第1話
文字数 4,967文字
咲良「ポップコーン。買ってきて?」
小千「…何味?」
狭い借りアパートの室内で、ガラス板の机上。TV側をお互いに観ながら。もちっと。広い部屋であれば。良かったん。だろうけど…。まぁね…。
咲良「塩バター味。ムフフッ」
小千「えぇー?…キャラメル味に…しときなよ?」
咲良「…買ってきてっ!!」
小千「…分かりましたっ…それで…飲み物は?」
咲良「牛乳があるから、いらない。ムフフッ」
小千「…好きだな。牛乳…フフッ」
部屋を出て見上げた夜空に月暈が…。幸せ…なのかもな?今が…。未来に良いこと、ある奴。だろあれ?
コンビニに、向かう夜道。不安と、爽快感を…味わって歩いた…。ちゃんと幸せに…なりたいな?なのかもな?眺めて夜空に呟いた。
小千「そりゃそうだよ。みんな。そうだよ」
チュンチュン。雀は…実際には見えないけど。声だけは…聞こえるんだよね。ハハッ。
小千「…マスターんちも…まぁ…。翌日の仕込み中だろうな?…当然。だけど…」
定休日の看板をそのままに。店舗内にある厨房へ。それが無いっちゃ。無いのは…自身で仕込みしているから…だけど…。
小千「…変な、メッセージ来なきゃいいんだけど」
それはランキングの低い占いを見たからだ…。録画だけど。誰も居ない店舗に、日々の慣れた。自業自得の仕込みをする。それは翌日分の。スマホを片手に…。
小千「…正社員、アルバイトさん募集中…か。景気いいね…」
知り合いの経営者さん。SNSで募集中…。フフッ。売れてもない。うちの店舗では…それは…ないな。羨ましい…。
知り合いの経営者さん「お前に、お金の稼ぎかた。教えたるわっ!!」
伝えてくれて。教えて貰える。と…ちょいちょい。宣伝してくれるマスター…。
若い女性「あっちのマスターから、紹介して貰いましたっ♪…クソ不味い。そうですね?ウフフッ」
クソ不味い。は…無いだろう?マスター?ヒドイね?ヒドイの嫌なんだよなぁー。慣れなくって。
小千「…お口にあえば…嬉しいですけどね?ハハッ」
苦虫を噛み潰した。笑顔しか出てこない。当然の流れで。
若い女性「…ムフフッ」
嬉しいですけどね?マスター?ハハッ。先日、紹介して貰ったお客様の…。その時の記憶。翌日の仕込みを…続けながらの最中に思い出していた…。
…咲良から「メッセージ」が来た…。今かぁ~?って。思いながら。
咲良「友達と、ユニバ行ってくるぅ~♪」
小千「行ってらっしゃい」
定型文で、即答は続く…。
咲良「…お土産。待っといて?」
小千「ありがとうございます」
…勝手に行って。勝手に帰って来ればいいじゃん…。
ぁ、思っちゃいけないやつだ…。メディアで…観たことあるな。それは…。言っちゃいけません系の…。
咲良「…お父さんのぉ~?お尻っ♪ペンペンしますっ♪」
小千「…何か…すまん」
再び、空の店舗に、妄想上で怒られて。妄想上で謝っていたのを、呟いていた。返信もちゃんとした…定型文だけど。付き合って…は…無いんだよな…。アハハッ。
マスターから連絡が来た。数年越しの…メッセージ。会って意見交換するのに…。逆に忙しいな。今日。
マスター「エエから。頑張れ」
…謎過ぎる…久しぶりのメッセージが…これ?ちょっと…。ヤバいじゃん?このフラグ。キャハハッ。
数年越しの…メッセージが「エエから。頑張れ」って…。いやいや、ちょっと…。ま、待て…よ?此は…100パーセントのフラグじゃないのか…?
