ありさん きょうだい

文字数 425文字

アリのあんくんと、あきちゃんは仲良し兄妹。
いつも一緒に仲良く遊んでいます。

春になって、じいちゃんの田んぼに水がはられると、ふたりは大よろこび。
田んぼに飛びこんで泥んこ遊び。泥だらけの真っ黒け。
それを見たお母ちゃんアリは、やれやれ洗たくがたいへんだと頭を抱えています。

夏休みになるとふたりは朝から夕方まで、ずーっと川遊び。日焼けで真っ黒け。
お父ちゃんアリは真っ黒に日に焼けたふたりを見て大笑い。
だって、水中メガネをかけていたところだけもとのままなんだもん。

秋になると、あんくんとあきちゃんはゲージツ家に変身。書道に打ち込みます。
でも、ふたりでふざけあって、いつも最後は墨で真っ黒け。
書道の名アリのあすい先生はぞうきんを持ってふたりのあとを追いかけ大忙し。
教室中に真っ黒なふたりの小さなあしあとがペタペタペタペタ。

冬になると、ふたりは雪のなかを元気に走り回って遊びます。
雪まみれになって、お家に帰ると、あれあれふたりは真っ白け。

あー楽しかった!
おしまい。
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