招待状
文字数 307文字
これはタート・N・バベルの部屋で見つけた謎の本である。
タイトルや著者はもちろんの事、出版社すらも記載が無い。そもそも表紙がまっさらな無地なのだ。文庫本サイズのメモ帳という方が正しいまである。
しかし、言葉に出来ないほどに好奇心が擽られる。これは危ない好奇心である、と強く感じるが、抗う暇もなく危ない予感に手を引かれ、文庫本サイズのその本を1ページ開く。
ページの真ん中にはこうかかれていた。
”これは、エクス・ヴェンヌの部屋で見つけた謎の本である。”
次のページには「招待状――混沌国より」とだけ書いてあった。
そして、ようこそ!ああ、君も来たんだね!と頭の中で誰かが叫んでいた。
招待状__混沌国より
タイトルや著者はもちろんの事、出版社すらも記載が無い。そもそも表紙がまっさらな無地なのだ。文庫本サイズのメモ帳という方が正しいまである。
しかし、言葉に出来ないほどに好奇心が擽られる。これは危ない好奇心である、と強く感じるが、抗う暇もなく危ない予感に手を引かれ、文庫本サイズのその本を1ページ開く。
ページの真ん中にはこうかかれていた。
”これは、エクス・ヴェンヌの部屋で見つけた謎の本である。”
次のページには「招待状――混沌国より」とだけ書いてあった。
そして、ようこそ!ああ、君も来たんだね!と頭の中で誰かが叫んでいた。
招待状__混沌国より