カランッ。カランッ。
鳴らないはずの休業日…そして勢いよくドアが開くのを眺めた。逆光の人影が、日中に現れた。その人影が勢いよく声を出した。
翔太「えぇーから、ビール出せやっ!!」
孝輔「…すいません…定休日。って言うたんですけど…すいません…」
小千「…いらしゃいませ?」
厨房から、覗く感じので…昼間の眩しい光を堪えながら。声で男性2人と分かり、近づいてくる人影を見た。
翔太「…言うこと。聞かな。しゃーない。みたいななっ?アルバイトに。手ぇ~出すって?鬼畜かお前はっ!! 」
孝輔「…すいません…そういうん。違うよぉ~?言うたんですけど…」
翔太君と孝輔君か…。聞いた事ある声だとは…思ったけど…。近づいて分かった。
小千「…ムフフッ。翌日分の仕込みは…あるんでね?装いは…異なりますけど…それは…多分に?咲良の事ですか?」
翔太「…今彼やぁ~っ♪言うてなぁ~?」
孝輔「…咲良さんが言ってたって…事です…いや…。僕自身は…聞いて無いんですけど…二人でいた時に聞いたみたいで。…すいません」
これかぁ~?って。「頑張れ」のメッセージ。マスターさぁ~?それ。あってねぇ~し。キャハハッ。
アルバイトに来てくれている咲良。「手伝ってぇ~?」の部分的、理解も…追い付くけど…。
咲良「好きだって、感じの人は居る…ムフフッ」
伝えてくれていた時の、映像がフィードバックする。チラッと。いや…。それの特大が…今?
…それ過ぎるだろ?…てかさぁ~?…翔太君。ガチギレじゃねぇ~かよっ?翔太君…自信持てよなぁ~。キャハハッ。
小千「理由は…なんだけど…選ぶのは…彼女。それは…。言いきれるね?」
翔太と孝輔「…」
翔太「…絶対。渡さへんからなっ!!」
孝輔「…すいません…」
カランッ。カランッ。
知るかっ!!って。出てった翔太と、ペコリってお辞儀した…付き添い?の孝輔…。アハハッ。って。なった。
小千「頑張りました」
マスターに返事した…。仕込みを続けている最中に送信して…。程なく。仕込みの最中に返事が来た。
マスター「それやったら、エエ」
キャハハッ。マスターんちにも…行った後、だったのかな?って。仕込みを再開する。キャハハッ。って。なりながら。
小千「休み。無いんだよねぇ~…誰…だろうね?それ?アハハッ」
どれだけの?人達が…理解と応援して貰ってる。のか?みたいな。感謝の感覚で。空の店舗に、誰かさんに伝えるはずのを、再び伝えていた。
知人達のSNSが伝える…ゴルフの練習場行ってきた。何ヤード飛ぶように、なったとか?
幼い子供と公園へ…行ってきた。とか。眺めた。…独身にはない。感覚のSNSを眺めなおした。
翌日分の。仕込みが終わっての帰宅準備。久しぶりに…寝れるな…。
咲良「迎えに来てぇ~?」
小千「…はい」
随分と…思ってた…より早いっ!!…そして迎えに行くのかっ!!
