第1話
文字数 1,546文字
うたをうたうのがだいすきなそのちゃんは、うたがとってもすきなんだけど、とってもとってもはずかしがりやさん。
このあいだのはっぴょうかいでも、たくさんのひとのまえできんちょうしてしまって、うまくうたえませんでした。
「なんでいつもどおりにうたえないんだろう…。」
そのちゃんはおへやのまどから、キラキラかがやくおほしさまをみながらつぶやきました。
そして、いちばんおきにいりのうたをくちずさみはじめました。
「ラララララー」
そのときです。
あたりがパアっとまぶしくひかりだし、そのちゃんはびっくりしてぎゅっとめをつむりました。
「そのちゃん、そのちゃん。」
しばらくすると、だれかがそのちゃんのなまえをよびました。
ゆっくりとめをあけると、そこにはちいさなおんなのこがにっこりわらってたっています。
「だれ?」
「こんばんは。わたしはおうたのようせいです。」
「え!?」
そのちゃんはびっくりしましたが、もっとびっくりすることにきがつきました。
なんとそのちゃんもようせいさんもおそらにういています。
「どうなってるの??」
「ふふ。とってもおうたがじょうずなのに、きんちょうしちゃってうまくうたえないそのちゃんにプレゼントをわたしたくってきたのよ。」
ようせいさんはそういうとくるくるっとまわりました。
すると、そのちゃんのからだがキラキラとかがやきだしました。
おそらのほしたちが、どんどんそのちゃんにむかってながれてきます。
そしてあっというまに、そのちゃんはすてきなおほしさまのドレスにきがえてしまいました。
「わあ!すてき!」
ふわふわできらきらのすてきなドレスにそのちゃんはおおよろこび。
「さあ、そのちゃん、みんなにおうたをきかせてくれる?」
そのちゃんがようせいさんをみると、いつのまにかほかにもちいさなようせいさんたちがたくさんたくさんうかんでいました。
そしてあしもとには、おうちがあかりをともしてひろがっています。
「え…はずかしいな。」
そのちゃんがよわきになると、
「だいじょうぶよ。そのちゃんのおうたがとってもすてきなこと、わたししってるわ。じしんをもって。もしもうまくうたえなくたっていいじゃない。そのちゃんのおうたがすきなきもちがいっぱいつまったうたごえなら、どんなときでもすてきにきまってるわ。」
にっこりわらうようせいさんのことばに、そのちゃんはおおきくうなづきました。
そして、さっきそのちゃんのおへやでうたったいちばんすきなうたをうたいはじめました。
「ラララララー」
すると、それをみていたようせいさんたちが、いろとりどりにかがやきだし、どこからかがっきのおともきこえはじめました。
キラキラ リンリン ラララララ
よぞらはすばらしいおんがくでいっぱいになりました。
そのちゃんにはずかしいきもちはもうありません。
にこにこようせいさんたちにたのしんでほしくっていつもよりももっとおおきなこえでうたいました。
「すごい!そのちゃん!とってもじょうずよ。」
うたいおわると、みんながパチパチパチとはくしゅをしていってくれました。
「ありがとう、みんなのおかげよ。」
そのちゃんはようせいさんたちにおれいをいいました。
「そのちゃん、いまのたのしいきもちをわすれないでね。いちばんすきなものは、いつでもいちばんたのしいきもちでいてね。」
ようせいさんはにっこりわらうと、あたりがまたパァってまぶしくかがやきました。
そのちゃんがめをつむり、そしてつぎにめをあけたときには、もうそのちゃんのおへやにもどっていました。
そらにはきれいなおほしさまが、そのちゃんにがんばってねといっているようです。
そのちゃんはそのひから、いつでも、どんなときも、みんなのまえですてきなおうたをうたえるようになったんだって。
このあいだのはっぴょうかいでも、たくさんのひとのまえできんちょうしてしまって、うまくうたえませんでした。
「なんでいつもどおりにうたえないんだろう…。」
そのちゃんはおへやのまどから、キラキラかがやくおほしさまをみながらつぶやきました。
そして、いちばんおきにいりのうたをくちずさみはじめました。
「ラララララー」
そのときです。
あたりがパアっとまぶしくひかりだし、そのちゃんはびっくりしてぎゅっとめをつむりました。
「そのちゃん、そのちゃん。」
しばらくすると、だれかがそのちゃんのなまえをよびました。
ゆっくりとめをあけると、そこにはちいさなおんなのこがにっこりわらってたっています。
「だれ?」
「こんばんは。わたしはおうたのようせいです。」
「え!?」
そのちゃんはびっくりしましたが、もっとびっくりすることにきがつきました。
なんとそのちゃんもようせいさんもおそらにういています。
「どうなってるの??」
「ふふ。とってもおうたがじょうずなのに、きんちょうしちゃってうまくうたえないそのちゃんにプレゼントをわたしたくってきたのよ。」
ようせいさんはそういうとくるくるっとまわりました。
すると、そのちゃんのからだがキラキラとかがやきだしました。
おそらのほしたちが、どんどんそのちゃんにむかってながれてきます。
そしてあっというまに、そのちゃんはすてきなおほしさまのドレスにきがえてしまいました。
「わあ!すてき!」
ふわふわできらきらのすてきなドレスにそのちゃんはおおよろこび。
「さあ、そのちゃん、みんなにおうたをきかせてくれる?」
そのちゃんがようせいさんをみると、いつのまにかほかにもちいさなようせいさんたちがたくさんたくさんうかんでいました。
そしてあしもとには、おうちがあかりをともしてひろがっています。
「え…はずかしいな。」
そのちゃんがよわきになると、
「だいじょうぶよ。そのちゃんのおうたがとってもすてきなこと、わたししってるわ。じしんをもって。もしもうまくうたえなくたっていいじゃない。そのちゃんのおうたがすきなきもちがいっぱいつまったうたごえなら、どんなときでもすてきにきまってるわ。」
にっこりわらうようせいさんのことばに、そのちゃんはおおきくうなづきました。
そして、さっきそのちゃんのおへやでうたったいちばんすきなうたをうたいはじめました。
「ラララララー」
すると、それをみていたようせいさんたちが、いろとりどりにかがやきだし、どこからかがっきのおともきこえはじめました。
キラキラ リンリン ラララララ
よぞらはすばらしいおんがくでいっぱいになりました。
そのちゃんにはずかしいきもちはもうありません。
にこにこようせいさんたちにたのしんでほしくっていつもよりももっとおおきなこえでうたいました。
「すごい!そのちゃん!とってもじょうずよ。」
うたいおわると、みんながパチパチパチとはくしゅをしていってくれました。
「ありがとう、みんなのおかげよ。」
そのちゃんはようせいさんたちにおれいをいいました。
「そのちゃん、いまのたのしいきもちをわすれないでね。いちばんすきなものは、いつでもいちばんたのしいきもちでいてね。」
ようせいさんはにっこりわらうと、あたりがまたパァってまぶしくかがやきました。
そのちゃんがめをつむり、そしてつぎにめをあけたときには、もうそのちゃんのおへやにもどっていました。
そらにはきれいなおほしさまが、そのちゃんにがんばってねといっているようです。
そのちゃんはそのひから、いつでも、どんなときも、みんなのまえですてきなおうたをうたえるようになったんだって。
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