第1話

文字数 1,448文字

うのさんのオンライン内観セッションを受けた。
うの|本当の自分を生きる科学 

本当の自分を生きる科学(脳科学・波動・内観) | 心の真ん中に委ねる生き方のススメ



セッション終了間際に無性に海へ行きたくなった。

たぶん、セッション効果を最大に活かすために、深いところにある自分が海を求めたのだろう。車を走らせ海に近づくと、自然に涙があふれた。

これこそが、うのさんセッションマジックだと思った。



情報があふれかえる時代、思い込みや思考、感情が日常的にわたしたちの頭を支配する。それらを取りのぞいたあとに残る〈本来の自分〉につながって生きるのがいかに難しいか。内観を習慣にできると、余計なものが取りのぞかれて前に進みやすい。そんなお手伝いをうのさんがしてくれる。



悩みがあると、それが糸口になり、迷いを解きやすいが、わたしの場合は悩みというより、数日前から立ちこめていたモヤモヤだった。そのモヤモヤを手放すように自分なりに瞑想はしていたけれど、うのさんとお話をすると、またそのモヤモヤが表面に出てきた。

そこで、うのさんの内観セッションの出番。そのモヤモヤをしっかリと感じとり、体感して受け入れる。トントントンと身体に振動を与え続けると、心が不思議に落ち着き、自然に涙がこぼれた。自分の中で昇華されたような気がした。

これが、うのさんセッションの威力。まるで魔法にかかったように、自分の内面にアクセスできている証拠だ。

奥の奥では自分もわかっていた。でも表面にいる思考が邪魔をしていたのだ。うのさんとのお話を通して、それがよくわかった。内観セッションでモヤモヤを手放し、うのさんとの対談でさらに納得する。まさに相乗効果だった。



自分が何者なのか、そろそろ向き合う流れが来ていることは薄々わかっていた。でも、こういう内面の話は第三者とする機会はめったにない。だから意識をして向き合うことが必要だけれど、ついつい後回しになってしまっていた。そんなときに運良く、うのさんセッションを受けることができた。

人に影響され、流されやすいわたしは、節目節目でうのさんセッションに助けられている。セッションを受け、お話をすることで、毎回本来の自分に立ち戻ることができるのだ。

どうしてうのさんは、わたしの流れがわかるのだろう? と不思議に思うけれど、あまたの経験値からの洞察に違いない。

セッション後、海に行きたくなった。玄関を出て階段を降りると、足元に白い羽が落ちていた。なんだか、うれしい予感。

すぐに車で海へ向かった。車を運転している道中、自然に涙があふれた。なぜだかわからない。たぶん、自分の内面に再びアクセスしていたのだろう。

砂浜を裸足で歩き、ただぼーっと波の音に耳を傾けていた。ひとしきり海を楽しみ、また車を運転して帰る途中、もう一人のわたしが語りかけてきた。

「アナタにしかできないことがあるでしょ?」

確か以前にも、心の奥からこのセリフが湧き上がってきたことがある。あのときのわたしがまた語りかけてきたのだ。再び涙が流れた。



そう、わたしがこれまでにやりきったことと言えば、独自の子育て方法と夢を叶えたこと。そして、どうしても外せないのは、見えないものとのつながりをいつも感じて生きてきたこと。この三つを融合して伝えたい。そう思えた。

そんな時期が来ているのだろう。本を出版してから二年が経つ。Twitter仲間を通していろんな出会いがあり、おかげでわたしも成長できた。内面の準備も大詰めを迎えている気がする。

あとは自分で決めて進むだけ。





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