小千「んで、どこ?」
咲良「マスターんちっ♪」
小千「りょ」
休業日に…捕まるマスター側もね?ムフフッ。仕込みがかかるんだね?時間的に。まだ、店舗に居るんだね?…キャハハッ。
仕込みを終えた。僕は…。マスターんちに、定休日の夜…。急ごうとした。
カランッ。カランッ。
警察官さん複数名…が…。店舗に。
警察官さん「監視カメラを確認させて貰えませんか?」
小千「…いいですけど…理由は…?」
警察官さん「店舗の前に、放置自転車がありまして」
小千「…どうぞ?」
開かれた扉から。車道側。街路樹と街路樹の間にあるのが、ぼやけて見えた。翔太君と孝輔君が…帰った後。だろうな。見覚えの無い自転車。
一緒に居た。女性警察官さん一人が…ニヤニヤし続けているのに…違和感を覚えた。
4名の警察官さんと一緒にバックヤードに向かい監視カメラの画像確認をした。
放置自転車…いつもだったら、何もない感じで持ってって行く感じなのに…。もう夜…だから…だよね…。
夜…だからね…。昼間だとすぐに持ってってくれるのは…知ってはいるんだけど…。自身に言い聞かせて一緒に画を見る。放置自転車の持ち主が映る…。
警察官さん「…見覚えは…ありますか?」
小千「…いやぁ~。知らない人ですよねぇ~?」
警察官さん「…ご協力、感謝します」
小千「…いえ。当然ちゃあ。当然の事なので…」
質問してくれている警察官さんが班長なのかな?って。なりながらも、終始、ニヤニヤしている女性警察官さんに。違和感を持ち続けながら見送った。マスターんちに急がなきゃ。咲良が…。
小千「…見たことある顔なのは…警察官さん達の顔だけどね…誰が放置自転車だよ…ハハッ」
夜道で呟いた。
小千「お疲れ様です」
マスター「おう、家まで…ちゃんと送れよ?」
小千「…はい。先輩」
既に、寝ちゃってる?カウンター席に…マスクは…したまま。なんだな…楽しかった。伝わってくる微笑んだ寝顔を眺めながら…。
僕「…僕の、子供です…」
マスター「似てへんすぎやろ。それぇ~?」
このやり取り…一生、伝えられるんだろうな?って。言わないで、回避するための。「はい。先輩」
その後に来る。「お前に。似ぃーひんでよかったぁー?」迄もだ。…耳の後ろは…似ていると思う…。咲良が…悲しい顔をするからだけど。
小千「…ちょっと?…ちょっと?」
声をかけるだけでは起きなくて。肩を叩いて起きるかな?…って。肩にぽんぽん。ってする。
ぴんっ!!と急に起き上がって、フフーン。って。感じの。笑顔を…。
此方に向けるわけでもなく。マスターに向けて。フフーン笑顔を続ける咲良に。若干、イラッと来た。
迎えに来てぇ~?の。側が…だよ?アハハッ。ジーパンの…腰周りから、パンツ見えている。
小千(RGB…R156 G37 B28…楽しんだ…後?かも?ハハッ。面倒…だ。詮索するのも…止めておこうか?)
マスター「お疲れ気味、やな?」
小千「それほど…でもないです」
マスターとマスターの奥さん「アハハッ」
マスター「安心せぇーや。栞里と、行ってきたぁ~♪てな?」
小千「…ありがとうございます」
咲良をおんぶして。帰宅する…。マスター…モノマネ…似てない…。
小千「ムフフッ」
思い出し笑い。…しっかし、とんでもねぇー休日だよ。まったく。って。冷静になろうとした。
咲良「…ムフフッ」
酔っちゃいました系の笑い声だけ聴こえる。思いは一緒だったようだ。それは…。マスターモノマネ似てない。と、思いたい…おいおぃ~?…って。伝えたい感じの。後に笑顔が…。溢れるのを我慢した…。
小千「むふっ」
咲良「…いいのっ♪」
