第1話

文字数 1,168文字

「遺伝子(ジーン)ファイター!!

コンセプトとあらすじ
「少年が、生物の遺伝子を取り込んでその生物の能力を身に着け、誘拐された両親を救う」

小5の陣は、生き物の世話をするのが好きで少し臆病な少年。ある日、生命科学者である両親が誘拐され、その直後、家に謎の少女・あかりがくる。彼女は生き物の遺伝子が入ったカプセルを注射することで、一時的に生き物の能力が使える技術を陣に教える。陣の両親が開発したこの技術を狙う犯罪組織が、二人を誘拐したという。陣とあかりは遺伝子を取り込んで空を飛んだり、水中に潜ったりして、組織にさらわれた両親を救出する。

起・両親の失踪
小5の少年・陣は生命科学者の両親が失踪したニュースを見た直後、家に謎の少女・あかりが訪ねてくる。あやしんだ陣は逃げだすが、鳥の翼を生やしたあかりにつかまる。それは生き物の遺伝子を体内に取り込んで、その能力が使えるようになる技術。開発したのは、陣の両親だった。

承・襲撃
両親は、この技術を狙った犯罪組織に誘拐されたという。あかりは両親の助手を務めていた天才科学者。組織に顔バレしているため、一緒にきて救出を手伝ってほしいという。陣は躊躇するがそこに組織がきて襲われる。陣は遺伝子入りのカプセルを注射して、あかりと一緒に脱出する。

転・捜索
研究所に残された犯人の手がかりを元に、においがわかる犬の能力や、遠くの磁気を感じ取るイルカの能力などを使いアジトにたどり着くと、待ち伏せていた敵に襲われる。なんとか倒すと、年下の少年・幹夫がアジトにいた。彼は組織の実験台だったようで、陣たちは幹夫を保護する。

結・解決
幹夫は「夜中に逃げられるよう」夜行性のイリオモテヤマネコの遺伝子カプセルを持っていた。そのにおいを手がかりに隠れ家を見つけ、猛獣の力を使う組織と戦い勝利。崩れ落ちて真っ暗な建物からイリオモテヤマネコの遺伝子を使って両親と幹夫を助け、炎の中を勇敢に脱出した。


キャラクター

陣 小5 読者目線のキャラ。優しいけれど、少し臆病な少年。生命科学者の両親が犯罪組織に誘拐されたため、救出に向かう。
学校では飼育係で動物が好き。そのため学校では「動物博士」のあだ名をとるほど、動物の知識に詳しい。愛読書は『世界の動物図鑑』。
生き物の遺伝子入りのカプセルを注射して「メタモルフォーゼ‼」と叫ぶと、羽が生えたり、ひれがはえたりして動物の能力を会得するが、5分しかもたない。

あかり 小5 陣の両親に才能を見込まれて助手になった、IQ200の天才科学者。常に冷静沈着だが、性格はドS。
陣の両親が組織に誘拐されたため、遺伝子のカプセルを持ちだして、組織が顔を知らない陣に助けを求めてきた。愛読書はダーウィンの『種の起源』(英語で読破済み)。

幹夫 小2  犯罪組織によって、遺伝子を取り込む技術の実験台にさせられていた。



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