第1話

文字数 1,203文字

「探偵は七色ボイス!?」

コンセプトとあらすじ
「声優になりたい女の子が、七色の声を持つ妖怪やイケメン少年と一緒に不正をただす」

七香は声優になりたいが、人前でうまく声がだせない。ある日友達の唯がオーディションに応募してしまい、家にある蔵の中でひとり練習していると、箱から子狐みたいな妖怪・キューが出現。どんな人間の声でも真似できるキューに代わりにしゃべってもらうが、不合格になる。するとイケメンの誠哉に「審査に不正がある」といわれ、二人は黒幕を追い詰める。その後、七香は誠哉にキューのことがバレるが、自分の言葉で真実を話す。

起・
中1の七香は声優になりたい女子。しかし人前でうまく声がだせないという弱点があった。友達の唯がオーディションに応募してしまったため、家の蔵で練習していると、箱をひっくり返し、小狐に似た妖怪・キューが現れた。キューにはどんな人間の声でも真似できる能力があった。

承・
七香はキューに姿を隠してオーディションに協力してくれるようお願いする。一次審査に挑んで審査員を驚かせるが、不合格になる。そんなとき一緒にオーディションを受けた誠哉に声をかけられる。誠哉は七香の推しキャラ「カイ」に見た目も声もそっくりで、七香はドキッとする。

転・
誠哉に「君が受からないなんておかしい。この審査に不正があるかも」と言われる。七香はうまくしゃべれないこともあり、真実を告げられなかった。後日誠哉に呼び出され、審査員のひとりに会いにいく。七香はキューの能力を使って彼に上司の振りをして電話し、真実を聞き出す。

結・
合格させるアイドルの子はあらかじめ決まっていた。七香はお化けの声を出して黒幕の審査員長に真実を語らせ、不正を白日の下にさらす。しかし誠哉にキューのことがバレてしまい、気まずい雰囲気に。七香は勇気を出して自分の言葉で誠也と話し、再び一緒に夢を目指すことに。


キャラクター

七香 中1 読者目線のキャラ。アニメと猫をこよなく愛す。声優を目指しているが、人前でうまく声がだせないという弱点がある。「スターダスト」というアニメの「カイ」を推している。

キュー 七香の家の蔵の箱に封印されていた小狐に似た妖怪。どんな人間の声真似でもできる。目覚めてから初めて食べたショートケーキが大好物になる。態度はえらそうだが、ショートケーキと引き換えに、姿を隠して七香に協力する。

誠哉 中1 声優を目指しており、七香と同じオーディションを受ける。七香が好きなアニメの推しキャラ「カイ」に見た目と声がそっくり。努力家で、日々レッスンを欠かさない。そんな誠哉の姿を見て、七香は自分のやっていることが心苦しくなる。

唯 中1 七香の友達。明るくて押しの強い性格だが、裏表がないため周囲から人気がある。七香も、唯の前では自然にしゃべることができる。声優好きで、七香をオーディションに応募したのは、むしろ推しの声優に会うチャンスが欲しいため。

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