小さい声で…それは酔っちゃいました…声の再びで。
小千「…ムフフッ。良かったね?ハハッ」
咲良「ムフフッ。いいのっ♪」
学び多くの…タイムラグ。
小千「…こういうの…以前に…無かったかな?ハハッ」
咲良「…ムフフッ」
咲良が足の骨。折っちゃって。ギブスをした足と松葉杖。してた時の記憶。あの時も…パンツ…見えてたな…んで、おんぶした。アハハッ。
小千「ムフフッ。いいけど?」
咲良「…いいのっ♪これでっ♪」
小千「キャハハッ。良くはないよ?」
咲良「アハハッ。いいのっ♪これでっ♪」
小千「…もう、酔い覚めてるだろ?ハハッ」
咲良「いいのっ♪お家までっ♪」
小千「ムフフッ。いいけど?…頑張りまーす」
咲良「むふっ」
もう、酔い覚めてるだろ?って。最後の「むふっ」で再び思いながら。アハハッ。いいけどね?ハハッ。
20代になってまで…甘えん坊だな。嬉しいけどね?アハハッ。
小千「そういえば…翔太君と孝輔君が…来てたよ?…マスターからも聞いているかもだけど?」
咲良「ムフフッ」
小千「…ちゃんと…伝えないと…ね?怒ってたよ?」
咲良「ムフフッ」
小千「…おんぶしての…首閉めは…穏やかじゃ…ないな?」
咲良「…ご協力、感謝しますっ♪」
一瞬…えっ?ってなった瞬間に。いっそう強くなった。
小千「てかさ?首閉めしながらの敬語。って。どうなの?……タイミングって、あるからな?そういうの?…むぐっ!!」
咲良「…出ていかれた人に、言われたく無いですっ♪」
小千「…気持ちは…分かる」
咲良「ムフフッ。今は、此でいいのっ♪」
伝えないと…という言葉に、若干の縛りと焦りを感じながら。暗に咲良へ伝えてしまっていた。
親として…失格…分かりきっては、いるんだけど。咲良は…成長してく今までの、咲良自身もそうしてんだろ?って。
「育てなきゃ」と「選ぶだろうけど」
脳内に混在していて。理解しての。パラドックスだ。
小千「ちゃんと…解ってるよ?」
容姿が白人なのは…居なくなった母親のせいだ。僕には…まったく似ていない。
咲良「見透かした感じが。ムカつくのっ!!」
小千「…首締めは…お父さん…以外に…しないように…ぐふぉ。強すぎる。今のはっ!!」
咲良「…ムフフッ。いいのっ♪」
怒らないで?と甘えん坊?が…感電しそうだ。
小千「…死んじゃったら…どうすんの?」
咲良「むふっ」
小千「…あぁ~。降りろ。もう、おんぶ。やめだ」
咲良「…ダメッ!!」
小千「…何味?」
狭い借りアパートの室内で、ガラス板の机上。TV側をお互いに観ながら。もちっと。広い部屋であれば。良かったん。だろうけど…。まぁね…。
咲良「塩バター味。ムフフッ」
小千「えぇー?…キャラメル味に…しときなよ?」
咲良「…買ってきてっ!!」
小千「…分かりましたっ…それで…飲み物は?」
咲良「牛乳があるから、いらない。ムフフッ」
小千「…好きだな。牛乳…フフッ」
部屋を出て見上げた夜空に月暈が…。幸せ…なのかもな?今が…。未来に良いこと、ある奴。だろあれ?
コンビニに、向かう夜道。不安と、爽快感を…味わって歩いた…。ちゃんと幸せに…なりたいな?なのかもな?眺めて夜空に呟いた。
小千「そりゃそうだよ。みんな。そうだよ」
チュンチュン。雀は…実際には見えないけど。声だけは…聞こえるんだよね。ハハッ。
小千「…マスターんちも…まぁ…。翌日の仕込み中だろうな?…当然。だけど…」
定休日の看板をそのままに。店舗内にある厨房へ。それが無いっちゃ。無いのは…自身で仕込みしているから…だけど…。
小千「…変な、メッセージ来なきゃいいんだけど」
