おまけ

文字数 293文字

アーテル国の移住者シェルターは、男女関係なく、大部屋に入れられるか、希望者、または、隔離しなければならない者は、個室を与えられている。
子供連れという事で、白ねずみのお母さんは、個室を与えられたのだが、他の人から少々、文句を言われていた。
多少なりとも、お金を支払わないと、個室は使わせてもらえないからだ。
それでもお母さんは、我慢して使わせてもらっていた。
ある日、とある人に出会って以来、ダメだと分かっていても抑えられない気持ちがあった。
しかし、シェルターを出るのも、もうすぐである。
お母さんは思い切って、カルセドニーへの愛を手紙に託したのだった。

                  終わり


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