あらすじ

文字数 619文字

起)小学五年生の男の子大原空は、毎晩夢を見るのを楽しみにしていた。ある日の夢の事、楽しく遊んでいたところに怪物〈ナイトメア〉が現れた。ナイトメアは夢を壊していき、空は夢の外へと放り出されてしまう。夢の外は真っ白な白紙の世界で、ナイトメアはいない。空は白紙の世界を一人で歩き始めた。

承)白紙の世界で、夢の番人〈ドリームナイト〉の少女と出会う。空と同年代くらいの少女と共に、空は白紙の世界と他人の夢の中を巡り、自分の夢を探すことになった。鬼ごっこで遊ぶ夢、ショッピングを楽しむ夢、会社で働く夢など、様々な夢を渡り歩く。

転)夢を巡っていると、空の夢の世界で会ったナイトメアと出会う。暴れまわるナイトメアに、少女が攻撃する。激怒したナイトメアは、空を食べた。ナイトメアに食べられたことで、空と怪物が同一人物であることを知った。ナイトメアは未来の空が生み出した存在で、自己を探し回って夢を壊していた。空を食べたことでナイトメアは自己を思い出し、人の姿へと戻った。

結)ナイトメアが人の姿に戻ったことで、空も救出された。元ナイトメアの大人な空は、少女の手で保護されることになった。空は、大人になった自分を見ながら思いを馳せる。どんな未来を歩んでいるのか、気になりながらも、これ以上の干渉は許されないと少女にたしなめられる。残念に思っている空に、桜の花びらが降りてくる。少女は言う。「夢見花が咲き誇った。夢に戻れたね」その言葉とともに、空は目を覚ました。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み