第1話
文字数 352文字
緊急事態宣言が解除され、家政婦たちにも仕事が戻った。
「もう、長かったわよね」
「そうよ、あたし達ってさあ、テレワークなんてできないじゃん」
「飲食店には、補償があるらしいじゃないですか、私たちってなんにもないんですかね」
「あるわけないでしょ」
「でもさ、あたし達ってついるよね。こんなお屋敷に雇ってもらえたし」
「そうですよね。でも、このお屋敷すごいですよ。おじいさんも雇ってるし、バンド呼んできたりしてますよね」
「いったい、どんな仕事なんだろね」
「あたしは働けたらいいよ」
「旦那様はいつもいらっしゃるみたいです」
「へーそうなんだ」
「奥様ってさあ、なんか冷たそうじゃない?」
「あのう、奥様の話を私小耳に挟んだんですけど、契約は一カ月らしいですよ」
「まじか!」
三人官女たちには、またステイホームが待っているようだ。
「もう、長かったわよね」
「そうよ、あたし達ってさあ、テレワークなんてできないじゃん」
「飲食店には、補償があるらしいじゃないですか、私たちってなんにもないんですかね」
「あるわけないでしょ」
「でもさ、あたし達ってついるよね。こんなお屋敷に雇ってもらえたし」
「そうですよね。でも、このお屋敷すごいですよ。おじいさんも雇ってるし、バンド呼んできたりしてますよね」
「いったい、どんな仕事なんだろね」
「あたしは働けたらいいよ」
「旦那様はいつもいらっしゃるみたいです」
「へーそうなんだ」
「奥様ってさあ、なんか冷たそうじゃない?」
「あのう、奥様の話を私小耳に挟んだんですけど、契約は一カ月らしいですよ」
「まじか!」
三人官女たちには、またステイホームが待っているようだ。