第3話
文字数 352文字
アスファルトの狭い道路を歩いて、いつも折り返し地点にしているコンビニに向かう。コンビニはお茶やミネラルウオーターを買う給水スポットだ。冷たい飲み物が渇いた喉を通るときの快感は堪らない。優斗は半分くらい一気に飲むと冷えたペットボトルを頬にあてた。そして家に向かって歩き出そうと右足を出す。
「お兄さん、この辺の人?」
数歩進んだとき、小学校の低学年くらいだろう。紺色のTシャツにハーフのパンツをはいた少年が話し掛けて来た。
「そうだよ」
「僕、夏休みの自由研究をクワガタの観察にしようと思ってるんだ。この近くにいっぱい居るんでしょ」
自由研究は優斗が小学生のときもやった。確か朝顔の観察をしたっけ。高校生になったら部活と勉強でそれどころじゃないが小学生も作文を書いたり絵日記を書いたり色々と過酷だ。
「お兄さん、この辺の人?」
数歩進んだとき、小学校の低学年くらいだろう。紺色のTシャツにハーフのパンツをはいた少年が話し掛けて来た。
「そうだよ」
「僕、夏休みの自由研究をクワガタの観察にしようと思ってるんだ。この近くにいっぱい居るんでしょ」
自由研究は優斗が小学生のときもやった。確か朝顔の観察をしたっけ。高校生になったら部活と勉強でそれどころじゃないが小学生も作文を書いたり絵日記を書いたり色々と過酷だ。