第1話

文字数 477文字

時は幕末。主人公の春菜は14歳という年齢にも関わらず、実家の借金返済のため旅館で住み込みで働いていた。必要以上に厳しい旦那様に辟易としながらも、優しい若旦那や同僚のおたえに支えられ「なんとかするっきゃない」と生活を送る日々。


そんなある日、春菜の荷物から旅館の売り上げが発見される。旦那様に弾弓され、犯罪者にされようとする春菜の前に「私が解決して見せましょう」と声がかかる。『桔梗屋』の江藤と名乗る客人の男は報酬を支払うことを条件に事件解決を約束する。


春菜は江藤と共に事件解決のために捜査に乗り出すが、江藤は他の客人に無礼な態度を取ったりおたえを口説いたりと頼りにならない。ついには「犯人はわかった」と言いなが謎解きをせずに昼寝をする始末。見切りをつけた春菜は1人で捜査を続けることに。

2日後ついに江藤は皆の前で犯人を告げる。なんと犯人は若旦那とおたえであった。激怒する旦那様だがどこにも2人の姿はない。彼らは駆け落ちをする時間を稼ぐために事件を引き起こしたのだ。事件解決の報酬として春菜を引き取った江藤は、春菜を自分の店『桔梗屋』の従業員にするのだった。
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