第1話
文字数 1,600文字
りんちゃんのほいくえんのそつえんせいにはげいじゅつかがいて、あるひほいくえんにこおりのきというさくひんをぷれぜんとしました。
こおりのきはとてもおおきくて、たかさはおとなのせたけどころか、たいいくかんのてんじょうほどもありました。みきはふとくて、こどもがなんにんもてをつながなくてはかこめないほどでした。
せんせいたちはこまりましたが、くーらーをつけっぱなしにしたたいいくかんにしばらくかざることにしました。
ところが、こおりのきはこどもたちにはだいにんきでした。きにはこどもたちがのぼりやすいようなくぼみがほられていて、きのぼりにもってこいだったからです。
しかもたいいくかんはさむいくらいで、あつがりのこどもたちはおおよろこびです。
りんちゃんもこおりのきにのぼってみたいとおもいましたが、おかあさんからはおんなのこがけがでもしたらいけないからととめられました。
だけどりんちゃんはのぼってみたくて、いつもきのしたからおとこのこたちをながめていました。
りんちゃんはふといとこのおねえさんのことをおもいだしました。
おねえさんはさいきんおおきなばいくのめんきょをとったのですが、たおれたばいくをじぶんでおこさないといけないのにはじめはできなくて、からだをきたえてなんとかおこせるようになったというのです。
ばいくにまたがるおねえさんはかっこよくて、とてもたのしそうでした。
りんちゃんもおねえさんのようにきらきらしたいとおもいました。
こおりのきのしたにはくっしょんがしかれていて、おちてもおおけがをしないようになっています。
りんちゃんはくぼみにあしをかけ、いをけっしてきをのぼりはじめました。おかあさんをかなしませないように、しんちょうにあしをはこびながら。
そしてとうとう、こおりのきのてっぺんまでのぼることができたのです。
やったあ!
りんちゃんはまわりをみわたしました。
なんてたかくてすてきなんだろう、とうれしくてたまりませんでした。
りんちゃんがのぼるところはみんながみていて、したにおりるとおんなのこたちがあつまってりんちゃんをうらやましがりました。
みんなもいっしょにのぼろうよとりんちゃんはさそいましたが、おんなのこたちはのぼりたくてもこわくてとてものぼれないのだといいました。
りんちゃんはがっかりしましたが、こわいのならしかたがありません。みんなでのぼれたらたのしいだろうな。あのけしきをみんなでみられたら…。
りんちゃんは、こおりのきのみきにかいだんをつくれないかとおもいつきました。
みきはとてもふといし、こおりでできているのでけずれるのではないかとおもったのです。
さっそくせんせいにはなすと、せんせいはさくひんをかってにけずってはつくったひとにしつれいではないかとかんがえ、げいじゅつかにそうだんしました。
するとげいじゅつかは、こどもたちのあいであでさくひんがよりすばらしくなるとおもい、りょうしょうしてくれました。
りんちゃんはみんなによびかけて、せんせいといっしょにかいだんをつくりはじめました。
みきはふといのでしっぱいしてももんだいなさそうでしたが、ていねいにけずりました。
かいだんができあがるにつれてこどもたちはさらにあつまり、たかいところがにがてなこでもうえのかいだんをつくりたがるくらいでした。
かいだんがかんせいしたときには、みんなかんせいをあげてよろこびました。
かいだんはおおきいので、いちどになんにんもあがれます。
りんちゃんはおんなのこたちといっしょにかいだんをあがって、てっぺんにいきました。
みんなでみるけしきは、またかくべつでした。
かいだんはかんせいしましたが、そのひのよるにくーらーがこしょうして、こおりのきはとけてしまいました。
みんなとてもざんねんがりましたが、りんちゃんはまんぞくでした。
だって、きのぼりはできたし、かいだんはかんせいさせたし、みんなであのけしきをながめたのですから。
こおりのきはとてもおおきくて、たかさはおとなのせたけどころか、たいいくかんのてんじょうほどもありました。みきはふとくて、こどもがなんにんもてをつながなくてはかこめないほどでした。
せんせいたちはこまりましたが、くーらーをつけっぱなしにしたたいいくかんにしばらくかざることにしました。
ところが、こおりのきはこどもたちにはだいにんきでした。きにはこどもたちがのぼりやすいようなくぼみがほられていて、きのぼりにもってこいだったからです。
しかもたいいくかんはさむいくらいで、あつがりのこどもたちはおおよろこびです。
りんちゃんもこおりのきにのぼってみたいとおもいましたが、おかあさんからはおんなのこがけがでもしたらいけないからととめられました。
だけどりんちゃんはのぼってみたくて、いつもきのしたからおとこのこたちをながめていました。
りんちゃんはふといとこのおねえさんのことをおもいだしました。
おねえさんはさいきんおおきなばいくのめんきょをとったのですが、たおれたばいくをじぶんでおこさないといけないのにはじめはできなくて、からだをきたえてなんとかおこせるようになったというのです。
ばいくにまたがるおねえさんはかっこよくて、とてもたのしそうでした。
りんちゃんもおねえさんのようにきらきらしたいとおもいました。
こおりのきのしたにはくっしょんがしかれていて、おちてもおおけがをしないようになっています。
りんちゃんはくぼみにあしをかけ、いをけっしてきをのぼりはじめました。おかあさんをかなしませないように、しんちょうにあしをはこびながら。
そしてとうとう、こおりのきのてっぺんまでのぼることができたのです。
やったあ!
りんちゃんはまわりをみわたしました。
なんてたかくてすてきなんだろう、とうれしくてたまりませんでした。
りんちゃんがのぼるところはみんながみていて、したにおりるとおんなのこたちがあつまってりんちゃんをうらやましがりました。
みんなもいっしょにのぼろうよとりんちゃんはさそいましたが、おんなのこたちはのぼりたくてもこわくてとてものぼれないのだといいました。
りんちゃんはがっかりしましたが、こわいのならしかたがありません。みんなでのぼれたらたのしいだろうな。あのけしきをみんなでみられたら…。
りんちゃんは、こおりのきのみきにかいだんをつくれないかとおもいつきました。
みきはとてもふといし、こおりでできているのでけずれるのではないかとおもったのです。
さっそくせんせいにはなすと、せんせいはさくひんをかってにけずってはつくったひとにしつれいではないかとかんがえ、げいじゅつかにそうだんしました。
するとげいじゅつかは、こどもたちのあいであでさくひんがよりすばらしくなるとおもい、りょうしょうしてくれました。
りんちゃんはみんなによびかけて、せんせいといっしょにかいだんをつくりはじめました。
みきはふといのでしっぱいしてももんだいなさそうでしたが、ていねいにけずりました。
かいだんができあがるにつれてこどもたちはさらにあつまり、たかいところがにがてなこでもうえのかいだんをつくりたがるくらいでした。
かいだんがかんせいしたときには、みんなかんせいをあげてよろこびました。
かいだんはおおきいので、いちどになんにんもあがれます。
りんちゃんはおんなのこたちといっしょにかいだんをあがって、てっぺんにいきました。
みんなでみるけしきは、またかくべつでした。
かいだんはかんせいしましたが、そのひのよるにくーらーがこしょうして、こおりのきはとけてしまいました。
みんなとてもざんねんがりましたが、りんちゃんはまんぞくでした。
だって、きのぼりはできたし、かいだんはかんせいさせたし、みんなであのけしきをながめたのですから。