それはランキングの低い占いを見たからだ…。録画だけど。誰も居ない店舗に、日々の慣れた。自業自得の仕込みをする。それは翌日分の。スマホを片手に…。
小千「…正社員、アルバイトさん募集中…か。景気いいね…」
知り合いの経営者さん。SNSで募集中…。フフッ。売れてもない。うちの店舗では…それは…ないな。羨ましい…。
知り合いの経営者さん「お前に、お金の稼ぎかた。教えたるわっ!!」
伝えてくれて。教えて貰える。と…ちょいちょい。宣伝してくれるマスター…。
若い女性「あっちのマスターから、紹介して貰いましたっ♪…クソ不味い。そうですね?ウフフッ」
クソ不味い。は…無いだろう?マスター?ヒドイね?ヒドイの嫌なんだよなぁー。慣れなくって。
小千「…お口にあえば…嬉しいですけどね?ハハッ」
苦虫を噛み潰した。笑顔しか出てこない。当然の流れで。
若い女性「…ムフフッ」
嬉しいですけどね?マスター?ハハッ。先日、紹介して貰ったお客様の…。その時の記憶。翌日の仕込みを…続けながらの最中に思い出していた…。
…咲良から「メッセージ」が来た…。今かぁ~?って。思いながら。
咲良「友達と、ユニバ行ってくるぅ~♪」
小千「行ってらっしゃい」
定型文で、即答は続く…。
咲良「…お土産。待っといて?」
小千「ありがとうございます」
…勝手に行って。勝手に帰って来ればいいじゃん…。
ぁ、思っちゃいけないやつだ…。メディアで…観たことあるな。それは…。言っちゃいけません系の…。
咲良「…お父さんのぉ~?お尻っ♪ペンペンしますっ♪」
小千「…何か…すまん」
再び、空の店舗に、妄想上で怒られて。妄想上で謝っていたのを、呟いていた。返信もちゃんとした…定型文だけど。付き合って…は…無いんだよな…。アハハッ。
マスターから連絡が来た。数年越しの…メッセージ。会って意見交換するのに…。逆に忙しいな。今日。
マスター「エエから。頑張れ」
…謎過ぎる…久しぶりのメッセージが…これ?ちょっと…。ヤバいじゃん?このフラグ。キャハハッ。
数年越しの…メッセージが「エエから。頑張れ」って…。いやいや、ちょっと…。ま、待て…よ?此は…100パーセントのフラグじゃないのか…?
カランッ。カランッ。
鳴らないはずの休業日…そして勢いよくドアが開くのを眺めた。逆光の人影が、日中に現れた。その人影が勢いよく声を出した。
翔太「えぇーから、ビール出せやっ!!」
孝輔「…すいません…定休日。って言うたんですけど…すいません…」
小千「…いらしゃいませ?」
厨房から、覗く感じので…昼間の眩しい光を堪えながら。声で男性2人と分かり、近づいてくる人影を見た。
翔太「…言うこと。聞かな。しゃーない。みたいななっ?アルバイトに。手ぇ~出すって?鬼畜かお前はっ!! 」
孝輔「…すいません…そういうん。違うよぉ~?言うたんですけど…」
翔太君と孝輔君か…。聞いた事ある声だとは…思ったけど…。近づいて分かった。
小千「…ムフフッ。翌日分の仕込みは…あるんでね?装いは…異なりますけど…それは…多分に?咲良の事ですか?」
翔太「…今彼やぁ~っ♪言うてなぁ~?」
孝輔「…咲良さんが言ってたって…事です…いや…。僕自身は…聞いて無いんですけど…二人でいた時に聞いたみたいで。…すいません」
これかぁ~?って。「頑張れ」のメッセージ。マスターさぁ~?それ。あってねぇ~し。キャハハッ。
アルバイトに来てくれている咲良。「手伝ってぇ~?」の部分的、理解も…追い付くけど…。
咲良「好きだって、感じの人は居る…ムフフッ」
伝えてくれていた時の、映像がフィードバックする。チラッと。いや…。それの特大が…今?
