでしまった。目の前の生き物は、苦しみそのものだった。綺麗に魔獣から人の姿に変わるのではなく、それはふたつの命の戦いとでもいうようなものであり、魔獣の体と、人の魂とが、互いにせめぎ合い、ひとつの命を取り合っていた。
 彼らは、歪められた命なのだ。ウォッカは、そのような直感を持った。本来、人として生きていたものが、別のものに変えられた。丁度、自分が人からヴァンパイアに変えられたように。そうして、現在の体を受け入れられない心があって、本来の体になりたくて戻りたくて、苦しんでいるのだ。心は、それひとつであるわけではなく、共に生きてきた体と、深く繋がっているのかもしれない…。
 そのようにウォッカが考えていると、柔らかな風が流れてきた。はっと顔を上げて見ると、目の前の苦しみは、すっかりと人間の姿になって微笑んでいた。
「わたしの名は、トウカイ。ありがとう、月のお方。」
 深く頭を下げて、その男は、フィンを見た。
 花火がこだましていた。
 明るい夜空の下、靄のように霞んだ光の中へ、ひとりの男が消えていった。
「フィン。今のが、浄化なのね。」
「ああ。」
 フィンは浅瀬から上がってくると、疲れたように砂の上に身を横たえた。
「あの人、本当に嬉しそうな顔してたわ。フィンに感謝してたし。」
 ウォッカも嬉しそうにして言ったが、ふと首を傾げた。
「…でも、最後にあの人、『月のお方』って言ったよね?どういうこと?」
「さあ…。」
「さあ?って、とぼけないで。」
 ウォッカは、振り返ってフィンを一瞥すると、フィンの横に腰を下ろした。
「フィンはあの人と心で会話したんでしょ?あたしが猫のときみたいに。ねえ、何を話したの?」
「どうでもいいだろう、そんなこと。」
「どうでもよくないわ。気になるから聞いてるの。…あーあ。フィンって、浄化する魔獣にはそうやって心を開いて話してるんだ。あたしには隠し事するくせにさ。」
 むくれているウォッカに、フィンはため息をついた。
「…魔獣に言葉は通じないが、心は伝わる。だから、言葉ではなく心で魔獣と対話する…、口で説明するとそんな感じだ。つまり、俺の意思でべらべらしゃべってるわけじゃないってことだ。」
「それは、あたしが猫のときに心で会話するのとは別ってこと?」
「全く別だ。いわゆるテレパシーってやつと浄化は別だ。一つ一つの言葉ではなく、心そのものをやりとりするというか…。まあ、特殊な状態としか言いようがない。」
「ふうん…。なんとなく分かったわ。確かに、言葉もテレパシーも通じない魔獣に出来ることといったら、全てをさらけ出して、心の中を全部見せて、『自分は怪しい者ではありません』ってことを伝えるしかなさそうだものね。」
 ウォッカがそう言うと、フィンは笑った。
「なんで笑うのよ?」
「いや、その通りだ。…俺は怪しい者だけどな。」
「そうよ。あたしはフィンに何もかも打ち明けたっていうのに、不公平よ。あたしにも、フィンの心が見えればいいのに。そうすれば、本当のフィンを理解できると思うの。さっきのあの人だって、元の姿に戻ったのは、勿論フィンのおかげだと思うけど、フィンも言ってたでしょう?本当の姿は、あるがままの姿や、心だって。きっとあの人は、あんな姿になっても、人の心が本当だから、元に戻れたのよね。」
「そうだな…。お前の言う通りだ。俺がしていることは、あくまでも手助けにすぎないんだ。本来のすがたに戻ろうとしている者に力を貸しているだけなんだ。」
 フィンは、どこか自分に言い聞かせるようにして言った。
「花火のことなんて、なんだか浄化される魔獣を見たら、どうでもよくなっちゃったわ。まあ、綺麗だったけど…。」
 ウォッカは、まだ遠くの方で光っている花火をぼんやりと眺めた。
 「浄化」は、ほんの一瞬の出来事だった。ウォッカには、まるで、何時間も時間が経ったかのように思えたが、花火を見ているのと同じくらい、わずかな間のことでしかなかった。それなのに、いつまでもあの光景が焼き付いて、心が痛むような感覚すら覚えるのだった。
 今、フィンは、安らかな顔で眠っているが、「浄化」がどれだけ大変で、辛いことなのかと、ウォッカはそのように思わないではいられなかった。別に、何の見返りがあるわけでもないのに、何故フィンはこんなことをしているのか、こんな目にあっているのだろうか――。
 ウォッカは、夜空を見上げて、月の姿を探した。花火は終わり、ただ灰色の雲が広がっていたが、月はどこにも見当たらなかった。今は、月の見えない頃なのだろう。

<「青天の島」・終わり>
<「金色の記憶」に続く>
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登場人物紹介

フィン:不死身の青年。銀髪、碧目。背中に大剣を装備しているが、武器としては使えない。魔物を浄化することを使命としている。好物は、花や植物、雑草。肉を食べない。性格は、無愛想、冷静、穏やか、飄々としていてつかみどころがない。

ウォッカ:バンパイアの美しい女性。猫に変身できる。蜂蜜色の髪、琥珀色の目。元は人間だったが、そのときの記憶を失っている。バンパイア(吸血鬼)なので、人間の血を吸って生きている。性格は、気が強く、勝気。フィンに救われ、次第に好意を寄せるようになる。

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