プロット

文字数 1,288文字

起)男子に全く興味を示さない、中学生離れしたルックスを持つ内海心。女子学院に憧れて、桃女学院を受験した。勉強の成果があって、見事合格する。バラ色の女学院生活! とワクワクしていた心だが、入学式の日、クラス編成の名簿に男子の名前があることに気づく。
 なんと桃女学院は「ももじょがくいん」ではなく「ももめがくいん」という名の共学だった。そのため、心は女学院ではなく共学に通うこととなったのだ。最初、残念がっていた心だがそこで人生はじめて気になる男子を見つける。名前は山原彼方。クールで優しいイケメンで、成績、運動神経ともに学年トップだそう。
 家が近所だとわかった心と彼方。2人は同じ委員会に所属し、少しずつ仲良しになる。
また、女子では大杉美保という小柄なしっかり者と仲良くなる。

承)心と彼方は一緒に登下校するようになり、お互い、いい感じだった。が、そんな2人の関係を邪魔する人がいた。峰崎有里奈だ。家が超お金持ちの美人なお嬢様。有里奈は幼馴染である彼方のことが好きで、心に恋の宣戦布告をする。別に彼方のことが好きなわけじゃない、気になっているだけだと自分で自分に言い聞かせる心。だが、妙に引っかかるところがあり、自分はもしかしたら彼方のことが好きなのかもしれないと思い始める。そして恋心を自覚した心と、彼方、有里奈は三角関係になってしまった。
 また、心は美保が同じクラスの小野悠人とケンカ別れしていたということを知る。美保は悠人のことが未だに好きなのだが、ケンカして元カノとなったため、悠人に話しかけられずにいた。美保の想い人である悠人は、心のことが好きで、こちらの3人でも三角関係が成立されていた。心は親友の美保と三角関係なこと、有里奈と三角関係なことがわかって焦り始める。

転)そんな知らない間に複雑な三角関係に発展してしまった心、彼方、有里奈、美保、悠人の5人。なんと運動会で一緒のチームになったり、歴史のプレゼンで同じ班になったりとなにかと一緒に行動するように。一方通行の恋を経験するものとしてわかり合う5人だが、ときにライバルだと意識してしまうこともあった。しかし、遊園地でダブルデートもどきや納涼祭などに行くうちにどんどん仲良くなり、学校でも一緒に話すことが多くなる。
 美保と悠人の仲もどんどん回復され、ついに2人はもう1度付き合うことになる。

結)学院祭が近づいたある日、心は彼方に告白することを決意する。それと同時に有里奈が彼方に告白するという噂を聞いてしまう。ことの成り行きで心と有里奈は2人で告白することになってしまう。
 心は、緊張する中で自分の想いを伝える。思いが伝わった彼方は心を選んだ。実は彼方は、入学式の時から心に恋をしていた。心と彼方は付き合うこととなり、有里奈は別の人と付き合うことになった。無事、5人の三角関係は両思いになった。また、それからは有里奈の彼氏も加わり、学校では6人で過ごすようになった。6人は今まで以上の仲良しになる。
 女学院でバラ色の生活はできなかったけど、こっちのほうが恋ができて付き合えて、桃女学院に通えて良かったと思う心だった。
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