…それ過ぎるだろ?…てかさぁ~?…翔太君。ガチギレじゃねぇ~かよっ?翔太君…自信持てよなぁ~。キャハハッ。
小千「理由は…なんだけど…選ぶのは…彼女。それは…。言いきれるね?」
翔太と孝輔「…」
翔太「…絶対。渡さへんからなっ!!」
孝輔「…すいません…」
カランッ。カランッ。
知るかっ!!って。出てった翔太と、ペコリってお辞儀した…付き添い?の孝輔…。アハハッ。って。なった。
小千「頑張りました」
マスターに返事した…。仕込みを続けている最中に送信して…。程なく。仕込みの最中に返事が来た。
マスター「それやったら、エエ」
キャハハッ。マスターんちにも…行った後、だったのかな?って。仕込みを再開する。キャハハッ。って。なりながら。
小千「休み。無いんだよねぇ~…誰…だろうね?それ?アハハッ」
どれだけの?人達が…理解と応援して貰ってる。のか?みたいな。感謝の感覚で。空の店舗に、誰かさんに伝えるはずのを、再び伝えていた。
知人達のSNSが伝える…ゴルフの練習場行ってきた。何ヤード飛ぶように、なったとか?
幼い子供と公園へ…行ってきた。とか。眺めた。…独身にはない。感覚のSNSを眺めなおした。
翌日分の。仕込みが終わっての帰宅準備。久しぶりに…寝れるな…。
咲良「迎えに来てぇ~?」
小千「…はい」
随分と…思ってた…より早いっ!!…そして迎えに行くのかっ!!
小千「んで、どこ?」
咲良「マスターんちっ♪」
小千「りょ」
休業日に…捕まるマスター側もね?ムフフッ。仕込みがかかるんだね?時間的に。まだ、店舗に居るんだね?…キャハハッ。
仕込みを終えた。僕は…。マスターんちに、定休日の夜…。急ごうとした。
カランッ。カランッ。
警察官さん複数名…が…。店舗に。
警察官さん「監視カメラを確認させて貰えませんか?」
小千「…いいですけど…理由は…?」
警察官さん「店舗の前に、放置自転車がありまして」
小千「…どうぞ?」
開かれた扉から。車道側。街路樹と街路樹の間にあるのが、ぼやけて見えた。翔太君と孝輔君が…帰った後。だろうな。見覚えの無い自転車。
一緒に居た。女性警察官さん一人が…ニヤニヤし続けているのに…違和感を覚えた。
4名の警察官さんと一緒にバックヤードに向かい監視カメラの画像確認をした。
放置自転車…いつもだったら、何もない感じで持ってって行く感じなのに…。もう夜…だから…だよね…。
夜…だからね…。昼間だとすぐに持ってってくれるのは…知ってはいるんだけど…。自身に言い聞かせて一緒に画を見る。放置自転車の持ち主が映る…。
警察官さん「…見覚えは…ありますか?」
小千「…いやぁ~。知らない人ですよねぇ~?」
警察官さん「…ご協力、感謝します」
小千「…いえ。当然ちゃあ。当然の事なので…」
質問してくれている警察官さんが班長なのかな?って。なりながらも、終始、ニヤニヤしている女性警察官さんに。違和感を持ち続けながら見送った。マスターんちに急がなきゃ。咲良が…。
小千「…見たことある顔なのは…警察官さん達の顔だけどね…誰が放置自転車だよ…ハハッ」
夜道で呟いた。
小千「お疲れ様です」
マスター「おう、家まで…ちゃんと送れよ?」
小千「…はい。先輩」
既に、寝ちゃってる?カウンター席に…マスクは…したまま。なんだな…楽しかった。伝わってくる微笑んだ寝顔を眺めながら…。
僕「…僕の、子供です…」
マスター「似てへんすぎやろ。それぇ~?」
このやり取り…一生、伝えられるんだろうな?って。言わないで、回避するための。「はい。先輩」
その後に来る。「お前に。似ぃーひんでよかったぁー?」迄もだ。…耳の後ろは…似ていると思う…。咲良が…悲しい顔をするからだけど。
小千「…ちょっと?…ちょっと?」
声をかけるだけでは起きなくて。肩を叩いて起きるかな?…って。肩にぽんぽん。ってする。
ぴんっ!!と急に起き上がって、フフーン。って。感じの。笑顔を…。
此方に向けるわけでもなく。マスターに向けて。フフーン笑顔を続ける咲良に。若干、イラッと来た。
迎えに来てぇ~?の。側が…だよ?アハハッ。ジーパンの…腰周りから、パンツ見えている。
小千(RGB…R156 G37 B28…楽しんだ…後?かも?ハハッ。面倒…だ。詮索するのも…止めておこうか?)
