その3

文字数 512文字

 地球上で一人・・・その3
私は地球上に残された最後の人間だ。
私はロースト啄木鳥を猫に取られた。
しまった、今日は何を食べよう?
と考えていると、ドアをノックする音が。
 ガンガン!ガラガラ!
何だ大きいぞ!
人間か?誰かいるのか?私は、ちょっと恐怖を感じて覗き穴から見てみた、猪だった。
 自然豊かな所だなここは・・・。
流石の私も、猪を相手に勝てる気がしないので、やり過ごした。

 地球上で一人・・・その4

 私は地球上に残された最後の人間だ。
猪は帰ってくれた様だ。何しに来たのだろう。
私を食う気だったのだろうか?
確か山芋しか食わなかった様な。
 すると、ドアをノックする音が。
今度は一体何だ?!
私は空腹で疲れていた。
 猪狩りでもするか、罠を仕掛けるか、などと考えていた。だから無視をした。
だが、トントントン優しくか弱い音が続いた。
そして、

「もしもし、どなたか、いらっしゃいませんか?」

 女の声!
私は走ってゆき扉を開けた。
そこには真っ白な服を着た、半透明な女の人が立っていた。
 私は直ぐに分かった。

「テメェ〜!紛らわしい所に出てくるな。
人間だと思うだろ!幽霊に用事はないんだよ。帰ってくれ!」

と罵った。彼女は悲しそうに消えた。

 その5に続く。
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