⑦8:41.31

文字数 170文字

西日空は真っ赤に焼け焦げた
だからこぼれた涙で消火した
幾筋もの涙は軌跡を携えて流れていった
と思ったら
ああ!また真っ赤に焼けているじゃないか
今度はバケツいっぱいの水を汲んで
もちろん青色のバケツでね
水面で光った朝日が空に浮かんで
そしてそれは曇と呼ばれた
きっとまた空は焼け焦げる
だからまた涙で消さなきゃいけないから
今のうちにたくさん水を飲んでおこう
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