プロット

文字数 983文字

起)
何かと自信がない魔法使いの女の子・タンポポ。
彼女は魔法がまだ下手くそで、友だちからも良くからかわれていた。

一人居残り学習をしていたある日。
タンポポが学校から帰ろうとすると、嵐によって道が崩れてしまっていた。

倒れた木々や家を魔法で何とかしようと試みるも、規模が大きすぎて、彼女の力ではどうにもならない。どうしよう、このままじゃ、家に帰れないかも……そう心配していたタンポポの元に、黄色いヘルメットを被ったヘンテコな少年・ミチトが現れる。
彼は何と魔法が使えなかった。
その代わり手には、ドリルだったりトンカチだったり、タンポポが見たこともないような道具が握られていた。

承)
”測量”、”路床”、”路盤”。
ブルドーザーにモーターグレーダー、ロードローラー。
魔法じゃない、タンポポが聞いたこともない”技法”で、あっという間に目の前に道を作ったミチト。彼は街を分断し、”悪路”を築く『ワルイヤツラー』を追っていたのだった。道がなければ商売や人々の交流も途絶え、やがて街は枯れ果ててしまう。世界は『ワルイヤツラー』の手によって破壊されようとしていた。

転)
タンポポが家に帰ると、お父さんとお母さんが『ワルイヤツラー』に捕まってさらわれてしまっていた。その場所は何と遠い海の向こう、空の上! ミチトは橋を作り階段を作り、やってくるモンスターを倒しながら、悪の根城へと向かう。

結)
何とか根城までたどり着いたが、魔法が使えないミチトは敵に捉えられてしまう。
ここまでの道は整えた、最後はタンポポ、君の魔法だ!
彼女が勇気を振り絞って魔法を使い、家族を取り戻すことに成功する。めでたしめでたし。

だけど”悪路”は、ここだけじゃない。
みんなが安心して歩ける道を取り戻すため、二人は”夢の道作り”の旅に出かけるのだった。おしまい。

あらすじ)

遠い昔。ドラゴンが空を飛び、魔法の力が存在する世界で。
これは街と街、島と島、そして国と国を繋ぐ、”道”が閉ざされていた頃のおはなし。
山奥の田舎で、”満ち足りぬ”日々を送っていた魔法少女・タンポポの元に、ある日風来坊の道職人・ミチトが現れる。
嵐のよる、帰れなくなったタンポポを得意の”道作り”で助けたミチト。それから二人は、悪者によって”分断”されてしまったこの世界を再び繋ぐため、”夢の道作り”の旅に出る。自分の道は自分で作る、”未知”の冒険の始まり始まり!
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