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文字数 130文字

たった1人の夜行バス

いっぱいに敷きつめられたユリの花の香りが僕の鼻腔をくすぐる

バスに揺られ、浮いて、溶けて、眠って。

もう二度と目が覚めないよう、何も見えないバスの外を眺める。

陽の光が差し込む頃、君がバスの中で見つけるのはきっと

美しいユリの花と汚く溶けた僕の姿。
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