マスター「お疲れ気味、やな?」
小千「それほど…でもないです」
マスターとマスターの奥さん「アハハッ」
マスター「安心せぇーや。栞里と、行ってきたぁ~♪てな?」
小千「…ありがとうございます」
咲良をおんぶして。帰宅する…。マスター…モノマネ…似てない…。
小千「ムフフッ」
思い出し笑い。…しっかし、とんでもねぇー休日だよ。まったく。って。冷静になろうとした。
咲良「…ムフフッ」
酔っちゃいました系の笑い声だけ聴こえる。思いは一緒だったようだ。それは…。マスターモノマネ似てない。と、思いたい…おいおぃ~?…って。伝えたい感じの。後に笑顔が…。溢れるのを我慢した…。
小千「むふっ」
咲良「…いいのっ♪」
小さい声で…それは酔っちゃいました…声の再びで。
小千「…ムフフッ。良かったね?ハハッ」
咲良「ムフフッ。いいのっ♪」
学び多くの…タイムラグ。
小千「…こういうの…以前に…無かったかな?ハハッ」
咲良「…ムフフッ」
咲良が足の骨。折っちゃって。ギブスをした足と松葉杖。してた時の記憶。あの時も…パンツ…見えてたな…んで、おんぶした。アハハッ。
小千「ムフフッ。いいけど?」
咲良「…いいのっ♪これでっ♪」
小千「キャハハッ。良くはないよ?」
咲良「アハハッ。いいのっ♪これでっ♪」
小千「…もう、酔い覚めてるだろ?ハハッ」
咲良「いいのっ♪お家までっ♪」
小千「ムフフッ。いいけど?…頑張りまーす」
咲良「むふっ」
もう、酔い覚めてるだろ?って。最後の「むふっ」で再び思いながら。アハハッ。いいけどね?ハハッ。
20代になってまで…甘えん坊だな。嬉しいけどね?アハハッ。
小千「そういえば…翔太君と孝輔君が…来てたよ?…マスターからも聞いているかもだけど?」
咲良「ムフフッ」
小千「…ちゃんと…伝えないと…ね?怒ってたよ?」
咲良「ムフフッ」
小千「…おんぶしての…首閉めは…穏やかじゃ…ないな?」
咲良「…ご協力、感謝しますっ♪」
一瞬…えっ?ってなった瞬間に。いっそう強くなった。
小千「てかさ?首閉めしながらの敬語。って。どうなの?……タイミングって、あるからな?そういうの?…むぐっ!!」
咲良「…出ていかれた人に、言われたく無いですっ♪」
小千「…気持ちは…分かる」
咲良「ムフフッ。今は、此でいいのっ♪」
伝えないと…という言葉に、若干の縛りと焦りを感じながら。暗に咲良へ伝えてしまっていた。
親として…失格…分かりきっては、いるんだけど。咲良は…成長してく今までの、咲良自身もそうしてんだろ?って。
「育てなきゃ」と「選ぶだろうけど」
脳内に混在していて。理解しての。パラドックスだ。
小千「ちゃんと…解ってるよ?」
容姿が白人なのは…居なくなった母親のせいだ。僕には…まったく似ていない。
咲良「見透かした感じが。ムカつくのっ!!」
小千「…首締めは…お父さん…以外に…しないように…ぐふぉ。強すぎる。今のはっ!!」
咲良「…ムフフッ。いいのっ♪」
怒らないで?と甘えん坊?が…感電しそうだ。
小千「…死んじゃったら…どうすんの?」
咲良「むふっ」
小千「…あぁ~。降りろ。もう、おんぶ。やめだ」
咲良「…ダメッ!!」